僕はこの日一番大切な人唯一の肉親である兄を失ったずっと一緒にいたかったずっと一緒がよかったでもそんな僕の言葉は兄にはどうやら届かなかったようだ突然の事だった兄さんがいきなり姿を消した日は
アル)兄さんーん?どこ行っちゃたんだろ?
ウィンリィ)アルー!エド見たかったー?
アル)いやどこにもいなくて
ウィンリィ)えー?まったく出かける時くらい声かけなさいよ…だらし無いわね!
アル)あはは…まぁそのうち帰って来ると思うから気長に待とう
その日は朝から兄さんの姿が見当たらなかったけどそんなことも珍しくはなかったのでそれほど僕たちは気にしてなかった
数時間後
ウィンリィ)ねぇアル流石にエド帰り遅くない?
アル)うん僕もそう思ってた…
ウィンリィ)流石に探した方が…
いいわよね?
アル)…うん僕も兄さんに万が一何かあったら怖いから探しに行こう
そうして僕とウィンリィは兄さんを探しに出かけたのだけれど兄さんは一向に見つからなかった
ウィンリィ)エドの奴本当にどこに行ったの?!
アル)っ…やっぱり何か事件に巻き込まれたんじゃ!
ウィンリィ)いや流石にないでしょ、
アル)でも兄さんの事だし…何かとすぐ首突っ込むし
ウィンリィ)いや確かにそうだけど前にも似たことよくあったしまぁあんまりにも見つからないようだったれ大佐とか軍の人とかにも手伝って貰えばいいじゃないてゆうかアルもそんなに体力まだ戻ってないし後は私一人で探しとくから今日のところはねっ?
アル)…うん
でもそれでも一向に兄さんは見つからなかった
ウィンリィ)あー!もう!どこなよぉー!!
私は疲れ果てて公園のベンチで寝そうになっていた
ウィンリィ)ん?これって
ベンチにはエドがいつも肌身離さず持っていた銀時計が上着と一緒に置いてあった謎の手紙と一緒にわたしはそれがなんなのかを察してすぐさま手紙を開いた
ウィンリィ)嘘…でしょ?
そう手紙の正体はなんと遺書だったのだ
ウィンリィ)エドー!エドワード!エドワードエルリックーーー!
私は泣きながら公園の角の崖まで走った
もうアルにこれ以上家族を失って欲しくない
唯一の肉親である兄がいなくなればあの子は本当に一人になってしまうから
ウィンリィ)はぁっはぁ
崖の下には誰もいなかった少し安心していると下に少し赤く光るものが見えたそれを見てわたしはゾッとした
ウィンリィ)っエドーーーーーー!
そうそれは変わり果てたわたしの幼馴染だったのだ
ウィンリィ)エド、エドしっかりして
死んじゃだめ、アルを置いていていくなんて
絶対だめ
生きてるのかどうかわからなかったけど確認する余裕もなかったどから必死に声をかけた
エド)ウィ、ンリィ?
ウィンリィ)!エド!
目を覚ましたエドはたった一言
エド)アルを頼むぞ
そう言って逝ってしまった
ウィンリィ)エド…?嘘でしょ…?死んだとか言わないでよあんたまだ14だよねぇなんか言ってよねぇ答えてよねぇ!ねぇってば
‼︎
どれだけ私が声をかけようが何を言おうがそれ以上エドワードはぴくりとも動かなかった
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