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太陽の光が部屋を照らし始め、俺はみんなに会いに行く準備をした。
昨夜突然、柔太朗に持ち掛けられた予定
正直俺は、もうみんなに会わなくてもいいと思っていた。
会ってしまったらきっと、受け入れてくれないと思ったから。
そのくらいこれは大きなことだって自分でもわかっていたから。
柔「勇ちゃん準備できた?」
勇『おっけー!どう?おかしい?』
柔「いいんじゃない?サングラス今日しないの?」
勇『うん、今日はいいかな』
柔「白杖は?」
勇『ん〜…柔、今日仕事入ってる?』
柔「入ってないよ。M!LKみんな休み」
勇『まじ?じゃあ白杖もいいわ。柔が面倒くさくないならだけど 』
柔「俺は全然大丈夫。じゃ、そろそろ行こうか」
勇『そうだな』
車に乗った。
ふと、みんなからLINEが来ていたのを思い出した。
当初はスマホもテレビも観る気になれなかった。
柔「LINEまだ返してないの?笑」
勇『うん。なんて返せばいいのかわかんなくてさ。それに誤字やばそうだし』
柔「返信しなくても、既読くらいつけてあげたら?」
勇『うん…』
勇斗がスマホを顔すれすれ持っていき、一人一人のメッセージを読んでいた。
それを見て"あぁやっぱり見えないんだな"って…
俺の家に来た当初は、テレビも付けず、俺もなるべく勇斗に付き添っていたからスマホも使わなかった。
マナーモードにして、必要な連絡だけ。
そんな日を送っていると、ある日突然勇斗が言った。
勇『そういえば前にやったLIVE、YouTube出てんでしょ?みよーぜ 』
柔「え…?」
勇『ほら早く!』
柔「あぁ、、うん。わかった。」
勇斗は探り探りでテレビの前に座り、俺は少し離れたソファーに座った。
そして、いつもより音量を下げて再生ボタンを押した。
勇『…やっぱ声でわかるな笑…あ!ここ!舜太振り間違ったところ笑』
柔「ほんとに見えてないの?笑」
勇『ほぼ見えてねーよ笑でも覚えてんの。どのLIVEも…ほんと____っ,,.』
柔「勇ちゃん…?」
勇『___っ,,なんでもない、、ほんといい歌声してんな、みんな…笑』
柔「…そうだね、笑」
車内には常にM!LKの曲がかかっていた。
勇斗自身も、M!LKが嫌になったとかそういうことではないらしい。
柔「どう?みんなのLINEみれた?」
勇『みれた。"ごめん"だって。』
柔「ん?誰が?」
勇『仁人。』
みんなが日を続けて文を送ってくる中、1人だけたった三文字のメッセージを送った。
しかしその下には取り消したメッセージの跡があった。
"ごめん"の後に続いた取り消したメッセージが。
勇『てか、みんな休みなのによく集まるね。なんか予定してたの?』
柔「別に。ただみんなにお土産あるから来てーってLINEしただけ。」
勇『暇だなー笑』
柔「まぁ、でも良いお土産でしょ?笑」
勇『俺を物扱いすんな笑』
いつもの道を辿って1年ぶりの事務所に着いた。
暑い日差しと蝉の声が響いた。
勇『いやぁ暑いな、、』
柔「みんなもう着いてるっぽいし、中は涼しいよ。….ほら、」
そう言って柔太朗は自分の腕を差し出した。
勇『せんきゅー』
跳ね上がる心拍数と共に、1歩1歩その場へと近づいて行った。
to be continued…