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自転車にまたがり、ペダルを漕いだ。頬に当たる風は優しかった。いつも通りの道のりを進んでいる時、一瞬あの夢の中の景色と重なった。
「まさか、ね。」
一瞬戸惑ったが、あまり気には止めず学校へと向かった。
学校が近づき、同じ制服の学生が増えてきた。ペダルを漕ぐスピードを速める。視線が集まるが気にしない。自転車を止めて、中に入り、靴をとり、教室へと向かう。教室に入っても、話しかけられることはない。いじめられる訳でもなく、ただそこにいるだけの空気のような存在だ。別に不便はない。
「1時間目は数学か。」
呟きながら準備をしていると、ちょうどチャイムがなった。それと同時に意識を失った。
孤独戦争開始