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お湯の中の葉っぱ
100
藍咲
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四季「… ん……(起」
四季「…あれ…何処だ…ここ……」
四季は目を開けた。
懐かしい天井。
懐かしい匂い。
剛志「四季ぃー!!」
一階から聞こえる、聞き覚えのある声。
四季「…っ…親父…?…」
ドタドタと階段を駆け上がる音がする。
混乱する暇もなくバァン!と部屋の扉が勢い良く開く。
剛志「おい馬鹿息子ぉ!さっきから呼んでるだろぉ!」
四季「、は……っ、親父…?」
四季の目から自然と涙が流れる。
四季「ぅ゙っ、ぁ、っ……」
剛志「は…!?…おい、どうした?!体調悪いか…?”変な夢”でも見たか…!?」
変な夢。
四季「(そうだ…変な夢見てたんだ…長い夢…)」
四季「…大丈夫…!変な夢見ただけ!」
剛志「、そ、そうか…?なんかあったら言えよ…?」
四季「おう…!」
四季「てか、なんか用あった?、」
剛志「ぁー…酒の配達を頼みたかったんだがー…」
四季「それ小遣いあんの?」
四季が冗談混じりに言う。
剛志「あー?チッ、たっく…100円だけな?」
四季「えー少なくねぇ?」
剛志「文句あんならやらんで良い!」
四季「やりますッ!」
自転車の後ろにある荷台へ、酒の入った段ボールを載せる。 荷台から落ちないよう、紐でしっかりと縛りつけた。
ペダルを踏むたび、段ボールが小さく揺れる。
ふわりと、温かい風が頬を撫でた。 風に乗って、どこからか小さな葉がひらりと舞っていく。
そのとき、ふと通りすがりの人に目がいった。
茶色がかった髪に、どこか鋭い目つき。 無愛想そうな顔。黒いマスクに、黒い手袋。
キキーッ!っと、自転車のブレーキを強く握り、慌てて地面に足をつける。
その音気付いたのか、相手も足を止めた様子だった。
ゆっくりとこちらを振り返り、目が合う。
茶色がかった髪に、鋭く細められた目。
四季「…っ、 …皇后崎…?…」
声が震える。
相手はとしている。
四季「…ぁ、すんませんッ!、人違いでs((」
迅「四季…?」
四季「え…」
間抜けな声が出る。
迅「ふっ、んだその声、」
迅は四季を 煽るような声で笑う。
四季「~~ッ!なんで笑うんだよッ!、」
迅「別に〜?(笑」
四季「はぁ!?!?」
変わっていない。
変わっていなくて、あまりにも自然すぎて、四季はその時、鬼と桃の戦争を夢だと思っていたことも、その夢のなかに出てきた迅が何故いるのかも、何も疑問に思わなかった。
迅「…なぁ、」
四季「ん?」
迅「鬼と桃の戦争って言ったら…分かるか?、」
四季「…ぇ…はっ、…なんで…」
迅「分かるか?、」
少し戸惑いながら答える。
四季「っ、分かッ、る……」
迅「今時間あるか?」
四季「ぇ、あr((」
四季「ない、」
迅「は?、」
四季「酒の配達がある…!」
迅「…ついてく、…」
四季「ぇ?なんで?、」
迅「お前が迷子になりそうだから、」
四季「…否定はしない…」
迅「届け先何処だ、」
四季「これ、」
四季はそう言い、携帯の画面を見せる。
迅「…お前途中で道間違えてんぞ、」
四季「はッ!?、 」
迅「ふっ、やっぱ馬鹿だな、(笑」
四季「なんだとぉ!?!?」
迅「…でもこっちのほうが近道かもな…道は狭ぇけど、」
四季「じゃあ俺ナイスじゃね!?皇后崎にも会えたし!」
迅「そーだな、」
四季「棒読みッ!」
迅「はいはい、」
そう言うと、迅は足先で自転車のスタンドを蹴り上げる。 カシャン、と乾いた金属音が響いた。 片足をペダルに乗せ、もう片方の足は地面についたまま、自転車を支える。
四季「…は…?、何してんだ?、」
迅「俺が自転車に乗ってお前をこの酒の届け先まで案内する」
四季「ぇ、俺は?、」
迅「走れ」
四季「馬鹿なの?」
華麗なツッコミ。
迅「じゃあ行くぞ、」
四季「はぁ!?!?」
四季「はぁッ、はぁッ、…」
四季「もッ、無理ッ…」
迅「早くインターホン押して来い」
四季「動けねぇって…」
迅「雑魚体力」
四季「はいはい、…」
四季にはもう反論する体力も残ってない。
ピーンポーン
誰もが一度は聞いたことのある、インターホンの音。
ガチャ、と玄関のドアが開いた。
四季「ぁ、ビールの配達に来まs((」
四季「………は…?、…」(同時
?「………え…?、…」(同時
コメント
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めっちゃ気になる✨️ 続き楽しみです!頑張ってください!!

早く続きが見たい!!!