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……、、はい。えっと、、 今回も最高でした……、、 やっぱり主さん神だ…… 文才ありすぎる……、、 幸せなハッピーエンドもいいけれど、バッドエンドもいいですねw 新しい話も待ってます笑!! これからも頑張って下さい!
読んでくださった皆様、ありがとうございました。
本当に誰も救われないバットエンドが出来上がってしまいました。
唯一の救いが犯人は木兎さんに始末されたってだけなんですよね…
兎赤って表記してますが告白→返事をする前に誘拐→記憶喪失って感じで正確には兎赤未満の気もします。
あと、記憶喪失中(入院中)に1番会いに来てくれて、親身になってくれた木葉さんに恋してしまった赤葦くんっていう設定を入れようか入れまいかかなり迷いました。
でもさすがに木兎さんが救われなさすぎて悲しくなったのでやめときました…
前半に比べてクライマックスの展開が淡々としすぎたかなっていうのが今回の反省点ですかね。
ここからは読まなくても大丈夫なんですけど続きを脳内で作り上げてしまったので置いておきます。
木葉さん視点でNo.3の続き。
赤葦くんが記憶を取り戻して木兎さんを抱き抱え泣いていたとこの後から。
(※引き続き誰も救われません。)
「木葉さッ…、助けて。俺、どうしたらッ…」
電話の向こうで助けを求める赤葦の様子がおかしいことはすぐにわかった。
到着が遅れているから迷子にでもなったのかと電話をかけてみたらこんな調子でとりあえず場所だけ聞きだして速攻向かった。
涙声だった…。
一体何があったんだ?
まさかあの誘拐犯にあったとか?だとしたらやばいよな…急がないと。
赤葦のいるはずの広場に向かってるけど本当にこっち?ってくらい一通りのない狭い道を通ってきた。
どんな状況かもわからないからとりあえずついてきてもらった元梟谷の奴らは近くで待機してもらって、
俺だけで広場に入った。
広場の真ん中あたりで座り込んでいる赤葦の膝にはずっと音信不通だった木兎が、そしてその少し奥に知らない男が倒れている。
ただ、赤葦以外は動く様子がない。
覚悟をしてきたつもりだったのにこの状況を目の当たりにして一気に血の気が引いた。
「赤葦!」
俺の声に反応して赤葦が顔を上げた。
「木葉さん、俺がッ…木兎さんが…」
「木兎…!?と、とりあえず救急車っ!」
これは俺らだけじゃどうしようもない、とりあえず他の奴らも呼んでこないと…
サッと鷲尾にメールを送ると直ぐに広場までみんなを連れてきてくれた。
一同唖然としている。
「鷲尾!救急車!早く!」
猿杙と小見には木兎を頼んで自分は赤葦の元へ戻る。
「何があったんだ?」
あの冷静な赤葦が取り乱して震えている。
この状態では上手く答えられないだろうと思い質問を変えた。
「あの男は一体…」
「俺を…監禁してた奴です。1年間…」
あれが誘拐犯?ていうか、まさか…
「お前、記憶…」
「戻りました、さっき…全部…」
「どうしてこんな事に…」
「あ、やだ…ごめんなさい、俺が、俺が…ごめんなさい、ごめんなさい」
一変して赤葦の様子がおかしくなった。
高校時代も入院中もこんな赤葦を見たことがなかった。
電話で話した時に近い。
「大丈夫、大丈夫だから。何があったのか話せそう?」
直に救急車がつくだろうからそれまでに聞き出したい。
そもそもこれは救急車だけでいいのか?警察も?
分からないからそこは通報してくれている鷲尾に任せよう。
俺は泣きわめく赤葦をなだめたて落ち着くのを待った。
結論から言うと、木兎は助からなかった。
複数箇所刺されている上に刺し所が悪かった。
赤葦については退院直後、事件後の精神状態と木兎が先に誘拐犯を殺していたことなどから酌量減軽が認められた。
そして今日、赤葦に会いに面会に行った。
「俺、思い出したかったはずなのに…なんで、こんななら忘れたままでも良かったのに…木兎さん…」
辛そうに話す赤葦に
「あいつならこんな結果でもお前に思い出して貰えりゃ十分だろ」
なんて間違っても言える訳がなかった。
でも実際、あいつは最後まで赤葦のことしか考えてなかったんだろうけど。
後先考えずに動くなんてことここ最近はなかったし…
赤葦を守るためだったのか、犯人を裁くためだったのかは木兎にしか分からない。
忘れるのと忘れられるの、どっちが辛いかなんて相変わらずわかんねーけど
結局どちらも助けられず中途半端な俺が
「1番情けねえよな…」
end.
という訳で以上です。
続きというか木葉さんにトドメさしただけですね、これ…
次はもっと明るいの書こうかなと思ってます。
ここまで読んでくださりありがとうございました!