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よく晴れた空。寒いのか暖かいのかわからない秋の空気

それと裏腹に、大企業、八神グループの会長兼社長である八神颯真は心が晴れない

なぜなら、ついこの間、運命の番と別れてしまったからだ。

別れてしまったと言うより、会う口実も、接点も何もかも無いため会えない

ただ、時間が経つほどに思う気持ちは止められない。

それでも、唯一の救いが運命の番、ゆずの監視

家を出てからずっと監視し続けている

監視員というか、まぁ、雇ったという感じだ

それを仕事しているパソコンに映し出し、リアルタイムで見ている

俺のせいで仕事を失ったため、今日は仕事探しみたいだ

仕事探しはいいのだが、いる場所は元働いていた風俗店の跡地

昨日潰してやった。俺を敵に回したからだ

従業員も品揃えが悪くて飽き飽きだ。

昨日行ったばかりだけどな

会長兼社長でも、仕事の付き合いは大切なため、幹部らに誘われて仕方なく行った

仕事の都合で遅れて行ったが、そのおかげで運命の番、ゆずと会うことができた

最初の印象は前髪で目を隠しているが隙間から大きなパッチリとした目が印象的だった。それに、怯えて震えている姿も可愛い

全てが可愛い。今まで、沢山オメガと会ってきたが、運命の番というか、ゆずは別格だ。

全ての言動が性癖に刺さる。理性を壊してくる

最初は乳首でいけるくらい敏感な体なため、他のアルファとやったことあるのかと思ってしまった。

だが、やってないらしい。

行為も初めてだと言われた。それを聞いた瞬間、怒りは収まり、逆に嬉しさが増す

しかも、入れたあとだったため、俺がゆずの処女を奪ったということだ

何せ、風俗で働いているんだから、処女は剥奪されていると思っていたから、初めてだと泣きながら訴えてくるところにも興奮した。

優の涙はそこから止まらなくて、部屋を出ていくところだったが、止めた

このチャンスを逃すまい。

仲良くなれるチャンスだ

まずは、相手を知ることから必要だ

だから、「ベッドで話して2人で一緒に寝よう」と提案した

だが、ゆずは渋っていて、すぐにうんとは言わなかった。

ならば、この方法を使うしかない。

客という権力だ

そして、権力を使い、話をすることに同意してくれた。

風俗店で働いていたら運命の番が来ちゃいました!【一次創作】

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