テラーノベル
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朝
ko「kuちゃん、今日は外出なしね。紫外線指数高いから。」
ku「え、でも今日曇りだよ?」
ko「曇りでも紫外線はある。昨日より数値高いし」
co「え、そんな細かいの分かるんだ…」
ko「アプリで見てる」
ku「っ…、そっか。」
ku「俺、夕方ちょっとだけコンビニに――」
ko「ダメ。行くなら俺が行く」
ku「日傘あるし、帽子も――」
ko「“大丈夫だと思った”が一番危ない。分かってるよね?」
その言い方に、少しだけ刺が立つ。
re「なぁko、心配なんは分かるけどそれ、kuの判断全部奪ってへん?」
ko「奪ってない。事故、防いでるだけ」
re「せやけど……」
言葉を飲み込む。
みんながお風呂に入っている間。
kuが、こっそりベランダに出る。
「数分なら……」
月明かり。風。
久しぶりの“外”。
――数分後。
co「……ku?」
顔色が悪い。
ko「なんで出たの!?言ったよね、危ないって!」
ku「ごめん……ちょっとだけ、外の空気吸いたかった」
ko「それで倒れたらどうするの!?俺がどんな気持ちで――」
ku「……管理されてるみたいで、息できなかった」
yu「ko、守ってるつもりかもしれないけど…それ、“怖がらせてる”だけにも見えるよ、?」
ko「…これ以上、大事な人の命失いかけたくなくて、。…今までで、失いかけたこと、2回もあるんだよ?助けれなかったらって思うと……」
ku「……勝手に出た俺も悪かった。けど、俺の身体のこと、俺にも決めさせて」
ko「……一緒に決めよ」
yu「それが正解だと思う」
co「みんなで考えよー!」
少しだけ、空気が緩む
ko「外出…昼間はやっぱり俺が怖い…。」
ku「そう、だよね…昼は極力出ないようにしよっかな」
re「曇ってたら?」
yu「曇ってても紫外線はあるからねー…曇ってて、外出たい時は厳重に対策して、ならいけるかな」
co「夜は紫外線ないの?」
ko「夜は基本的大丈夫かな。街灯とかも気にしなくていけると思う。」
yu「ライブの時の照明って…」
ku「危険…だね」
ko「ライブするときはちゃんと確認しよ」
yu「そうだね…、毎日紫外線指数みて動こっか」
ある日(?)
夕方、曇り。紫外線指数も低めで、一応外出は許可されてた
ku「公園、散歩しに行ってくるー」
yu「いってらっしゃい、日傘もった?」
ku「ちゃんと持ったよー行ってきまーす」
yuside
kuの体のこと話し合った日から、kuは外に出れるときに外に出ることが増えた。やっぱり家の中だけだと退屈なのかな?今は紫外線指数少なかったし大丈夫。
kuside
家にいるより外の方が1人、って感じで個人的に好き。家にいるとなぜかマイナス思考になっちゃうんたよね…俺の最近のお気に入りの場所は、公園の屋根がついてるベンチのところ~
ku「ふぅ…」
日傘差すのって結構難しいよね
曲がったら太陽の光がさす方向が変わって傘の向き変えないといけないし…前から光が来てたら前見えなくなるし…
紫外線全部ガードできるバリアみたいな機能ないのかな笑
ku「っ…!やばっ!」
さっきまで曇ってたのに1時間くらいぼーっとしてたせいか太陽が出てきちゃった…どうしよう、ダッシュで帰る…?とりあえず屋内…!コンビニ行こ、!
♪♪♪~(コンビニ入店の音ダョ)
薬…!持たされてるからあるはず…薬飲んで、帰ろ、…って思ったけど、これよく考えたら普通に怪しい人だよね?
ダッシュでコンビニ入って何も買わずに帰るのは…
ぐみ買って帰ろ。また曇ってきたし
ku「蕁麻疹治まってきた…よかった、みんなにはバレない…」
カチャ
ku「ただいまー」
ko「お帰り、!途中、日差し強くなってたけど大丈夫だった!?」
ku「うん、ちょうどコンビニにいたから紫外線は浴びてないよ、」
ko「よかった…」
正直ちょっとしんどい。蕁麻疹はないけど、喉腫れてる気がする…
yu「夜ご飯作ったよー」
省略の魔法☆キラキラーン
~ku部屋~
っ、やば
アレルギーってしんどくなるんだっけ?
風邪説ある?これ
喉が痛いのはアレルギーのせいだと思うけど…
ぅあ…蕁麻疹出てきた…薬…届かな、…
ku「ハァ…ッ、カヒュッ…」
!?やばい、息…っ、吸えない、っ
前、見えないっ…どこ?
意識がっ…――――
リビング
koside
かわいい組3人防音室行っちゃったー暇だなー…
カッ…ドコッ…ガシャッ…(2階からめっちゃちっちゃい音で
ko「…ん?なんか音した?」
今2階にはkuちゃんしか居ないし…kuちゃんの部屋行ってみる…?
(数分悩む)
行くか…
トコトコ コンコン ガチャ
ko「kuちゃーん?入るよー…⤵…ぇ、?大丈夫!?」
蕁麻疹…アレルギー反応?なんで今?帰ってきてから外出てないはずだよね?ずっと部屋いたし…
とりあえず治療が先、だよね
薬取りに行こ…
…固定して、と
にしてもなんで今…?
もしかして、…あの時日差し浴びてた?
薬飲んでごまかしてたとか…?
ku「…!んぅ…?ko?」
ko「起きた?大丈夫?まだしんどい?」
ku「もぅ、大丈夫…」
ko「俺に言わないといけないなーってことなんかない?」
ku「っ…あー…ない、かな」
ko「俺がなんでこんな聞き方してるか分かってる?思い当たることあるよね?」
ku「…外出たとき、」
ko「外出たとき?」
ku「コンビニ、入る前…日差し強かったけど日向、出ちゃったこと…?」
ko「うん。…なんで言わなかったの?隠して良いことじゃないこと分かってるよね?アナフィラキシー、軽くても飲み薬だけでなんとかならないこと分かってるよね!?」
ku「…分かってたけど!っ、」
ko「けど何?なんで飲み薬にしたの?エピペンも持ってたよね!?」
ku「……使ったら、」
声が掠れて、続かない。
ku「……大事になると思って」
ko「……は」
笑ってないのに、鼻で息だけ抜ける。
ko「“大事”?」
一拍置いて、
ko「今、倒れたのは“大事”じゃないってこと?」
ku「……」
ko「アナフィラキシーだよ」
淡々と、でも冷たい。
ko「呼吸止まる可能性がある反応で、“大事になるのが嫌”って理由で処置しない選択、どこで覚えたの」
ku「……エピペン使ったら、絶対みんなに分かるし」
ko「分かって、何が悪い」
ku「……心配、されるし」
ko「……ああ」
そこで、完全に表情が落ちる。
ko「“心配されるのが嫌”」
ゆっくり復唱する。
ko「それ、聞き覚えある」
ku「……」
ko「yuくんもreちも、同じこと言ってた」
視線が、kuから少し外れる。
ko「“心配かけたくない”“迷惑かけたくない”“大げさにしたくない”」
ko「その結果、何が起きたと思う」
ku「……」
答えられない。
ko「気づいたら、血まみれになってた」
ko「目の焦点合ってないのに笑ってた」
ku「……っ」
息を呑む。
ko「だから」
声が、低く震える。
ko「それ言われた瞬間、俺の中ではもう“危険信号”。」
ku「……俺は、」
ko「屋根付きベンチにいた」
ku「……うん」
ko「日が差してきた」
ku「……やばいと思った」
ko「コンビニに逃げた」
ku「……」
ko「でも」
視線が戻る。
ko「“一回も日向出てない”って言った」
ku「……」
ko「ku」
名前を呼ぶ声が、やけに静か。
ko「嘘だよな?」
ku「っ…、」
頷く
ko「どれくらい光浴びた?」
低く、どう考えても声色が怒ってる。
ku「……コンビニ入る前だけ」
小さく。
ku「……数秒」
ko「……」
目を閉じる。
ko「数秒でアウトだって…わかってたよな?」
ku「……」
ko「知ってて」
一語ずつ。
ko「避けれた」
ko「助けを呼べた」
ko「それでも」
距離が詰まる。
ko「“まあいいか”で突っ切った」
ku「……」
ko「それを」
声が低く割れる。
ko「俺には、“死に近づく選択”にしか見えない」
ku「……死にたいわけじゃ」
ko「分かってる!!」
強く、でも悲鳴に近い。
ko「分かってるから、余計に怖いんだよ!!」
部屋の空気が、重く沈む。
ko「死にたいって思ってなくても…“どうなってもいい”って行動は、結果、同じところに行く」
ku「……」
目が揺れる。
ko「俺は」
一瞬、言葉に詰まる。
ko「もう、“間に合わなかったらどうしよう”って
考える役、やりたくない」
ku「……」
ko「yuくんとか、reちの時みたいに」
声が、掠れる。
ko「あと一歩遅かったら、って瞬間をもう増やしたくない」
沈黙。
夜の部屋が、息苦しい。
ku「……俺、ちゃんと生きたい」
ko「……」
しばらく、何も言わない。
ko「……なら」
やっと、口を開く。
ko「“やばい”と思った時点で、自分の判断を信じるな」
ku「……」
ko「俺を使え」
はっきり。
ko「嘘つくな。ごまかすな。一人で完結させるな」
ku「……はい」
ko「次やったら」
目を逸らさずに。
ko「外出の判断、全部俺が握る。kuの意見は聞かない。」
ku「……」
ko「それが嫌なら」
ko「“生きる選択”を、ちゃんと見せろ」
言い切ったあと、
koは大きく息を吐いた。
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