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涼ちゃんとのバンド活動スタート✨
ベースやドラムいないだろ?とのツッコミはなしで😅3人のメンバーで続けます。
さてもっくんと涼ちゃんの関係は?
涼ちゃんがバンドに加わり本格的にバンド活動が始まる。
この大学は音楽科があるので、防音のきいた教室もたくさんあって、その一つを涼ちゃんのコネ?で借りれるようになった。
そのおかげで俺たちは思いっきり練習することができるようになっていた。
しばらくして、何組かのバンドに声をかけて文化祭で合同でライブをする事が決まり、俺はそのためにまた新しく曲を作って、3人で何度も練習していた。
「前のはちょっとかっこいい系の曲だったけど、今回のはポップで可愛いくて「元貴」って感じだよね」
「なんだよ、可愛いって…」
ちょっと悔しい気分になって拗ねてしまう俺にいつも通り涼ちゃんはクスクスと無邪気な顔で笑う。
…涼ちゃんの方が何倍も可愛いのに。
そう思ってしまう自分が不思議だったが、よく考えると涼ちゃんに初めて会った時から、俺の涼ちゃんに対する印象は「可愛い」だった。
天然でどこか抜けててピントの外れたこたえをしてはいつも誰かに突っ込まれている。真っ赤になって恥ずかしさにジタバタしている姿はいつだって俺に笑顔をくれた。
あまりに可愛いくて何度も何度もからかってしまうほど。
そんな俺を涼ちゃんはいつだって唇をちょっと尖らせながらも最後には笑って許してくれた。押しに弱い涼ちゃんはワガママを言う俺を俺を弟のようだと思っているのかもしれない。
でも、よくわからないけれどそれがなんだかもどかしく感じるのはなぜだろう?
天然で優しくて純粋で…。でもそれゆえに鈍い涼ちゃん。
練習の後、若井は用事があると先に帰ってしまったので、今は涼ちゃんと2人で喋っていた。
「へ〜、涼ちゃんの家族はみんな音楽やってるんだ」
「うん。だから俺も子供の頃から当たり前のようにピアノ弾いてたなぁ。今は大学ではフルート専攻だね」
「じゃあ今度フルートも聞かせてね」
涼ちゃんと話していると本当に楽しくて 音楽の話しだけじゃなく、色々涼ちゃんの事が知りたくてたまらない。
あっという間に時間が過ぎていく。
「おい、涼架」
その幸せな時間をぶち壊すように、不機嫌そうな男の声が割って入ってきた。
はい、ここで怪しい男が登場してきました。
それにしても、もっくんもう涼ちゃんの可愛さにやられかけてますね🤭
さて、次回進展はあるのでしょうか?