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「ここは、ワンダーランド 真の”アリス”の夢のにゃか〜」っと宙にぷかぷか浮きながらチシャネコは答える。
「真の”アリス”? ワンダーランド?」その答えを聞いたアリスはひどく動揺していた。なぜなら、やはりアリスの中には、”ここが自分の夢”であり、”自分は決してアリスではない”と言う概念しかないため、もしここが本当に”真のアリスの夢”なのであれば、この恐ろしく馬鹿げた場所を現実と認めるか、自分がそのアリスであると認めざる負えなくなるからである。アリスにとって自分からアリスと認めることは、死ぬよりもキツく窮屈なことであった。
アリスが考え込んでいるとチシャ猫は、小さな声で「縺薙l縺倥c窶ヲ縺?▽縺セ縺ァ邨後」っと呟き、アリスの手をぐいっと引っ張って「それで?もう蜒に対する質問は終わりかにゃ〜?」っと話しかける。するとアリスはハッとしたような表情をし、「ここから出るにはどうしたら良いの?」っとチシャネコに質問した。 すると、待てましたと言わんばかりの顔で少しイタズラっぽく振り返って笑い「付いてくればそのうちわかるさぁ〜」っと言うとアリスを強引に茂みの中に連れ去った。
「付いてくればわかるって…そもそもどこに向かってるのよ」っとアリスが言うとチシャ猫は親切に「そりゃぁ?お茶会をしに行くのさ」っと答えた。その後にアリスが「お茶会?…なんで急にお茶会に行くの?」っと聞いてもチシャネコは鼻歌を歌うだけで答えはしない。アリスが気になったたくさんのことを聞いてもチシャネコはハグラカシたが、アリスの「そのお茶会はどこでやるの?」と言う質問や「」と言うお茶会に関する質問には、詳しく答えてくれた。
そうして茂みの奥を歩っているとどこからともなく、とても大きな鳴き声が聞こえた。その声は、うるさいはずなのに変に透き通っていて、アリスはその声を”美しい” と思い耳を澄ました。
…..それからしばらくしてその声が聞こえなくなるほど遠くに行ってもまだ、アリスはお茶会に着いていない。もうアリスはどれだけ歩ったのか分からないが、チシャネコはそんなアリスをお構いなしに、尻尾で掴んだアリスの手を引っ張って浮き歩っている。アリスが歩き疲れてぐったりしていると奥の方から、紅茶とお菓子の甘くて良い匂いが漂ってくる。その匂いがする方へあるって行くと茂みの出口とその先にある小屋が見えた。チシャネコは「この先で、マットハッター達が君を待ってお茶会をやってるのさぁ….」っと言うと小屋の方を指し示した。「マットハッター?」アリスが不思議そうにそう呟くと、チシャネコは「マットハッターは寂しくイカれた帽子屋だにゃ〜」 っと説明し、
アリスに招待状を手渡して姿を消した。
アリスはチシャネコに導かれ、1人、お茶会に参加する。そこはお茶”会”と言いつつ実際に待っていたのはただ1人で、お茶会というよりただのお茶会ごっこであった。 「ようこそ、俺のお茶会へ」
奥の方から声がした。アリスが恐る恐る声のした方向を見ながら「あなたがマットハッター?」っと話しかけると、そこにいた人物はまるでその場を支配するかのように椅子に座っていた。
話しかけられた人物は「あぁ、俺はイカれた帽子屋…マットハッターさぁ、ようこそアリス。」っとアリスの質問に答えた。そこでアリスはすかさず、「私の名前はアリスなんて名前じゃないわ」っと言うとマットハッターの向かいにある椅子に腰をかけた。その時、彼の目は確実にアリスを捉えていた。彼の視界では、淡い空気が漂いアリスが輝いて見えた。一瞬空気が変わった。アリスに対する彼の意識が変わった。一呼吸おいて、それを聞いた帽子屋は不思議そうに「おやぁ、そうなのかい?少なくともこの世界の住人は俺を含め、全てが君を”アリス”だと思ってるよ♡」っとアリスに喋りかけた。
「チシャネコもそんなことを言ってたわ」っとアリスが呟くと、帽子屋は「やっぱりそうだろう?君はアリスなんだから♡」っというとアリスのことをじーっと見つめた。いくらマットハッターとアリスの間にポットとアフタヌーンティーセットが10個以上入るほど長い机があるからと言って、じっと眺められることにアリスは少し気恥ずかしくなっていた。少し恥ずかしくなりながらもアリスが「ここを出るにはどうすれだ良いのかしら?マットハッター?」っと質問するとマットハッターは 「俺のことを今はまだ帽子屋って呼んでよ♡アリスゥ♡ まずはウサギを探すと良い」っと言い紅茶を一杯ススッタ。
アリスが 「そのウサギはどこに行けば探せるの?」っと聞くと帽子屋は勢いよく身を乗り出して
「そうか‼︎君はあの白兎をご所望か⁉︎」っと言いながら手に持っていたポットを投げ飛ばし、そこから新しいポットと紅茶を引っ張り出した。その様子を見ていたアリスは「あなたが探せば良いっていたんじゃない。」っと言い帽子屋の行動を信じられないものを見るような目で見ていた。
帽子屋は 「そうさ、行ったのは俺だけど君が言うのは初めてだ。….(笑)最初がうまくいきそうだからつい興奮して、時間を積み上げてしまった。」っと言うとニヤニヤしながら食器を宙に浮かした。アリスが気になって「最初が上手くいきそうってなんのこと?」っと聞くと、帽子屋は一瞬すんと黙り込み、浮かした食器の上を今にも落ちそうな不安定な動きで、ぶらぶらと歩き始めた。歩きながら帽子屋は楽しそうに笑ったり回ったり物を投げたりお茶を自分にかけている。そしてしばらく
すると急にアリスの方を見て
「今はまだ内緒〜♡」っとアリスの質問に答えて、皿からテーブルの上へ真っ逆さまに落ちた。ちょうど帽子屋が落ちた所にあった紅茶が彼をキャッチして、帽子屋は紅茶まみれに浸った状態でアリスに新しいお茶を出した。
そして「さぁ…アリス♡お茶会だからお茶にしよう♡ それを飲んでからでも話はできる」っと言うと何か話しかけていたアリスに無理やりお茶を勧めた。
アリスがその様子に戸惑いながら一口飲むと帽子屋はすぐに「そのお茶…どんな味だい?」 っと聞いてきた。 そのお茶は見た目は紅茶に少し紫が入ったような色合いですごく濁り切ってなんだか少し毒々しい感じがしていた。見た目のインパクトとさっきまでの帽子屋の理解し難い行動のせいで、アリスは少しパニックになっていて、落ち着いて紅茶を味わうことが出来なかった。 アリスがなんて感想を言えば良いのか思考を巡らせて迷っているとその様子を見いた 帽子屋は柔らかく、ニヤっと笑って言った。
「ところでその紅茶…♡不味いだろう?」っと
コメント
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うわあ、この「お茶の味は?」、すごく不気味で引き込まれました。チシャネコの“縺薙l縺倥c窶ヲ”みたいなノイズ混じりのセリフ、偶然にしては凝ってますよね。アリスが自己否定すればするほど世界に飲み込まれていく構造が巧みで、帽子屋の「不味いだろう?」のラスト、確信犯すぎて背筋がゾクッとしました。次が待ち遠しいです!
山田裕貴推し
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nappa
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