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主人公

モモネ

自分がわからない。氷使いで、マイペースな性格。好きになったものは、桃と猫。

実は悪?

女の子 13歳

サクラ・@#&@#

モモネの旅の相方で、おっとりとした性格。謎多き美少女。ライトチームに所属。料理が得意。 モモネとレンはゆういつの親友。

癒し魔使い

女の子 13歳

レン・ライト

ライトチームのリーダーの息子。

好奇心旺盛で、空気を読むのが上手い。

風使い

天才で、IQ120だとか?

モモネとサクラはゆういつの親友だが、モモネは?

男の子 13歳

ヨル・ライト

レンの父。ライトのリーダーなため、リーダーと呼ばれている。

調子もの

男性 24歳

ダイ・ブラック

好奇心旺盛な男の子。

ある秘密があって?!

ライトチームのお兄ちゃん的存在。

炎使い

男の子 18歳。

アンナ・ヨンネ

ライトチームのメンバー男の子だけど可愛い。

空間魔使い

男の子 17歳

ルル・#*%^>^>

気品のある女の子、近寄りがたく有能なため、『小さな大人』と呼ばれている。

サクラと仲がいい。能力を使うと右目が白くなる。

読み使い。

女の子 14歳

このお話は1話から見るのをおすすめします!

???

ルル「ライト様が、、、私とレンのことを?」

レン「ああ、もうすぐ発表のタイミングが出来てきた。あとは、お前の覚悟だけ。」

レンは真剣な顔つきでルルを見ている。

けれども、ルルは珍しく、顔を真っ赤にして涙目で首をブルブルと振る。

ルル「、、、もう少し、あと、もう少しだけ、待って頂けないでしょうか?」

レン「、、、あと、1ヶ月だけだ。俺は、この場を去らなければならない用事が出てきてな。、、、早めな、判断を。」

ルル「、、、わかりました。必ず言わなければ、ならないことですよね?」

レン「、、、、絶対とは、言わない。」

ルル「、、それも承知しました。では。」

ルルが扉から出ようした時、待て、と声をかけられ足を止めるルル。

レン「モモネの話だが、」

ルル「ふふ!またその話?」

ルルが笑うと張りつめた空気が少し和らいだ。

レン「ちが!コホン!モモネを絶対に敵に回さないようにしてくれないか?」

ルルは顎に手を当て何故です?と首を傾げる。

レン「それは、まだ言えない、いや、確信がない。けど、いつかはわかる。絶対になにがなんでも敵に回さ無いように。それだけ。」

ルルがレンの部屋から出た時、シンと静かになった。

そして、ボソッとつぶやく。

レン「これからは、多くの人間が死ぬかもしれない。」

〜2人の関係せい〜

最近。妙な噂がある。

それは、レンくんとルルさんが『デキてる』と。 (←よくわかってない)

私はモモネ。13歳。

氷使いの猫人科。

今私は、自分を探す旅に出ているんだけど。

その休憩と言った所だろう。

その間に、リーダーからミッションを出されるからそれをこなす。

一応簡単なミッションが出されるらしいけど。

今は『ジュン森』に来ていて動物達と仲良くなったから、どの木の実は美味しい?とか、今度、クッキー持ってくるとか、そんな話をしていた。

最近、旅人であり、相棒みたいな女の子、サクラちゃんは忙しいらしいから、話し合いてがいなくて暇だったんだ。

リス「キュキュ」

「それでね!」

そんな会話をしているときだった。

(、、?。なんだか、いい匂いがする。)

意思関係なく甘い匂いの元へ歩いていった。

〜私の母?〜

(ここは?)

甘い香りに釣られて来てしまった私。

すこし暗い林たち。

意識がはっきりした時には、私は辺りを見渡していた。

(まあでもいいや、能力を使って空を飛べば解決する。)

私が空を飛ぼうとして翼を出そうとするけど、、、

あれ?

あれれ?

(なんで翼出せないの?)

いや、それだけじゃない。私が氷を出そうとしても、まず、能力自体が出せない。

嫌な予感がする。

鈍感な私が直感した。

寒気がして腕をさすっていると、、、

???「お待ちしていましたよ。モモネさん?」

と、わたしに声をかけてきた黒いマントの人。

わたしは、この人を知っている。

私のことを悪だとか、奪うとか、そんなことを言ってきた人だ。

おそらく、ブラックチームの人たちって言っている。

今の状況と初めて黒いマントの男性と会った時とは、すこし違う。

まず、男性が近づいても頭痛がしないこと。

これは、ユリアンって言う治癒の薬。

副作用のない優しい薬なんだ。

わたしは、体に毒植物を自ら食らって免疫をつけている。

元々免疫もついているけどやっぱり、しばらく動けなかったり、無傷っていう訳じゃないから、少しでも早く回復するように食べている。

今では血反吐も吐かなくなってきているんだよ。

みんなには止められているんだけどね。

って、そんなことよりも。

それと、今と前回では違うのは、前は1人だったけど、もう1人いるってこと。

黒いマントは相変わらずだけど背が小さいしよくわからないブローチもつけている。

「、、、あなたたちは誰?」

男性「ブラックチームの1人、ブラックだ。」

名前を初めて名乗った。

しかも、ブラックチームって!

もう1人「わたしもブラックチームの者よ。」

もう1人の黒いマントの人は、女の人だ。

私とも少し背が低い。

「わたしはモモネ。私がまた悪っていじめに来たの?」

男性「俺はお前のお母さんについて教えてきた。協力して欲しいから目を覚まさせるんだ。」

お母さん?目を覚まさせる?

何を言っているかわからない。

「、、何を言っているのかわからない。まあでも座って。立つのそんなに好きじゃないから。」

そう言って私と黒いマントの男性、ブラックと女性は座った。

今は殺気がないし、ここでは能力が出せないから大丈夫だろうとの判断。

もしもは私が洗脳されたとか私が裏切っても、サクラちゃんやレンくん、ダイさんやアンナ、ルルちゃんが私を倒してくれる。

もしもの時は、もしもだ。

ブラック「あなたの母親は、サルネラ。悪魔の国の女王です。」

そう言ってあるものを地面に置いたと思ったら光出して何かを映し出された。

女王だ。ツノの生えた女王って感じだ。

姿はあんまり似ていない。

けど、白いメッシュや深紫の髪はいっしょ。

でも似てない。

瞳も顔も、耳も。


画像



画像


「これが私のお母さん?全っ然似てない。」

ブラック「それはそうでしょう。あなたは、お母さんの性格。能力を受け継いでいるのですから。似ているのはお父さんですよ。」

そう言って今度は女の人ではなく男の人。

「あ!似ている!」

私とすごく似ている。でも、どう見ても人間。

もしかして、

「私、猫人科じゃなくて、魔人と人間のハーフだったんだ。」

猫人科とハーフは全然違う。

猫吹雪だと思っていたけど、ハーフ、、ん?

「いや!違う!これ!お母さんじゃないですよね?だって、この人、猫の要素ない!氷龍と雪人ですよ!」

猫の要素が全然ないんだけど!

お母さんもだけど、お父さんも。

わたしはなんで猫のDNAが入っているの?

ブラック「それは不明です。必死にザンカルヤの娘を探して13年。まさか猫人科だったなんて、思いもしません。」

女性「、、、予測ですが、おそらく自分の娘の行方をくらましたかったのでしょう。なので、わざと猫のDNAを打ち込んだ。理由は、」

「?」

そう言って黙って顔を上げる。

これは、

(上だ!)

私が素早く後ろにジャンプすると、バン!と地面だ割れた。

巨大地震が起きたみたいに接触した部分が地割れしている。

やっぱり、攻撃を仕掛けている。

ただ妙。

殺気が感じない。

女性「、、、フッ、大丈夫よ。すこし痛いことをしたら、思い出すかと思って。」

「、、?、、!?」

(まっまさか、もしかして、私が記憶喪失なのを知っている?)

当然だけど、私が記憶喪失って知っているのは、サクラちゃんとリーダーだけ。

サクラちゃんにこっそり言ったら、

「うん。知ってるよ。」

と。

そしてリーダーは、

「みんなは知らないけど、僕は知ってるよ☆」

とチャラく言った。(←ひどい)

だから、知らないはずだ、け、どー。

「、、なんで知ってるの?」

女性「それは言えません。でもあなたが記憶喪失なことを知っている人は、多いと思いますよ?」

うん?そういうものなのか?

わたしは、な、なるほどと頷く。しかない。

じゃあ、わたしの正体は、悪魔の国の女王の娘ってこと?

「悪魔の国ってなんですか?それと、私のお母さんって一体?」

女性「まず、悪魔の国と言うのは、戦いの神の集まりの国。悪魔と言っているけど、穏やかですよ。悪魔っていうのは、ずっと昔に住んでいた住民が悪魔たちが多いので、悪魔の国と言っていただけです。今では別名、穏やかな国とも言われるほど。昔からそうでしたが、さらに、環境が良く立ったのは、サルネラのおかげです。」

そう言って、語り出した。

、、、私のお母さんのことを。

悲劇

悪魔の国のある昔。王が死に、王の娘、サルネラ、当時14歳が王女となった。

その女王は、小さいながらも、大人の心を持っており、普通の少女だった。

純粋で頭が良く、小さいながらも、皆は若き王女に従っていた。

王女は、魔人の女。氷龍、雪人のハーフ。

それは美しく。悪魔の祖父の血を濃く受け継いでおり、髪は深紫。瞳も真っ赤な瞳。

成長すればするほど、それはものすごい美形な

女王へと育った。

女王が20前の時、まだ17の青年と出会った。

その方は、笑顔が優しくおだやかな人間。

人間界でも人気があるお方。

森で出会った2人は惹かれ合い、結婚をすることに。

女王や青年は、大人になっても純粋な少女、青年のようだった。

近くで話を聞いていると、なんとも幸福感があるほど。

それから女王が32。青年は29の時、悲劇が起きた。

忍びだ。

穏やかな国は、環境、食料、財産全てが整っていた。

そんな国を自分の物にしたいとは、一度でも思うもの。

そんな人間や魔人達が乗っ取りにやってくる。

女王は穏やかで純粋なため、簡単に裏切りの忍びも信じ込む。

女王は疑うも、処刑も、死も分からない。

純粋な女王は、何も知らない。

国が滅びる日、女王は、最後に愛してる青年にこう言った。

周りは、戦いの神の冬眠最中に、森に火をつけられ、森、さらにお城は火の海。

暑くもがきながらも、焼かれながらも、こういった。

「せめて、私の娘は見つからないようにしてください。あなたと、逃げてください。私はこの好きな国で最後を待ちます。この国の住民に、償いをしなければ。」

そう言い、娘と夫は行方をくらました。

ある焼けた城からも、焼けた戦いの神々達。

それでも、娘、夫の死体はなかった。

〜それは違う〜

私はショックで声も出ない。涙も出ない状態になってしまった。

「、、、そんな事が、、、今は、悪魔の国は、なくなっているんですね。」

女性「、、、、おっしゃる通り。」

ブラック「なので、あなたには、早く目を覚めて欲しいのです。」

私は、は?と思った。

ブラック「あなたは、戦いの神の子孫です!今では、荒い心の戦いの神や、冬眠中の戦いの神しかいません。あなたが力になってくれれば、私たちは救われます!」

「な、何を言って!私は、そんなことは知りません!だいたい、それが本当の話しか分かりませんし、しかも、今私が所属しているチームはライトチームです!敵対しているチームのこと、信用出来ません!」

ブラック「目を覚ましてください!あなたは、悪魔の一族でもある!悪魔なんですよ!悪!ライトチームは天使に近いチーム!私たちのチームが確実にあっているんです!」

「嫌です!悪魔なんか嫌いです!」

そんなことを繰り返していると。

女性「まあまあ、少し落ち着いて。まず、私達の力をお披露目致します。よく見ていてくださいね。対戦はあなた。」

ブラック「(小声)む、無茶ですって!こんな奴と戦ったら、体バラバラですよ!」

女性「フフ。まあ見てて。」

私が戦闘姿勢で構え、相手を睨んでいると、

深く被っていたマントを履き捨てた。

髪は金髪、しかし、桁の少し短いワンピースは真っ黒。

顔はにこりと笑った仮面で分からない。

女性「では、はじめます。」

一瞬の出来事だった。私は今、何が起きたか分からない。

気がついたら腕から血が大量に出血していて、激痛くて動かせない。

ううと言いながら気にしゃがみこんでいた。

ブラック「、、?!」

女性「ふふ、やっぱりね〜!あなた、記憶喪失だろうなと思ってたの〜!」

(?!)

口調が変わった。なんだか、怖くなってきた。

こんな人、歯が立たない。

ブラック「は?なぜ攻撃しなかった!悪の子!」

女性「それはね、ただ単に弱いだけよ。」

そう言うとふふふふふと笑いながら私の顎を軽く持ち上げる。

それが怖くて話すことも出来ない。

女性「あなたは、今、人間のハーフの姿で戦っている。そりゃあ、戦闘能力が高くたって、私たち特別な訓練を受けている人間には叶わない。今のあなたは、悪魔の力を使っていない。当然でしょ。本来の姿じゃないもの。」

ブラック「は?記憶喪失だったのか?!俺はてっきり。」

女性「あなたは、すーごく強いの。私だって、内心ヒヤヒヤだったのよ?瞬足で殺されるかもって。本当は悪魔の力を秘めているんじゃないかって。」

「私は!そんな、セコいことをし、ない!」

頭がクラクラするけどここで気を失えば何されるか分からない。

女性「でも、もう悪魔の力に目覚めてもおかしくないのにねえ〜。なんか所々ない?血が飲みたいとか、角が生えた日があったとか、色々。」

そういえば、あった。

私があの時、巨大ランチュラと戦った時、ランチュラの目の反射で、目が片目瞳が赤くなっていたこと。

いつしか、血が欲しいと思ったこと。

でも、目はそういう風に見えたり、血が欲しいは、飲みたいの意味では無いかもしれない。

悪魔のちからって言うのは、多分お母さんの能力が覚醒する意味だと思う。

女王「まあ?あなたは、悪魔の力に目覚めたら、悪魔になると思う。残酷になると思う。」

どういうこと?

女性「まあ、うち達のところに来て欲しいわけよ。」

「あなたは誰?」

女性「うち?うちは、サキ・クラクキコだよ♡」

最初の落ち着いた女性ではなく、怖い小悪魔みたいな少女な口調になっていた。

サキ「あははー☆もしかして、口調が違くて困惑してるー?その理由はねー?これー!このマントを被ると別人みたいな考え、声の声帯、言葉の癖や口調になるのー!」

それ。悪魔アイテムの別人マントじゃん。

そんな時だった。

「ぅぅぅぅ!」

頭が割れるように痛くなってきた。

腕よりも凄く痛い。

サキ「はあー。やっと記憶戻るのかしら?」

ブラック「おい。こいつが記憶喪失だなんて聞いてないぞ?」

(っ!)

今だ!

私は体内から氷の針を作り体内から勢いよく飛ばした。外に触れた瞬間、溶けながらも勢いがあり女性は速やかによけたがブラックにフードがかすった。

ちらっと、髪だけ見えた。

(見えた!)

私はえ?と思考がフリーズした。

(動かなきゃ!動かなきゃ!)

そんな願いも虚しくピクリとも動かない。

結構な難易度の高い、体内で能力を使い事。

外側からは何も出さずに体内に作り込む。

体で尖った氷を作るんだから、痛くないわけがない。

だから、もしもの時にしか使えないし、命を落とす危険性だってある。

サキ「まあ、今日はこれくらいにしましょう。」

マントを再び被ったサキさんは最初に会った落ち着いたサキさんに戻っていた。

サキ「じゃあ、また。あと、」

サキはそっと私に耳打ちをした。

私は目を見開いた。なんで?

そうして2人は消えた。

それよりも、私は、驚きが隠せない。

まず、さっきの耳打ちの内容。それと、マントのブラックだ。

だって、ブラックは、ーーーー

〜緊急事態〜

うう、腕がキリキリする。

腕を見たいけど見たくない。

せっかくの白のワンピースが赤く染まっている。

ガサ

(?!)

なに!

私の前には、

ーーーールルさんがいた。

クールなルルさんらしくなく、心配そうなルルさんはわざわざしゃがみこみ私の腕を優しくつかみじっと見ている。

白い肌。冷たい体温。爪はちゃんと切っているんだ。

ルル「何があった、と、言いたいところだけど状況的に察しているわ。」

「え?」

ルル「追われているチームに殺されかけたでしょう?」

「う!殺されかけたって、滅相もないですよ!あ!あと、新たな情報を伝えますね!私を襲ったり、悪だって言っていた黒いマントの人は、やっぱりブラックチームでした!しかも、今日は2人でした!」

ルル「はいはい。今『モモネ』は重症なのよ?腕にこんなに出血しているわ!ちょっと染みるわよ?」

そう言ってすっごく染みる痛い液体状の薬を出して傷口に垂らそうとしている。私はワンピースを口にくわえて目をギュッとつぶった。

前回にこと薬を垂らされた時に痛すぎて叫んじゃってレンくんに心配されたのを思い出す。

ちょんと垂らされた。やっぱり染みるし冷たくて痛いけど、前回に痛みを覚えたから、へいき!

ギュッと目をつぶっていたら、

ルル「、、、かわいい。」

と言ってきた。

(??)

(どうしたの?)

ルル「あ!なんでもないわ。すぐ終わらせるから。」

叫ばずなんとか耐えた私は腕を見ると綺麗に包帯を巻いてくれていた。

「ありがとう!」

に!と笑ったら、また。

ルル「かわいい、、」

とため息みたいに言ったからびっくりした!

(どこが?綺麗なのは、ルルさんじゃん!)

ルル「、、さんずけじゃなくていいわ。私も、あんたじゃなくてモモネって言うから」

そう言ってパン!と頬を両手で叩いてビビった私の怪我をしていない腕の方を引っ張った。

(あ!そういえば私の事、モモネって言ってくれてる!)

「じゃあ、私はルルさんじゃなくてルルちゃんって言う!へへ!助けてくれてありがとう!助かったよ!」

そういうと真顔で

ルル「、、かわいい。(小声)やっぱり、レンにはもったいないとおもうけど、、、」

「レンくん?なんでレンくんが出てくるの?」

ルル「なんでもないわ。私、言ったこと、なかったんだけど、、」

〜まさかの2人は〜

ルル「私、言ったこと、なかったんだけど、私。レンの双子の姉なの。」

私はへ?と固まっている。

「うへ?!ほ、本当?だって、髪色も、性格も顔も能力も違う!」

ルル「ふふ!ほんとよ。私たちが似てないのはお母さんとお父さんの血をお互い片方に強くひいたからよ。ほら。これがお母さん。」

そう言って見せてくれたリーダーともう1人の女性。その女性がとってもルルちゃんに似ていた。

「すっっごく似てるねぇ。そういえば、レンくんとルルの瞳。同じだ!」

レンくんの瞳は緑。ルルちゃんは能力を使うと左の目だけ白くなるけど普段は緑。

なんで気づかなかったんだろう。

「あ!そういえば、ルルちゃんのお母さん。白い瞳だ!」

ルル「そうね。レンはお父さん似で私はお母さん似。先にお腹から出たのが私だから私が姉なのよ。」

へぇー。

レンくんが双子。しかも、美人な双子のお姉さん、、、

うらましいなあ。

「だから、ルルちゃんはお父さんの付き添いなんだ。お母さんはどうしたの?」

ルル「、、、分からないわ。でも。どこかにいる。絶対ね。」

「、、そっか。」

家族、か。

私はねえねえとルルちゃんを呼びかける。

「私が、ライトチームに敵を回すようなことをしたら、私をやっつけて欲しいの。」

ルル「は?な、何を言って」

「あはは、もしもの話だよ。でも、今の私がいるのはサクラちゃんのおかげ。だから、サクラちゃんとサクラちゃんの居場所を奪いたくないの。だから、お願い。もしもの時は、よろしくね。」

それから気まずくなってしまった。

ごめんね。でも。

(なんか、嫌な予感がするのは、気のせいじゃない気がするな。)

私は、まだ分からない事だらけ。

でも、家族がいたのは確か。

そういえば、使い魔の話をしていなかったね。

使い魔は、もう1ヶ月も経っているのに、まだ赤ん坊のまんま。

リーダーに聞いてみたところ、原因はあまりわかってないけど、使い魔は主人の心を栄養分にして育っているから私の心の養分が足りてない。

詳しくは、優しい心のオレンジ。悲しい心の紫。強い意志の心緑。そして復讐や闇の心の黒。

この4つの心の養分があってそれぞれが違う。

人によるけど優しい心の持つ人は、使い魔は優しい心を栄養分として育って、優しい心の使い魔が生まれるみたいな感じだ。

私もそこまでは詳しくはないけれど。

なんだか、私の心の中に、大きな時計式のネジがあって、ずっと動かなかったうば車が、動き出した気がする。

なんだろう、何かが起きる気がする。

サクラ「、、ネ、モモネ!」

「は!」

〜裏切り者は〜

えーと、えーと、私、何してるんだっけ?!

サクラ「大丈夫?今はレンさんとダイさん、アンナさんに、ルルで会議をしているのよ?」

(ああ、そうだった。)

なんだか、考えすぎていたみたい。

アンナ「大丈夫?休もうか?」

私のことを好きだと言ってくれたアンナ。

元はかっこいいから、接し方が時々分からなくなることがある。

でも、私は正直いって、そういう好きか分からない。

私は笑顔で告げる。

「いいえ。大丈夫です。私は元気です!考え事なので、気にしなくても大丈夫です!」

そういうとぅぅ!と言いながらうずくまるアンナ。

「え!ちょ、ちょっと、大丈夫ですか?」

アンナ「、、、モモネがかわいすぎて心臓が破裂するかもしれない。」

え!ちょ!ちょっとそれはおおげさ、

ルル「あー、それ、すごく分かります。可愛すぎて時々食べたくなりますよねー。」

えええー!!

そう思って固まっている間にサクラちゃんやダイさん、レンくんまでも頷いている。

いやいや!そんなこといらないって!

ダイ「はー!楽しかったー!じゃあ、これで会議はおしまい!もうすぐ解散あと1ヶ月だからな!今のうちにいい思い出作ろうぜ〜。」

そう言って部屋から出ようとするダイさんにまって下さい!と声を上げる。

みんなびっくりしていて私を見ている。

「、、、ダイさん。何か、言うことはありませんか?」

ダイ「んー?特に、ないと思うけど」

「ありますよね。」

途中で声を遮る私の声が思ったよりも低い声が出た。

「私、見たんですよ。ブラックチームのブラックさん。ダイさんですよね?」

そういうと同時に周りの空気がピキ!と張り詰めた気がした。

私は見た。

あの場面を思い出すように目を瞑る。

〔見えた!〕

え?あの髪色、

ダイさん?

あまりのことに、声も出せない。

思考も止まってしまった。

だって、ブラックは、

〔ブラックは、ダイさんだもん。〕

私は目を開ける。

そして睨みつける。

ダイさんも私を驚いて見ている。

「、、、ちゃんと、説明してくださいね?、、、ダイさん。」

おまけ

サクラ「ちょ!どうしたの!その傷!包帯?!」

アワアワしているサクラちゃん。

「あー。少々的と戦ってこうなりました。」

サクラ「もーう!絶対無理しないでね!体がすごくじょうぶってわけはないんだから!」

私ははい。わかりましたと言う。

サクラ「それにしても、包帯はどうしたの?」

「え!なんで私が巻いてないってきづいたの?もしかして、私のことよくみて」

サクラ「え?だって、明らかにモモネが出来なさそうじゃない。」

うう!

わかってはいたけど、なんだか苦しい。

「、、ルルちゃんだよ。」

サクラ「だよね!」

私は渋々答えた。

サクラ「あら?いつの間に、ルルをルルちゃん呼びにしたの?」

「私は経路を話した。

サクラ「そうだったのね!じゃあ、仲良くなれていたみたいでよかったわね。」

私は大きく頷きながらうん!と言う。

それにしても、私の使い魔はいつ喋れるようになるんだろう?

「サクラちゃんの使い魔はいつ喋れるようになったの?」

サクラ「1年よ。」

「1年?!」

予想もしなかった答えにびっくりする。

サクラ「あー、リーダーはね、短気だから長い間待てなくて、自分の使い魔を1年から1週間に喋れるようにしたのよ。だから、1週間は早すぎよ。」

ええ

リーダー、それって大丈夫なのかなあ?

サクラ「だから、心配ないわ。長めに待ちましょう。」

リーダー、どんだけせこいの?

私はそんなちょっと失礼なことを思ってしまったのでした。

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