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西暦30XX年。孤独を終わらせた。君のおかげかな。
ありがとう。
いつからだろう。世界が壊れる夢を見始めたのは。最初はただの夢だろうと、あまり深くは考えなかった。でも、その夢は毎日のように見た。とても生々しく、恐怖を覚えた。そしてこの夢には共通点があった。それは、自分以外の生物が何一つ出てこないことだった。この不思議な空間は、なぜか物凄く興味をそそられた
この夢が現実になるまでそう時間はかからなかった。
今日も夢を見た。やはり孤独で、滅びた建物しかなかった。なぜこんな夢を見るのだろう。病んでいるのだろうか。自分では病んでいる自覚はないが、気づいていないだけなのだろうか。医者に頼っても解決はしないだろう。かといって他に話す人がいるかと言われたらいない。まあ考えるのはこのへんにしよう。
「よし。」
そう口にだし、ベッドから起き上がった。体が重い。
学校に行く準備をする。勉強はできるので行く必要はないが、出席をとらないと卒業できないので行くようにしている。親はいないので、ガミガミ言われることはない。
「朝、なに食べよう。」
冷蔵庫にはなにもなかった。別に食べなくても良いので、歯を磨いて行くことにした。
「行ってきます。」
なにもない空間にそう呟いた。
孤独戦争まであと1時間、、、