~kr side~
きりやん「ッッ!!…………?」
剣を振り下ろされた瞬間、もう終わりだと思って目をつぶった
…けれど、いつまで経っても身体に痛みがこない…?
恐る恐る目を開けると
シャークんが身を挺して俺達の事を守ってくれていた
きりやん「シャークん!?ッ」
彼の身体はボロボロで
ナカムに剣で切られたのか切り傷が何ヵ所もあり、
能力も使いすぎたのか身体のいたる所が黒く変色していた
シャークん「だい…じょー、ぶ…?」
その声も弱々しく、胸が締め付けられた
ナカムも、シャークんも、
こんなにボロボロになっていたのに助けに来ることが出来なかった自分に怒りが込み上げる
ナカム(?)「あレ?まだ生きてたんだネ?…楽にしてあげるヨ!」
きりやん「やめっ!?」
スマイル「…させるわけッ、ないだろ!!」
ナカムの背後からスマイルが宝石を突き立てると、ナカムは意識を失いバタリと倒れてしまった
~kn side~
きんとき「スマイル!!」
スマイル「きんとき…来てくれて、ありがとう」
きんとき「ッッ…ごめん…ッ」
スマイルの身体は頬や腕等に亀裂が入り、割れてしまっていた
能力を使いすぎて身体が宝石化した…?
ブルーク「ナカムは…?」
スマイル「…」
ブルーク「帰ってくるよね…?」(ポロポロ
スマイルの顔色が曇ると、ブルークが我慢できずに泣き出してしまった
…大事な人が、目を覚まさなくなるかもしれないから
スマイル「…まず、今のナカムはナカムではない」
「ナカムの心が壊されて、なにか別の…目覚めさせてはいけない”何か”を目覚めさせてしまった」
シャークん「…氷花星の奴らは元々戦闘に特化した所だから、何か事情があってもおかしくはないよ」
きりやん「じゃあナカムはもう…」
ブルーク「ッッ…!?」
スマイル「…いや、ナカムを目覚めさせる方法はある」
ブルーク「!!…方法って!?」
スマイル「…ナカムの記憶を全て消す。そうすればまた”ナカム”が帰ってくる」
きんとき「…でも、それって」
スマイル「うん。ブルーク達の事は忘れてる」
ブルーク「ッ…」
スマイル「…忘れられる覚悟は、ある?」
ブルーク「…うん。また1から友達になって、今度こそ…告白するよ」
覚悟を決め笑顔を見せたブルークはかっこよくて、キラキラしてて
一瞬だけ、スマイルが泣いていたような気がした
きんとき「スマ…」
スマイル「じゃあ準備するよ。集中したいから皆は隣の部屋に行ってて」
ブルーク「うん、よろしくね…スマイル」
きりやん「頑張れよ」
シャークん「…スマイル、ーーーー」(ボソッ
シャークんが去り際にスマイルに何か言っていたが聞き取ることは出来なかった
…それよりも、俺はスマイルに聞かなければいけないことがある
きんとき「…スマイル」
スマイル「…大丈夫だよ、ナカムなら助かるから」
きんとき「…本当に、記憶を消すだけ?」
スマイル「…」
一瞬大きく目を見開いたが、諦めたかのように微笑み
スマイル「…やっぱり、隠せないか」
と小さな声で言った
きんとき「…何をしようとしてるの?」
スマイル「…ナカムの記憶を消して…俺とシャークんの命を犠牲にナカムを”人間”にする」
きんとき「ッ!?」
スマイル「記憶を消すだけだとナカムは戻ってこない。だから、目覚めさせてしまった”何か”を消す必要がある」
「…そのためには多少の犠牲は必要なんだよ」
きんとき「まッ、待ってよ!?本当にそれしか方法はないの!?」
スマイル「…」
・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いよいよクライマックスに近づいてきました
この物語をハッピーエンドで終わらせるか、それともバットエンドで終わらせるか
また、ペアによっても違う結末を考えているので
是非、見たい結末をコメントで教えてください!
(例:knsmのハッピーエンドが見たい!)
コメントがあったペアの結末を書こうと思います
コメント
5件
knsmのバッドエンドが見たいです
コメント失礼シマァス!! knsmのハッピーエンドで完結で(、._. )、オナシャス 頑張ってくださぁい!!
コメントがなかった場合は knsmのハッピーエンドで完結です!