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目に焼き付いている、赤いワンピース。
ロメは呆然とユズナを見つめた。
「何だか、さっきから揉めてるみたいだけど」
ユズナが小首をかしげると、スタッフの男は慌てて手を振った。
「いや、何でもありません! ちょっと熱心なファンが、愛染エイジさんに会わせろって押しかけてきて」
「違います! 私はただ、エイジさんの楽屋に忘れ物をしたから、ご本人に確認してほしいって……」
思わず声を上げたロメを、ユズナはしげしげと見つめた。
「何忘れたの?」
「え? あの、村井さん」
戸惑ったような声を上げるスタッフを完璧に無視して、ユズナはロメに小首を傾げた。
そのポーズは、そのまま写真に撮ってポスターにでもできそうなほど綺麗に決まって**********************
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