テラーノベル
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がちゃりと扉が開く音がする。
「やっほー。来たよー。」
「…よく来たな。」
「DDの部屋、結構広いねー。」
「物を置いてないだけだろ。さっさと荷解きしろ。」
「え〜…冷たくない…?」
俺はこの変な奴と同居することになった。
まぁ何故か、付き合うことになったからな。
俺が98日後に死ぬ、ということを持ち出してきた奴と。
本当に意図が見えない。一体こいつは何をしたいんだろうか。
というか、早く死にたい。
こんな奴になんか恋愛感情を抱ける訳無いし、時間の無駄だ。
「ほら!なにぼーっとしてんの! 」
「…ん?何?」
「さっき話したじゃん!!ルール決めようって!!」
「…ルール?」
「そうだよ!!お互いのルール!便座は下げるとか!」
「…あぁ。そういうのか。じゃあ…」
「お互いの体を触らない。半径50m以内に入ってこない…」
「ちょちょちょ待って!」
「ん?何だ?」
「おかしくない!?一応恋人同士なんですけど!!」
「あぁ…」
「ごっこ遊びな 。」
「ちっがーう!!」
「も〜…」
「良いだろ別に。どうせ死ぬんだから。 」
「そーだけどさぁ…」
「…じゃあ分かったよ。」
「お、何だ。随分簡単に引き下が…」
うみにゃの顔が近づく。
目と目が合う。
唇が、近づく。
触れ合う。
「… ふぅ…」
「これでも、まだやだ?」
「…い…やだ…///」
「照れちゃった〜wかわい〜w」
「うるさいッ…///何にもかわいくない…///」
「ふふ。気持ちよかったでしょ?」
「…きもち…よかった…」
「あれ。随分正直じゃん。何か予想と違うんですけど。」
「へへ。ざまーみろ。」
「ふぅ〜ん…そういう態度取るんだ…」
「じゃあ、キス以上の事したらどうなるのかな?」
「キス…、以上ッ…!?」
それって、あんなことや、こんなこと?
嘘だろ。俺まだDTだぞ。こんな奴に捧げるのか?
というか、ファーストキスもコイツじゃねぇか。クソが。
…こんなッ…好きじゃない奴と…しなきゃいけないのか?
こんな…好き、じゃない、奴と…
好き、じゃない奴と…
「DD?どうした?顔真っ赤だよ?」
「…ぇ?な、なにッ…、///」
「だ、だってキス以上って…」
「あ、そっか。じゃあヤッちゃうか。」
え、え、え?
こんな急に?
まだ、心の準備なんか出来てないのに…
ドキドキする。やだ、こんな奴なんかと…
うみにゃの顔が近づく。
うみにゃの手が背中に回る。
近づいて、近づいて、距離が縮まって。
うみにゃの手が、しっかり俺を抱きしめる。
………………………え?
これ、って…
「ふー…緊張した〜!!ハグ〜!!」
「キス以上やべ〜!!すっげえどきどきしてるんだけど〜!!」
「…あれ?DD?」
「…………………殺す///。」
「ヒェッ」
ぎゃあぁあああぁあ…
…ほんとコイツ嫌い///。
コメント
3件
価値観凄いな…キスよりもハグの方が上なのか…