テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
BBB×gt lrgt強め🔞有り
なんでも許せる人向け
ド級キャラ崩壊
話の流れ早すぎる注意
『』→ぐちつぼ
「」→ぐちつぼ以外
「“”」→無線
“”→スマホの文字
ローレン視点
「おはよーファイナル」
「?」
「今もう10時だよ?いつまで寝てる?」
「、、、?」
「いや無視マ⁉︎」
「、、、へっ?」
朝起きてきたぐちつぼに声をかけていただけだった。
だからぐちつぼの目から流れる水が涙であることに気づくのに時間がかかった。
だって、あまりに突拍子もなく突然の出来事だったから。
いつもより遅い時間に起きてきたと思ったら突然涙を流し出す。
イレギュラーな朝の始まりに戸惑いながらも俺はソファにぐちつぼを呼び寄せる。
「こっちおいで、」
えぐえぐと泣きながらも俺の隣に座ったぐちつぼはそのまま俺の胸に顔をうずめた。
抱きしめてと言わんばかりの行動に俺はそっと頭を撫でながら抱きしめた。
今の状況が理解できない。が、頼れる人もいない。あいにく他のメンバーは出かけている。
どうしたものか、、、
「ファイナル?なにがあったんだよ」
胸の中でぐちつぼは首を横に振る。
なんのいいえなのか分からない。
「言ってくれないとわかんねえ」
そう言うとぐちつぼは泣きながら俺のポケットからスマホを抜き出し何かを打ち始める。
それから見せられた画面に書かれた文字に脳が停止した。
“こえがでない”
訴えかけるような目で見られてもどうしたらいいのか分からない。
声が枯れた、喉を痛めたと言う単純な理由ではないことは確かだった。
でも俺の知識じゃどうしようもないし、このままどうしよっかーってぐだぐだしていても何も始まらない。
俺よりも知識がある人に頼るべきだ。
そう判断した俺はぐちつぼを連れて病院へ向かった。
大した問題じゃないと思っていた。
明日になれば治ると思っていたし、またストレスを溜め込んだだけだろうと思っていた。
だからギャングのメンバーにも伝えなかった。
変に心配かけない方がいいだろうと思った。
「うーん、、、ない、」
「、、、ない?」
「こんな病気知らない、バグ?にしてはリアルすぎる、、、。」
頼りなく頭を抱えるぺいんとに少しイラつく。
こんな病気知らないなんて言われたら不安が募るだろ。
「ぐちーつ、もっかいあーってやって。」
『ーーー』
はーっと空気が抜ける音だけがかすかに聞こえた。
「ちょっと体調べさせて。」
ぺいんとはそう言うと喉を見た後に心拍をはかる。
この街の医者、こういうことも出来たんだな。なんて場違いな感想を持った。
「うーん、ストレスとしか、、、」
ぐちつぼは顔を顰めた。
ぐちつぼも俺も、治療法のない面倒くさい病気は大体ストレスで済まされる。と思っているタイプだ。
多分。少なくとも俺はそう。
だからストレスという診断結果に納得いくわけがない。
『ーーー』
ぐちつぼの口が動く。
なにか言ったようだが何を言ったのかは分からない。
「ごめんねぇ、俺もぐちーつの役に立ちたいんだけど、、、。とりあえず、明日から毎日俺に電話してもらってもいい?」
「電話?」
「そう。状態を毎日確認したいし、治す方法がないか研究してみるから。」
「あー、おっけ。じゃあ今日はもう帰ろう。ファイナル。」
ぐちつぼが頷いたのを見て腕を引っ張る。
『ーーー』
帰り際にぐちつぼはぺいんとの頭をわしゃわしゃと撫でた。
口の形的にありがとうと言ったのだろう。
いつだって優しさを忘れない奴だ。
それをされてぺいんとは泣きそうな目になりながらごめんと謝った。
何も出来なかったことに責任を感じているみたいだ。
俺はぺいんとを慰める余裕もない。
軽いモノだと思っていたから尚更、ぐちつぼの声が聞こえないことに焦り始めていた。
「“みんな早急にアジトに集合。早く!”」
「“えっ、なに?”」
「“りょーかい、、、?”」
戸惑うメンバーの無線を聞きながら俺はぐちつぼの様子をチラリと見た。
うろうろ歩きながら口を動かしている。
『ッ、、っ、』
無理やり声を出そうとしたせいで空気が抜けるような咳をした。
「何!?何があったんや!」
ドタドタと忙しなくアジトに帰ってきただるまをまあまあとソファに座らせた。
全員が揃わないと話せない。
それからだんだんと人が帰ってきた。
全員が少し焦ったような顔をしていた。
少し大袈裟だっただろうか。いや、でも俺たちのぐちつぼに関することなんだからこれくらい大袈裟にしてもバチは当たらないだろう。
全員揃ったのを確認して俺はぐちつぼを呼び寄せる。
みんなの前に立ったぐちつぼはスマホにタイピングをしてその画面を見せた。
“声が出ない。病院にも行って診察してもらったけど、治す方法が今はないって。”
シーンと嫌な沈黙に包まれた。
沈黙を破るようにぐちつぼは“ごめん”とスマホに打って見せた。
「いや、ぐちつぼが謝ることないよ。」
「ごめん、混乱してて」
口々にフォローの言葉をかけるがそれは逆効果だった。
再び瞳にたっぷり涙を溜め出すのを見て俺は少しため息をついた。
ぐちつぼのこの症状をどうにも出来ない医者にも、望まない言葉をかけてすぐに泣かすコイツらにもムカつく。
ぐちつぼのこと泣かすなよ。
はあ、イライラする。俺今普通じゃない。
泣くぐちつぼを慰めるみんなを無視して部屋に行く。
今大変なのはぐちつぼなのに気を遣えないくらい全てが嫌だった。
ぐちつぼ視点
朝起きても喉が詰まる感覚が抜けなかった。
あーーと声を出そうとしても出てくるのは息だけ。
治っていないのか、、、。昨日声が出なくなって散々泣いてそのまま寝てしまった。
明日になったら治っていますようにという淡い期待を胸に眠った。
だがその期待は虚しく俺の口から言葉は出てこない。
変な感覚だ。おはようの一言も言えないのが苦しくて少し泣いた。
でも、もう吹っ切れる。声がなくてもできることは沢山ある。
いつまでも泣いて暮らすなんて絶対に嫌。
パンッ
心地いい音が部屋に響く。
気合いを入れるために頬を叩いた。
「おはよう。声の調子はどうなんや?」
リビングに行くとボスが問いかけてきた。
俺は静かに首を振る。
「そっか、、、」
メンバーもみんな俺の声が治っていることに期待していた。
期待を裏切ってしまったことに少し申し訳なく思った。
けどそんなの俺のせいじゃないし!
こんくらいで憂鬱にならないし!
声がないなら動きがうるさくなるだけ。
こうなったら声のない自分と悠々と付き合ってやろう。
って覚悟決めてるから!
顔の暗いみんなに向けてぐーっとピースを押し付けた。
「ふはっなんでピースしてんの笑」
一番に笑ったくれたロレさんに近づいてちゅっと軽いキスをする。
みんな、元気出してね。
「ぐちさん、俺にもちゅーして?」
ぎゅっと服を引っ張られてそちらを向くと上目遣いでこちらを見つめるバニさんがいる。
あざとテク盛りだくさんのバニさんにキュンキュンしながらキスをする。
それからいいないいなーってキスをせがんでくるみんなに順番にキスしてイチャイチャした。
声がなくたってこんなに幸せな時間を過ごせて愛を感じられる。
今まで培ってきた関係値に今はただ感謝した。
満足するまでイチャイチャして、さて何しよう、、、みたいな雰囲気が流れ出したのを感じてスマホを取り出す。
“犯罪しにいこうぜ”
試したい作戦が山ほどある。
大型犯罪もやりたいし、パレト銀行爆速で襲ってもいいし、フリーサ銀行で撃ち合いも楽しそう。
もしフリーサ銀行襲うならトラックだしてもいいな、、、。
どんどんやりたいことが溢れてきて自然と口角が上がった。
声が出なくても犯罪はいくらでもできる。
早く犯罪がしたくてたまらない。
「え?ぐちつぼに犯罪はさせへんよ?」
え
って声が思わず出そうだった。
いや、もちろん出て欲しかったけど間抜けに口が開いただけだった。
みんなそりゃそうでしょって顔してるし意味わかんない。
“なんで”
急いでスマホに打って見せる。
「なんでって、声出ない危なっかしい子に犯罪させれるわけないでしょ。」
当たり前とでも言いたげな顔のボス。
俺はガックリと肩を落とした。
俺は子供じゃない。拘束されて気分が良いわけない。
そもそも声が出ないからなに?
バディで動けばなにも危険じゃない。脆弱になったわけでもないんだし。
俺だってしたいこと沢山あるのに、、、。
「ぐちつぼ。」
俺が一気に不機嫌になったことを察したるせさんが優しく俺の頭を撫でる。
「ぐちつぼのことを思って言ってる。犯罪なんて声が戻ったらいくらでもできる。
今は不確定なことが多いんだよ?俺たちのこの幸せな生活を続けるためにも、今は俺たちの言うことを聞いて。」
優しく、それでいて力強い有無を言わせぬ声に俺は頷くしかなかった。
困らせたいんじゃない。悲しい思いさせたいんじゃない。
自分勝手なことはしちゃいけないって分かってる。
でも、でも、もし声が戻らなかったら、、、?
“今は”俺たちの言うこと聞いてって、今っていつまで?
声が戻らなかったらどうしたらいいの。
「大丈夫。金は俺たちが稼いでくるから。」
俺が不安そうな顔をしているからかまるんがフォローする。
そうじゃなくて、なんて言えない。
みんな声なんてすぐ戻るって信じてやまない。
声が戻らないなんて恐ろしいこと、俺も自分で口に出すなんて出来ない。
頭の中をモヤがぐるぐるするのを感じながら俺はスマホに“ありがとう”と打った。
今部屋には俺とまるん2人きり。
他のメンバーは犯罪をしに行った。
まるんがいるのは何かあった時の為らしい。
みんなが犯罪に行ってしまって数十分も経たずに暇を持て余し始めた俺はとりあえずらパソコンを開いた。
金庫破りや通信妨害に度々出てくるギミックの練習をする。
夢中になっていたら2時間たっていた。
また暇になった俺は本を読む。
たまにメンバーが帰ってきて慌ただしく棚を漁ってまた外に出る。
今はその慌ただしさが羨ましかった。
本を読んでいたらいつの間にか3時間くらい経っていて外はすっかり暗かった。
夜になってもみんな帰ってこないから、まるんと2人でご飯を食べた。
少し、寂しかった。
なんとなく今日はみんなの顔見たくなくて、帰ってくる前に自室に行った。
布団をかぶって目を瞑る。
みんないなくて、犯罪もできなくて、声も出なくて、今日はつまらない日だった。
こんな日が続いたら俺、、、
ツーと涙が頬を伝った。
やけに寒い部屋で俺はギャングになってから初めて孤独を感じた。
朝起きる。今日も声は出ない。
それだけで起きるのもダルくなっちゃってまた目を閉じた。
夢を見た。
夢の中の俺は声があった。
みんなと話して、大声で笑っていた。
ただ、羨ましかった。
誰かがバカなこと言って、笑って、俺がバカなこと言ってみんなが笑って。
些細なことでも無線で報告したら元気な返事が帰ってきて。
ボスや他の人からの指示に元気よく返事して。
そんな当たり前だったやりとり全部今は出来ない。
声があったから楽しい日々を過ごせていたんだ、、、。
だんだん思考が薄っすらしてきて目を覚ました。
リビングから声が聞こえてこないからみんな犯罪に行ってしまったのだろう。
のそのそとリビングに行くとるせさんが電話をしていた。
今日はるせさんが俺の見守り役らしい。
朝起きる。声が出ない。
朝起きる。声が出ない。
朝起きる。声が出ない。
今日も何もしなかった。
今日もつまらない日だった。
今日も独りだった。
そんな日々が続いた。
声が出なくなってから10日ほど経っただろうか。
今日も変わらず声は出ない。
何も出来ない日々にイライラが溜まっていく。
朝だから起きたが、どうせ暇だからとまた眠りについた。
「あははっまじでおもろい笑笑」
「やばいボス笑笑」
メンバーの楽しそうな声が聞こえる。
「あれ、ぐちつぼは?」
「え?あーあんなやつもういいよ。」
「まあそうか!声が出ないぐちつぼなんてなんの価値もないもんな!」
「なんもできねーしギャング抜けさせるかー笑」
「ル、、、ファイナル、、、、、、ぐちつぼ!」
ハッと目を覚ます。
やけに呼吸が荒くて汗で服が濡れていた。
「すごいうなされてたから、起こしちゃった。」
隣には本気で心配した様子のロレさんがいる。
夢、か、、、。
思えば都合が良すぎるほどに嫌な夢だった。
俺がいないところでみんなで楽しそうに過ごしていて、声が出ない俺は捨てられる。
そんなことをする人たちじゃないってわかっている。
でも独りの時間はあまりに辛かった。
「大丈夫?」
俺は力無く首を横にふった。
ロレさんはぎゅっと俺を抱きしめた。
心地いい温もりに俺は包まれた。
しばらくたってからロレさんが突然言った。
「あのさ、2人で犯罪しね?」
ガタッと大きな音を立てて椅子が倒れた。
俺が勢い良く立ったせいだ。
『ーーー!?』
ロレさんの肩を掴んでブンブン揺らす。
俺の口の形を読んだロレさんが小さく笑った。
「だって暇じゃん。ずっと俺のそばにいれば安全だし犯罪しようぜ。」
俺はその場で飛び跳ねた。
嬉しくて嬉しくてたまらなかった。
久しぶりにギャング服に腕を通した。
銃を持つのも久しぶりだ。
何日かぶりに心が躍った。
そうして、俺たちの無責任な犯罪が始まった。
真剣にパソコンに向き合う時間がこんなに楽しいと感じたのは初めてだ。
ハッキングが順調に進んでいく。
外からはロレさんと人質が話す声が聞こえる。
まだサイレンは聞こえない。
無事にハッキングが終わって金庫が開いた。
と同時にサイレンの音が聞こえ始めた。
サイレンの音にこんなにワクワクしたのは初めてだ。
札束に触るのも金庫を破って金塊を手にするのも全部が楽しくて思わず頬が緩んだ。
犯罪をしながらニヤニヤしているちょっとキモめな人間になってしまったが誰も見てないんだしニヤニヤするくらいいいよね。
金目のもの全部取り終わった俺は銀行を出る。
「お、終わった?」
俺は頷く。
「あれ!ぐちさん久しぶりじゃない?」
「確かに!体調不良でもしてたんか。」
みっさーん!
って大きな声出したかったけど出せないから笑顔で手だけ振っておいた。
「大丈夫?ファイナル?」
いけるぜ!とグッドサインを作る。
「おっけ。久々の運転だけどかましちゃおうぜ。」
うん。としっかり頷く。
シートベルトを閉めて助手席に乗るロレさんもシートベルトを閉めたのを確認してアクセルを強く踏んだ。
急発進した俺の車と慌ててついてくる警察の車。
背後から常にサイレンの音がする感覚が異様に俺に高揚感を与えた。
思えば少し浮ついていたかもしれない。
久しぶりの犯罪で全てが楽しくてふわふわした足取りを無視していた。
きっとそれはロレさんも同じで俺と2人で犯罪することなんてほとんどないしテンションの高さを異常だと思えなかった。
そんな浮ついた心と容赦ない警察のアタックで俺たちは呆気なく捕まった。
と、言いたいところだが運の悪いことに車は派手に宙を舞い、海に落ちた。
そうするとどうなるか。
俺たちは警察の視界が届かない場所で車ごと海に沈んだ。
体力の少なかったロレさんはそのままダウンする。
俺はまだ体力も呼吸も残っている。
それなのに変な焦りでシートベルトを外すことすらできない。
「おーい!ローレンとぐっさんどこいったー?」
みっさんの声が聞こえる。
声を出そうとしてゴポッと大量の水を飲んだ。
バカだ。俺は。
海底に沈むことなんてよくあることなのに声が出ないというだけでやけに海底が怖かった。
隣にぐったりとしたロレさんがいる。
ああ、なんでこんなに焦ってしまうのかわかった。
また犯罪ができなくなるのが怖いんだ。
今日すごく楽しかったからこそこんな終わり方になるのが嫌なんだ。
やっぱり外に出ないほうがよかったでしょってなるのが嫌なんだ。
だって俺は今日、ロレさんに救われたから、、、。
意識が遠のいてく。
絶対離れないようのロレさんの腕をしっかり掴んだところで完全に意識が途切れた。
目が覚めるとアジトだった。
夢の場所から現実に戻ってきてしまったようだった。
前までの浮ついた気持ちが嘘みたいに消えてすーっとやけに冷静だった。
「あ、目覚ました。」
目の前にはバニさんがいる。
怒られると思っていたがバニさんは優しい顔をしていた。
「大丈夫?」
俺は頷く。
「そっか、、、。」
本気で心配している顔を見て申し訳なくなる。
約束を破ってしまったこと、そしてあろうことかダウンして帰ってきたこと。
きっとすごく迷惑をかけた。
俺はごめんと口の形で伝えた。
「いや、謝らないでいいよ。、、、反省したんだ。寂しい思いさせちゃったかなって。」
俺は少し気まずくて目を逸らした。
優しくされるほど申し訳なくなるからやめてほしい。
「全然家にいなかったし最近可愛がってあげられなかったなって。ごめんね?」
あ、
これセックスする雰囲気だ。
そういえば最近してなかった。
嬉しいけど、今はなんとなくロレさんに会いたかった。
それにこの複雑な気持ちをセックスで満たされるのが嫌だ。
俺は孤独で、辛くて、何度も泣いたのに。きっとこれからもそうやって過ごすのに。
セックスして満たされたなんてなるわけないのに。
とは思いながらも静かにバニさんからのキスを受け入れた。
『〜〜っ、、、ッ』
「ぐちさんいつも喘ぎ声うるさいからないと寂しいね。」
『〜〜、』
必死に首を横に振る。
「なーに、違うの?喘がないぐちさんも可愛いよ。あ、締まった。」
ゴリゴリと前立腺を潰される。
と同時にバニさんの声での言葉責めは反則だ。
快楽でどうにかなりそう。
「ッ、なかビクビクしてる、イった?ゴリゴリされてイっちゃった?弱いね、初っ端からメスイキだし、」
そう言いながら止まらないピストンに俺は必死に止まってと訴える。
『ッ、♡ーーーっ、♡ふー、ふー♡』
声が出なくて喉に突っかかるせいで少しずつ息がしづらくなる。
必死で息を吸い込んで吐く。
「顔ボロボロじゃん。ほら頑張って息して♡」
息を吐いて力が抜ける瞬間にズチュッ♡と最奥に入ってくる。
『〜〜ッ!?♡、、』
「あ、ごめん入っちゃった♡でも入れて欲しそうだったもんね。」
ずっとイってる。
目がグルンと上を向く。
「ずーっとイってる。奥トントンされるのきもちーね。」
脳がビリビリして何も考えられないのにバニさんの声だけが甘く響いて快楽に変わっていく。
「結腸の入り口カリでひっかくのきもちい?、、ねー反応してくれないと分かんない」
『ッ、♡、、、、♡』
「ごめんっもうちょっと耐えて、」
そう言ってさらにスピードの上がったピストンに流石に意識が飛びそうになる。
「はーっすき、ぐちさんすき、だいすきっ♡やばなか締まりすぎ、すきって言われてこーふんしちゃったね♡、あー、イッ、くッ♡」
バニさんが余裕なくなる顔が好きでぎゅーっと中を締める。
種付けするようにグーっと奥深くに押し付けられてまたイく。
「ふーっ、ごめんやりすぎた」
『、、、♡』
いつもなら溢れそうなくらい満たされているのに今日はなんだか虚しかった。
ローレン視点
「あ、目覚ました?」
「、、、あ?」
目覚めるとアジトにいた。
しかも俺は今だるま、なるせ、まるんの3人に囲まれている。
すーっと血の気が引いていく。
「ちょっと話そうかローレン。」
「あー、うん、、、。ファイナルは、、、?」
「ぐちつぼなら今隣の部屋にバニラといるよ。」
「俺もそっちに行けたり、、、しないですかね。」
「話が終わったらね。」
ぐちつぼという弁護人がいなければ俺は弁解のしようがない。
これはおとなしく怒られるしかないみたいだ。
「ぐちつぼのこと傷つけた自覚ある?」
なるせの圧のある低音が響く。
俺たち前はすごく仲良かったよな。こんな睨み合う関係じゃなかったよな。
「傷つけたって言っても、お前らだってファイナルのこと傷つけただろ。」
「は?」
怒られてればいい。怒られてやり過ごせばいいのに、思わず口から反論が出ていた。
自分は間違ったことしていないっていう自信があった。
「やりたいこともできずにずっと家に拘束させて、毎日1人で寝て、寂しい思いさせたの俺たちじゃん!」
「じゃあどうしたら良かったんだよ、、、!」
なるせの右手が俺の胸ぐらを掴む。
淡麗な顔が怒りで歪んでいる。
俺は煽るように鼻で笑った。
「そうやって犯罪させて、声がでないことをいいことに誘拐されたらどうするんだよ!
痛い目に遭わされたらどうするんだよ!
どこかに連れて行かれて二度と見つからなかったらどうするんだよ!
お前が!責任とれんのかよ!」
今にも泣きそうな顔でそう怒鳴るなるせの胸ぐらを掴む。
何もかも嫌だった。俺の中に渦巻く全ての感情がお前らとは相反している。
「いつもいつも“みんなで幸せに暮らそう”って言うよな、、、!俺には無理だよ!
俺は!ぐちつぼを俺だけのものにしたい!」
俺はずっとそうだった。ぐちつぼを自分のものだけにしたかった。
でもそんな感情を表に出しちゃいけないことなんてわかっていた。
それは他の奴らのことが仲間として好きだから。
それにそんなこと言ったらぐちつぼが困るってこともわかっていたから。
でもどうしても俺だけのものにしたかった。
ぐちつぼが他のやつとデートして、手繋いで、キスして、セックスするのが死ぬほど嫌だった。
こんなことならこのギャングに入らなければ良かったしぐちつぼに出会わなければ良かった。
俺だけを見てくれる別の人を今から好きになった方が幸せになれるだろう。
「じゃあお前、ぐちつぼのこと犯罪に連れ出したのぐちつぼのためじゃなくてただ自分が特別になりたかったからなんだな、、、!?」
「そうだよ!弱ってるぐちつぼを見てチャンスだと思ったよ!特別になれると思ったんだよ!」
「お前っ、、、ふざけんなよっ!」
右頬に強い痛みが走った。
少ししてなるせに殴られたのだと理解した。
「ちょ、落ち着けなるせ!」
だるまが止めるのも無視して俺に掴みかかる。
「お前惨めだよ!一番距離あるもんなぐちつぼと。俺知ってるぜ、お前だけだよぐちつぼに好きって言われてないの。
ぐちつぼはお前に向けて好きって言ったことねえよ!」
カーっと頭に血が登って思わずなるせの顔を殴っていた。
図星だった。
本当に俺って惨めだ。
自然と涙が溢れていた。
視界がぼやける中なるせの胸ぐらを掴む。
なるせも泣いていた。
「もうやめろお前らっ!」
だるまに引き剥がされて怒りが溜まった拳が行き場を失った。
「ちょっと冷静になれよ。俺たち前までこんなんじゃなかったやろ!?」
すっと目を伏せる。
「みんなで幸せにってのは無理なんか、、、?」
だるまの言葉に俺は拳を握りしめる。
俺だってそうしたい。
でも俺は今劣等感に包まれている。
他の奴らよりも劣っていることが怖い。
ぐちつぼの一番になれなくてもせめてみんなと同じ土俵に立ちたい。
そうすれば俺だって前よりもお前らと幸せになろうと思えるよ。
すーっと静かに息をする。
さっきまでとは打って変わって部屋は静寂で満ちていた。
ぐちつぼ視点
また前までの暮らしが戻ってきた。
あの日、ロレさんと犯罪をした日。
やりたいこともできない憂鬱な日々を忘れるくらい楽しくてキラキラしていた。
ロレさんが輝いて見えた。
それは一種の中毒のように俺の脳にくっついて離れない。
あの時の高揚感が忘れられない。
あの日を体験してから戻ってきた前までの生活は前の二、三倍も退屈だった。
あの日からロレさんと話せていない。
ロレさんと2人きりになることは無くなった。
毎日、ロレさん以外の誰かと2人で過ごす。
俺がまた勝手に犯罪をしないように警備が厳重になった。
それから、もう寂しい思いをさせないようにとみんな夜は俺と過ごしてくれるようになった。
みんなで夜ご飯を食べて、わちゃわちゃ楽しい時間を過ごしても脳にはあの日の思い出が映し出されていた。
みんなのこと嫌いになったわけじゃない。
むしろ今でも大好きだけど、今のこの環境は大嫌いだ。
だから、少しだけさよならしよう。
深夜一時、みんなが寝たことを確認して静かに部屋から出た。
スマホと、財布だけ持って、寒くないように着込んだ。
外に出ようとして忘れ物を思い出す。
部屋に戻って無線を手にした。
この無線、随分優れものだ。
GPSも内蔵されているのだから。
俺はその無線をしっかり手にしてアジトを出た。
自分の車に乗ってアクセルを踏む。
考えれば前から夜ならいつでも抜け出せた。
夜も同じ部屋で寝てどこか行かないように警戒するものだと思っていた。
それをしないのは俺への信頼の証だ。
その信頼を裏切ってしまうことに抵抗はない。
二度と帰らないわけじゃないしね。
少し外に出たいだけだ。
あと、できれば、君に迎えにきてほしい。
ローレン視点
朝、なんだか騒がしくて目が覚めた。
リビングに向かうと俺とぐちつぼ以外全員揃っていた。
「ローレン、ぐちつぼがいなくなった。」
「は?」
いなくなった、、、突然告げられたその言葉を理解するまでに時間がかかった。
「なんで探しに行かないんだよ!」
意味を理解して俺が焦って言うとなるせがキッと俺を睨んだ。
「のそのそ起きてきたやつが言うなよ」
「なるせ!」
だるまが止める。
あの日からずっと険悪なまま。
「ぐちさんGPS持ってるから実はそんなに焦ってないんだよね。」
バニラが冷静に言う。
GPS、、、?なんで?
まるで見つけてくださいとでも言いたげだ。
「まあ、いいから迎えに行こうぜ!」
「ローレン、お前が行け。」
なるせが吐き捨てるように言った。
「は?なんで、、、」
「チャンスをやってんだよ。
いいか、俺たちは”みんなで幸せに暮らす”。それができない奴はいらない。
邪魔なんだよ、お前のそのキモい思考。拗らせてる気持ち全部清算してこい。」
突き放すようで、強い言葉ばかり使っているのにどこか愛を感じた。
あそこまで怒っていたなるせがこうして俺にぐちつぼを託してくれる。
俺がどれだけ自分勝手だったかを知った。
みんな一番になりたいという気持ちをもったことはあるだろう。
それでもみんなはぐちつぼの幸せを一番に考えている。
俺、ぐちつぼの幸せよりも自分の幸せを優先してたんだな。
ごめん、みんな。
それから
「ありがとう」
なるせが小さく頷いたのを見て俺はアジトを飛び出した。
ぐちつぼに会ったらなんて言おう。
何を話したらいいだろう。
俺が迎えに行っていいのだろうか。俺なんかが。
いや、俺で良かったって思わせるんだ。
まず、好きって、伝えて。
いやその前にファイナルじゃなくてちゃんとぐちつぼって呼ぼう。
それから、それから、危険な目に合わせてごめんって。
変に俺たちの関係拗らせてごめんって。
ぐちつぼの幸せを一番に考えられなくてごめんって。
ああ、うまく伝えられるだろうか。
ハンドルを握る手が震えた。
今まで素直に愛を伝えることができなくて、だんだんと他のみんなより距離が空いていって。
焦ったんだよ。
素直に伝えるって難しいんだな。
素直に伝えるって怖いんだな。
ぐちつぼのGPSが近づいてきている。
俺は深く深呼吸をした。
遠くに海を見つめるぐちつぼが見える。
もう一度深呼吸をする。
大きい声で呼びかけるべきだろうか。
こっちから近づくべきだろうか。
いやもういい。ごちゃごちゃ考えるな。
車を止めて。俺は砂浜を走った。
「ファイナ、、、ぐちつぼ!!」
声に気づいてこちらを見たぐちつぼは俺を見てにっこりと笑った。
「む、迎えにきたよ。」
やっぱり走るべきじゃなかったかもな。
ぐちつぼの隣に来るまでにとっくに息切れしてしまった。
”待ってたよ。ロレさんを”
肩で息をする俺にぐちつぼはスマホの画面を見せた。
俺を待っていた。
その文字だけで一気に力が抜けて思わず砂浜に座り込んだ。
「あのさ、俺、言いたいことたくさんあって、、、」
そう言うと俺と視線を合わせるようにぐちつぼも砂浜に座り込んだ。
「えっと、まず何から言うべきかな、、、」
俺がモジモジしているとぐちつぼが俺の頬を掴んだ。
そのまま触れるだけのキスをする。
「え」
”すき”
見せられたスマホに書かれた文字にドクンと心臓が音を立てた。
「あ、え、あ〜〜?あーー!俺から言おうと思ってたんだけど、、、」
”待てない”
「うん、まあそうか、、、うん。俺も、、好き。」
言ってしまえばあまりにあっさりしているその言葉。
何度も聞いているはずのその言葉にぐちつぼは満面の笑みを浮かべた。
頬を赤くして照れ照れしながら噛み締めるように笑う彼に目を離せなくなっていた。
こんなにも可愛いぐちつぼを前にしてキスしないなんて無理な話だ。
顎も持ってクイッと口を開かせてからキスをする。
深く、幸せを分け合うようにキスをした。
色々言いたいことあったはずなのにもうどうでも良かった。
全部単純なことだった。
『、、ッ、んッ』
息がしにくくなるディープキスは彼の吐息を深く感じることができた。
キスしている間はほんの少し、声が聞こえる気がする。
「ぐちつぼあのさ、良かったら声が戻ったら、すき、、って言ってほしい」
ぐちつぼはうんうんと頷いた後にすき、すきと口パクで何度も伝えてきた。
それが可愛すぎて俺はまたキスをする。
「もし一生声が戻らなかったら、来世で言ってね。」
言ってから後悔した。
来世なんて重すぎた。
”じゃあ来世の恋人はロレさんで決まりだね”
俺ははーっと息を吐く。
ずるい。本当にずるい。
またみんなが恋人だね。じゃなくてロレさんで決まりだね。なんて。
本当に罪なやつだ。
もうぐちつぼがそう言うなら仕方ない。
来世君の一番になれるなら今世はみんなで幸せになってやるよ。
俺はぐちつぼと手を繋いで車へと向かった。
アジトに着いたら今度こそ色々話さなきゃね。
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かなり間が空いてしまって書くのが下手くそになった気がします。 いつにもまして拙い文章で申し訳ないです!
1,228
#gt受け