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M.S
1,460
こと
243
漬物🥒
1,602
午前4時に目が覚める
亜久は景斗を起こさないようにそっと起き上がり水道水をコップに入れ飲み喉を潤す
シャワーに入り登校準備に入る
準備が終わり適当に過ごしているとインターホンが鳴りドアの方へと向かう
ドアスコープを覗くとそこには冬乃が立っていた
ドアを開けると冬乃は「おはようあっくん」と声をかけてくるそれに対し亜久は少し顔をしかめながら言う
「おはよう…てかその呼び方やめろ」
「あら?別にいいじゃない!!昔から呼んでる呼び名だし!!」
冬乃は亜久に言われてもクスクス笑いながら言葉を返す
その様子を見て少し亜久は呆れた
「景斗起きてるわよね?」
冬乃は首を傾げながら亜久に尋ねる
「朝ぐずるやつだこんな時間に起きるわけ無いだろ?」
「それもそうね?なら抱っこして帰るから景斗を連れてきてくれるかしら?」
冬乃に言われて亜久は頷いて部屋の中へと戻る
景斗は起こすと泣いたりするため起こさないように亜久は慎重に景斗を抱き上げる
玄関にいる冬乃に景斗を渡す
「あっくんありがとね…学校頑張ってね!」
冬乃は亜久にそう言い背を向け景斗を抱っこして帰って行った
亜久は二人を見送った後ドアを閉めて登校時間まで漫画を読んで時間を潰す
亜久の朝はいつもこんな感じだ
朝ごはんは基本的に取らない
「もうこんな時間か…」
制服に着替えてパーカーを着る
身なりを少し整え登校準備を完璧に済ませる
そうこうしてる内に登校時間になり亜久は家を出る
いつも通り通学路を歩いてる
天気は曇りで今にも雨が降りそうな空を見上げる
「妙な天気だ…」
空を見上げていると携帯電話に一通のメールが届く
「何だ?」
亜久はポケットから携帯電話を取り出し開いてメールを確認する
差出人不明のメールだ
メールの内容は
「今夜あなたの《影》を奪います」
と送られてきていた
亜久は悪戯だと思いますそのメールを無視する
「不気味過ぎる見つけたらボコボコにしてやる」
亜久は内心苛立ちながら携帯電話をポケットにしまう
数分後
新崎学園
ここは亜久が通ってる学園
亜久は勉強得意な訳では無いむしろ苦手で中学の頃は毎回赤点を取るほど苦手だった
新崎学園は名前さえ書けば頭が悪くてもはいれる
零士にも誘われて入学をした
亜久はあくびをしながら学園の中へと足を運ぶ
ざわつく学園の中
いろんな方向から女子の歓声が聞こえてくる
亜久は鬱陶そうな顔をしながら歩く
すると廊下にはイケメンで持てそうな見た目してる奴が笑いながら歩いていた
「あいつは確か…」
歩いてる奴は昨日新崎駅の前でチャラ男に殴らて気絶した男だ
「みんなありがとでも迷惑になるから俺のためにいてくれるのは嬉しいけど邪魔になるからそろそろ戻って!」
モテ男は女子に対して手を振る
しかし亜久には行動そのものが偽りに見えていた
「もう…《卓》くん…」
モテ男と隣りにいた女の子がモテ男に嫉妬の眼差しを向けながら名前を呼んでいた
亜久はその様子を気に求めずその横を通り過ぎて行く
教室入ると零士が亜久を見つけ微笑みながら亜久に挨拶をする
「亜久っちおはよ〜」
「あぁ…」
亜久は無愛想に零士に挨拶を返すその亜久の様子を見て零士は何かを察したかのように首を傾げながら
「なにか不機嫌みたいだね?何かあったのかい?」
零士は亜久に質問をする
「朝からな変なメールが来たんだ」
「変なメールねぇ?」
零士は亜久をからかった目で見つめる
「エッチなお誘いのメールじゃないのかい?」
「ふざけるな…まさかお前じゃないよな?」
亜久は零士を睨みつけながら問う
零士はその様子にビビりながら慌てて否定をする
「ち、違うって何でそう言う解釈になるんだ?今のは軽いジョークさ」
零士は慌てて否定しながらも亜久の携帯に目をやる
「あ…もしかしてメールの履歴残ってるかい?もしあれば見せてほしいどんな内容のメールが来たのか気になるしね」
零士急に真剣な顔になり亜久から携帯を取り上げる
「お、おい」
亜久は困惑した表情で携帯を取り上げようとする
しかし零士「少し待て」の一言だけ言って携帯電話をいじる
「このメール本当に悪戯なのかい?」
「どっからどう見てもいたずらにしか見えん」
「最近行方不明事件よくあるし少し事件性があるって風にとらえてもいいだろうね?それに亜久っちの身の回りにも《かげ》がつく子いるんじゃない?」
零士は真剣な顔で話す
零士はこのメールを何かの事件性につながると考えている
亜久はそんな噂話バカくさいと思い耳から耳へと流す
「所詮噂話だそれに今夜もあいつは泊まりに来ることになってる明日土曜日だしな」
「なら心配はいらないんだけどね…何かおかしいと思ったり嫌な予感がすればすぐに行動するんだぞ?君はいつも危なっかしいから何かの事件につながれば必ず協力するし手を貸すよ」
零士は表情を変えず真面目な表情で亜久に言う
相当危ないと思ってるのか零士の言葉から焦りを感じる
このメールは犯人からか零士のいたずらメールなのかどっちかは知らない
しかし亜久は零士から話を聞き少し嫌な予感がしていた
しかしただの噂話と自分に言い聞かせながら1日過ごすと心に決めあまり深く考えるのはやめることにした
チャイムが鳴り朝のホームルームが始まる
教室に担任の教師が入ってきて挨拶をする
担任からの話になる
「皆さんに一つ嬉しい報告と怖い報告があります」
担任の教師が真剣な顔で話す
声は震えてて何かに怯えてるようだった
しかし表情には出さず必死に感情を抑えてるように見えた
「嬉しい報告は学校はなんと臨時休校になりました」
嬉しい報告は急遽学園が休みになったことだクラス中は騒がしくなる喜ぶ声がいろんな方向から聞こえてきて亜久は顔をしかめる
その様子を見てた教師が口を開く
「皆さん静かにしてくださいそして怖い報告です。今朝行方不明になってた男の子が顔をぐちゃぐちゃにされて発見されたそうです」
怖い報告は男の子が顔をぐちゃぐちゃにされた状態で発見されたことだ
騒がしかった教室が一瞬で静になる
教師が話したことは物騒な話だった
その日は朝の挨拶と報告だけで下校になった
亜久は携帯を取り出し冬乃にメールをする
冬乃からは「ゆっくりしてからおいで景斗とお友達の2歳児の男の子が遊んでいるから」と送られてきていた
写真も送られてきた
店は今日は閉めているらしい
「(邪魔すんのもわりぃーし明日休みだし遅めに行くか)」
「分かった」と一言だけ伝えて家に帰る準備をする
「(少し買い物してから向かうか)」
亜久は買い物を済ませてから景斗を迎えに行こうと決め学園を後にした
「いや…最近行ってなかったしあの二人にも挨拶しに行くか」
亜久は実の両親《佐島夏乃》と《佐島明宏》の墓参りに行くことにする
亜久の両親は亜久が高校に入る前に亡くなる
父親の明宏は、亜久が5歳の時に亡くなり
母親の夏乃は亜久が小4の時に亡くなっている
そして亜久が今住んでる家は貧しいながらも亜久を支えてくれた夏乃と過ごした場所でもある
不良になったのは小5のとき両親を亡くしたストレスを抱えながらもいつもと変わらず明るく
皆と仲良くしてたつもりがいじめっ子に目をつけられてさらにストレスを抱えてそのいじめっ子をボコボコにしたことがきっかけだ
数時間後
亜久は買い物と墓参りを済ませ景斗を迎えに行く
現在時刻は午後7時空が暗くなり始める頃
亜久は急いでそよ風へ向かう
「思ったより道が混んでやがる…それに警察も多いな…」
亜久は少し苛立ちながら進んでいく
少し気になったのは警察が多いことだ
おそらく今朝学園で言ってた男の子の件のことで警察は群がってる
亜久はその事を思い出し少し足を止める
「……」
亜久は少し今朝のメールを思い出して嫌な予感がし始める
「いや…まさかな」
亜久は急いでその場から離れることにして急いで
そよ風へ向かう
そよ風に到着してそよ風の扉を開き中へはいる
「あら!あっくんいらっしゃい!」
冬乃は亜久に気づくとニコニコしながら亜久のもとに駆けつける
「景斗は?」
亜久は冬乃に尋ねる
すると冬乃は「ちょっと待ってね!」と一言だけ伝えて奥の部屋へと姿を消した
しばらくして景斗が奥から出てきた
「お兄ちゃん!ごめんね…今日は泊まらない…」
「そうか…何かあったのか?」
亜久は景斗に尋ねる
景斗は今にも泣き出しそうな顔と声をしている
2人の話す様子を見て冬乃は真剣な顔で亜久に何があったのかを伝える
「今朝ね警察が家に来たのそうね…あっくんから連絡きた直後にね」
冬乃は亜久から学園が休みになったことを連絡した直後に警察が来たと言う
亜久は少し驚く
「それで警察の人から話された内容が景斗の友達のことで………それでねその子は《下月広》君って子でよく家にも遊びに来るくらい仲良い子だったの…それに最近行方不明になったって連絡も来て必死に探したんだけど…こんな形で見つかるなんて…誰こんな事したの…許せない!!」
冬乃は怒りと悲しみを抑えながら話してるのが伝わるくらい震えている
その様子を亜久は黙って見ていることしか出来なかった
その隣で景斗は声を上げで泣き始める
その様子を見て亜久はこの時何もできない自分を情けなく思った
せめて何かをしてやりたいと思った
しかし思うだけで何も思いつかず何もしてあげれなかった
「せっかく…買い物とかしてくれてたのにごめんなさいね…」
冬乃は亜久に謝る
亜久は別になんとも思ってなかったので
「別に気にしねぇーよ」と伝える
そして冬乃は景斗に優しい声で話しかける
「景斗?お兄ちゃんの家に行ってきたら?お泊りはしないけど少しだけ遊びに行きたいってさっき話してたじゃない」
冬乃は微笑みながら景斗の髪を撫で抱きしめる
その行動はすべて母性を感じさせるものだった
そして景斗は落ち着いてようやく口を開く
「お兄ちゃんの家行く…」
景斗は亜久に抱きつく
「暑苦しい離れろよ…」
呆れながら亜久は景斗を見下ろす
それでも景斗は亜久のそばを離れない
自分にとって大事な人が亡くなったから相当悲しいのだろう
それは亜久も同じ実の母親も父親も亡くしてる
亜久と景斗は同じ経験をしたのだ
「そろそろ行くぞ」
亜久は時間を見てそろそろ出発することを景斗に伝える
景斗は大きく頷き外に出る準備を済ませ冬乃に挨拶をする
「じゃあねママ!!」
冬乃はその様子を見て微笑みながら言う
「うん!9時くらいに行くわね!」
「あぁ…分かった」
そして店を出る
すると冷えた風が肌に当たる
不意に当たったせいで全身に鳥肌が立つ
「うぅ…寒い…お兄ちゃん…」
景斗は寒くて駄々こねる寸前だ
「少し我慢しろなるべく急ぎ目に家に向かう」
景斗に伝え早足で歩く
さっきまで暑かったのに突然寒くなったので
亜久は少し気味が悪かった
何か嫌な予感がして亜久がいつも利用してる近道ルートを通ることにした普段は景斗がいる時は景斗は怖いと泣くので使わなかったが今回は一刻も早く帰りたくてそのルートを使うことにした
よく使う道はよく殺人が起きたりであまりいい噂はないが亜久は普段そこを気にせず通る
「お兄ちゃんここ嫌だ…」
「もう少し我慢しろ数分歩けば家に着く」
怖がる景斗に対して亜久は我慢するように言う
しかし景斗は怖くて泣き出しそうな目をしている
「嫌だ…うぅ…こわい…」
景斗は怖がり始めて亜久に抱きつく
ひどく怯えてるようだ
「仕方ねーな…ほら乗れ」
亜久は景斗に背中を向けてしゃがむ
「あ!おんぶ!!」
景斗は喜んで亜久の背中に近づく
その直後何処かからか声が聞こえてきた
「………げ……げと…に…て…」
「っ…?」
亜久は不意に聞こえた声に耳を澄ませる
「お兄ちゃん…何…?」
今の声は景斗にも聞こえていたのか景斗は不安そうな顔で見つめてくる
「今のはお前じゃないのか?」
「僕じゃないよ!!」
今周りを見渡す亜久しかしその場にいるのは亜久と景斗しかいないほかの人物の声が聞こえてくることはまずありえないのだ
するとまたその声は聞こえてきた…
「かげ…と…に…にげ…」
「景斗…?」
今のははっきり聞こえその声は「景斗」と呼んでいた
「この声…もしかして!!広くん?無事だったんだ!!」
「……」
景斗は前に進むしかし亜久の目には《何か》見えて景斗の腕を引っ張り後に引き戻す
「何だあれは…?」
声の主の姿がはっきり浮かぶぐちゃぐちゃな顔に血まみれの服装をしてる目の焦点は合っていないそうその姿はまるで《死人》のようだった
「嘘だろ?」
目の前にいるのは今朝死んだ景斗の友達の広だ
「(あいつは死んだはずだ…何よりあの見た目で生きてるのはほぼ不可能だ…病院抜け出してもここまではこれないだろ…なぜここに)」
亜久は頭の中で状況を整理する
目の前にいる《広》は続けて何かを話し出す
「か……か…げ………と…にげ…にげて…」
「にげて…?」
「じゃなきゃ殺されちゃう!!」
《広》が叫ぶと共に視界が一瞬真っ白になり
視界が戻る頃にはそこに《広》はいなくなって
いた
そして目の前には謎の《兵器》が迫って来ていた
イノシシのように突進してくる
見た目はただのロボットに見えるがプロレスラーっぽい体つきだそれに胴体の至る所にチェーンソーんが出ている一回でも衝突してしまったら体は《真っ二つ》になってしまう
「嘘だろ?」
「なんでこっち来るの!!」
亜久と景斗はいきなりのことすぎて頭が追いつかない
しかし亜久は一つ気づく
今自分達は死の淵に立たされていることを
「何なのあれ…」
「気にしてる場合か?走れ!!」
景斗の手を引き走り始める
来た道を引き返せば広い駅前まで逃げるはずだ
亜久は後を気にしながら景斗にスピードを合わせて走る
「っ゛っ゛っ゛っ゛っ゛」
ロボットは機械音を立てながら追いかけてくる
それはすごく不気味な音だ
亜久は何かに気づいて辺りを見渡す
「嘘だろ…?」
亜久は《広》と遭遇した場所に戻ってきていることに気づいてしまった
「戻ってきてるだと?」
「お兄ちゃん…」
「諦めるな!!」
亜久は再び走ろうとすると景斗は体力の限界でも動けなく地面に倒れる
「もう無理だよぉ…うぅ…」
「景斗!!」
景斗は完全に動けなくなってしまった
後からはガシャンガシャンと不気味な音を立てて近づいてくる
「(マズイな…)」
逃げ場を失って少し焦りを覚える
死が目前まで迫ってきている
このまま逃げればここで2人は殺されてしまう
と思ったその時亜久は立ち上がり相手を見つめる
「(落ち着け冷静になれなるんだ!!この状況試合や喧嘩ファイトに少し雰囲気が似ている…敵が人間か怪異かの違い…でもやることは一つ相手の隙をついでぶちのめす!!)」
亜久は拳を固め集中する
集中すれば視野が広がり周りのものが見えやすくなる
「よし…あそこの隙間なら」
亜久は景斗の事を抱き上げフェンスの下にそっと置く
「ここは安全だ次はあいつをどう破壊するか…逃げててもしょうがないあいつは向かってくるんだぶっ殺してやる」
亜久は目前に迫ってくるロボットを睨みつける
「ちょっと待てよ…あいつさっきから直進しかしてないな…なら…」
亜久は一呼吸を置き高くジャンプをするそれを追いかけるようにロボットは亜久に襲いかかる
「くそ!!間にあってくれぇぇぇぇぇぇ!!」
亜久は屋根を掴みぶら下がるするとロボットは止まることが出来なくて壁に衝突する
ガシャーンと音を立ててロボットは木っ端微塵になった
「やったのか?」
亜久は木っ端微塵になったロボットの破片を見つめる
その後景斗の方に駆け寄り声をかける
「おい…大丈夫か?」
「うぅ…怖かった…」
景斗は頭を亜久に預ける
「そろそろ行くぞ」
景斗をおんぶして殺人スポットから抜け出す
亜久は心の中で「(景斗と来るときはこの道は通らないほうがいいな)」と決意しながら家まで向かう
歩いていたらやがて奥から家の屋根が姿を表す
鍵を開けて部屋に入る
「お兄ちゃん…すごくここ…痛いよ…」
泣きそうな声で景斗は亜久に伝える
亜久は部屋の押し入れを開き
「救急箱を出しておくから少し傷口洗ってこい」
亜久は景斗に風呂場に行くように促す
「うん…分かった…」
景斗は少し震えた声で返事をする
亜久は救急箱を出して少し一息つく
「(酷い目にあった…しばらくはあそこから帰れそうにねぇなむしろ殺人ってアイツが犯してたんじゃないのか?)」
亜久心の中で今日あった出来事を整理する
突然現れた《広》その後に現れた《殺人ロボット》あの2人にも何か関係があったのか亜久はよく考える
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
風呂場から悲鳴が聞こえてきた
「景斗?」
亜久はその景斗の悲鳴に嫌な予感がした
亜久はその嫌な予感を否定するためにお風呂場へと向かう
お風呂のドアを開くとそこには
「嘘だろ?誰もいない…そんなはずはない」
景斗がどこかに消えてしまったのだ
亜久はその状況を理解しようと冷静になろうとする
「景斗!いるんだろ?」
景斗を呼んでも返事は返ってこない
景斗はすごく真面目で良い子だ亜久に呼ばれたら必ず反応する
「(嘘だろ…神隠しなのか…?)」
亜久は今朝のメールのことを思い出し拳を握りしめる
気づいてたのに噂だと言い聞かせて目を背けていた自分に情けなさと怒りを覚える
お風呂場をあとにして茶の間に戻ってくる
亜久冷静になろうと深呼吸をする
「(この場合は冬乃さんに連絡すべきか?それとも先に警察か?)」
亜久は未だ頭が混乱している
その時耳元で女性の声が聞こえた
「さっきロボットと対峙した場所へ来て」
亜久はその声を聞きすぐ家を飛び出した
根拠はないが亜久はその声の主が犯人だと確信し向かっていく
そしてロボットと対峙した場所へ戻ってくる
「ここか…どこにいやがる!!!出て来やがれ!!」
亜久は叫ぶ
「焦らなくてもすぐにそっちに行くわよ」
亜久の耳元で女性が囁き亜久の目の前に現れる
目の前に現れたのはウエディングドレスを着た女性
「はじめまして亜久君あなたの弟くんを《遊び》の《人質》にさせてもらいました」
「ふざけんな…何が目的なんだ?」
「あなたには《遊び》に参加してもらいますもちろん拒否権はあなたにありません」
「はぁ?」
女性は冷たい笑みを浮かべなら話続ける
「最初のあなたの《遊び》相手は《顔無し女》」
「顔無し女だと?何だそれ?」
亜久は質問するがそれを無視するように女性は話続ける
「そしてこの《遊び》の《人質》は《アイドル》」
「アイドルだと?」
「これだけはヒントあげるあなたと《同じ学園》の生徒」
「何だよそれ…」
「《遊び相手》も《人質》も自分で探してね?」
「何だよそれ?」
亜久は質問するが女性はその質問に反応することなく「ふふふ…」笑いをこぼす
その笑いは今の亜久には挑発にしか見えなかった
亜久苛立ちを隠せずついに感情が爆発する
「この…クソ女…ぶっ殺してやる!!ふざけやがって!!」
亜久は地面を蹴りジャンプをする
空中で拳を固め女性に殴りかかる
「(よし当たる!この距離でその格好で避けるのは不可能だ!!)」
拳を振り下ろした途端女性は「ばいばい」と一言だけ残しその場から姿を消した
「クソ…」
亜久はその場で拳を固めることしかできなかった
そして冬乃から電話がかかってくる
着信に応答する
「あっくん?今どこにいるの?ドア開けっ放しで家にいないし…景斗の靴を置きっぱにして二人ともいないから心配で…電話をかけたのだけれど…」
これから冬乃には残酷な現実を伝えなければならない
「冬乃さん落ち着いて聞いてくれ」
「な、なに?」
「景斗は…失踪したんだ………」
「え…?」
亜久はロボットの事以外を全てつつみ隠さず話した
メールのことお風呂場で失踪してしまった事を
「そんな…」
亜久の日常はあっけなく何者かに奪われてしまった
これからは危険な道に足を踏み入れていくことになる
それでも亜久は足を止めない
「向かってきたなら…どんな野郎でもぶっ殺してやる…向かって来たならやる…それが俺のルールだ!!」
亜久の慣れしんでいた日常は幕を閉じ
これからは《おあそび殺し》が始まる
コメント
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第2話、読み終えました…。 亜久の日常が”あっけない”って言葉で奪われていくのが、本当に胸に刺さりました。最初のメール、広くんの異様な出現、ロボットとの戦闘、そして景斗の失踪…展開が目まぐるしくて、読んでるこっちも息が止まりそうでした。 特に、亜久が「向かって来たなら…」って決意するシーン、カッコよかったです。彼の闇と覚悟が伝わってきました。 これから《おあそび♡♡♡》が始まるんですね…続き、すごく気になります。次もゆっくり読みに来ますね🌙