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「ばん」と、少し小さな爆発音を立ててロボットは壊れた。
「びっくりしたー。玉を当てたら急に壊れた。」
「壊せたんですね。多分もうひとつのチームが壊してくれたんだと思いますよ。」
「たかっしーナイス!」
「でもこれで生き残れるのは残り2チームのみ。お前らどうすんだよ。その怪我じゃ戦えない」
「大丈夫ですよ。これは壊すことに貢献すればいい。ですがアイテムがないので探しましょう。」
「分かった。」
俺は健介に肩を貸し、教室探索に向かった。廊下には血がたれ続けていた。
「おい!ここになんかあるぞ!」
と先頭を走っていた遥輝が言った。
「これは、爆弾?ですかね。」
「これで壊せるんじゃない?ナイス!遥輝!」
「でも、手紙には『 前ノーダメージ、後効果大』って書いてあるよ。」
「うーん。恐らく背中のことでは無いでしょうか。前はお腹。後ろは背中。私の考えでは前からの攻撃はほとんど効かないと言うことになります。それと朝日がで初めているので、高橋さん離していただいて大丈夫です。」
「あ、あぁ。大丈夫か?」
「はい、なんとか。わざわざありがとうございます。運んでいただいてる時も影を気にしていただいて。」
「大丈夫だよ。それより早く行こう、先を越されちゃうよ。」
俺たちが教室を出て進もうとすると放送がなった。
「ザーッ、ザーッ、あー聞こえてるかな?そろそろ暇になってきちゃったんだよねー。ってことで制限時間を設けマース。この時間内に倒せないと2チーム以外全滅ね!それじゃ!」
と言い、放送は終わってしまった。
「っち、あのクソ野郎」
「それにしても制限時間が明かされなかったね」
「確かに。でもロボットを壊すにしても朝になってきてるから影がデカくなってきてるんだよね。」
「確かに、でしたら、高橋さんが持っている御札を戦闘前に使うのはいかがですか?」
「あーこれのこと? 」
俺はポケットからクシャクシャになった御札を取り出した。
「それです。ですが気をつけないと行けないのは『 Y』は『 H』と比べて攻撃に入るのがまあまぁ早いです。」
「分かった。だったら出会ったら、遥輝とかやのは下から回ってロボットの背後をとれ、ロボットのターゲットは俺と健介で取る。」
「やれやれ。勝手なことを言いますね。ですがそれ以外に道は無さそうなのでいいですよ。」
「よし!決定!それじゃあ早くロボット探すぞ!俺と遥輝はクリアしてるから援護しか出来ない、すまないな。」