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⚠️注意⚠️
この物語は、特定の国を批判する、戦争賛美などの意図はありません。
※🇮🇹主人公
※🇮🇹が病んでる
※学パロ
※旧国あり
※深夜テンション混み
これらがいい方は本編へ↓
…最近、家でも学校でも憂鬱だ。
家では精神を病んでいる兄の世話をしなきゃいけないし、学校ではいじめられているし。
…家のことに集中出来たら、まだマシなのに……
イタリア『……はぁ……』
ドイツ『どうしたんだ?お前がため息をつくなんて珍しいな。』
どうしようかなと悩んでいると、この学校で唯一仲がいい友達、ドイツが話しかけてきた。
イタリア『あ、ドイツ……』
ドイツだったらわかってくれるかな
僕の悩みを聞いて、「頑張ってるんだね」って、言ってくれるかな
もし、もし、そうだったら……!
イタリア『…あ……』
その時、いじめのリーダーと目があった。
そいつの目は、僕に対しての圧がすごくて、まるで「言うな」と言っているみたいで…
とても、怖かった。
ドイツ『…?イタリア?どうした?』
ずっと固まっている僕が疑問に思ったのか、ドイツは僕に声をかけた。
イタリア『え?…あぁ、ごめん。考え事してただけだよー(笑)』
…言えなかった。
ドイツ『…そうか、なにかあったら言えよ?』
イタリア『…うん、ありがとー笑』
この日の放課後も、たくさんなぐられた。
もう、げんかいだよ。
…最近、イタリアの元気がない。
さりげなく悩みを聞こうと聞いてみても、上手くいかない。
…放課後は、他の男子と一緒に屋上に行っているみたいだし……
そうだ、あとをつけてみよう。
あの男子が怪しいのは確実だからな。…イタリアには申し訳ないが……
放課後
イタリア『……っ、ぅ”……』
いたい。ずっとなぐられた。まだぼくのことをみてわらってる。
ふくしゅうしようとおもったけど、もう、むり……
モブ『――――笑!キャハハハっ!お前ら【兄弟】は一生学校来なくていいんだよ!笑』
目が覚めた。寝そべってる場合じゃない。
殺さなきゃ。復讐しなきゃ。兄貴の分まで。
ポケットにあるカッターを取り出して、1番近くにいるやつに刺そうとした。
ドイツ『っやめろ!イタリア!』
その一言で、動きが止まった。びっくりした。なに?
先生『…イタリアくん以外、こちらに来なさい。』
…先生?…どうして?
モブ『お、俺たち、何もしてなッ!』
ドイツ『証拠はある。言い逃れは出来ないぞ。』
……証拠?
イタリア『……なに、してるの。……やめてよ。じゃましないで。』
せっかくの復讐のチャンス……無駄にしないでよ。
先生『…、イタリアくん、私達は貴方を助けに……』
助け?…なにそれ、いらない。
イタリア『……あは、兄さんのことは助けてくれなかったのに、今更いらない。』
必要ない。
イタリア『……その人たち、返して。』
ドイツ『ど、どうして…?』
どうして?だって………
イタリア『殺すから。』
先生『!!!』
ドイツ『……先生、その人たち、連れて行ってくれませんか。……あとは、俺が何とかします。』
先生『………わかったわ、……お願いね、ドイツくん。』
え、逃げていく。連れられていく。
待って、やめて。まだ、まだ、
イタリア『復讐っ!してないっ!』
僕が追いかけようとすると、ドイツがすごく速く僕のところに来て、抱きついた。
何してるの。離して。やめてよ。
追いかけなきゃ。追いかけなきゃ、
追いかけなきゃ!追いかけなきゃ!!
ドイツ『……イタリア、……ごめんな。』
イタリア『……え、?』
なに、急に。
ドイツ『苦しんでたのに、助けてあげられなくて。』
……なに、今更。
ドイツ『お兄さんが不登校になって、いつものように隣にいないの、寂しかったよな。』
……僕のこと、知らないくせに。
ドイツ『相談できないの、辛かったよな。』
…やめてよ。
ドイツ『…お前の本音、全部受け止めるから。全てぶちまけろ、イタリア。』
なに、なんなの。なにそれ。
イタリア『………なに言ってるの。謝るくらいなら行かせてよ、追いかけさせてよ。全部、返してよ…っ!』
僕の本音を全部言った。
ずっとドイツは受け止めてくれた。
…久しぶりに、優しさに触れることが出来て
うれしかった。
その後、いじめっ子達は退学処分。
イタ王は日帝とナチスが交互に世話をして、イタリアはドイツが世話をしている。
2人とも、回復していっているらしい。
終