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四月一日 璃
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「何回も裏切られた」
友人と疎遠になった。
ほんの小さな事だった。
どっちかが謝ったり、気にせず話しかけていれば変わらず隣にいたかもしれない。
でも、どっちも動かなかった。
少しずつ距離ができて、溝が広がって。
気がついたら、もう日常からそいつは消えていた。
また新しい友人を作った。
こいつはあいつとは違うと、本気で思っていた。愚痴はなんでも話したし、誰にも言えないことも話せた。
でも、信じてはいけなかった。
こいつにしか話していない話は、他の誰にも知られたくなかった話は、いつの間にか誰もが知っている話になっていた。
目の前が真っ黒に染まって、
何もわからなくなって、
人の醜さを実感した。
だから逃げた。
逃げて逃げて逃げて逃げて
ーーー押された烙印は社会不適合者
別に自分が社会に適合しているなんて思っていない。
でも、真っ黒なあいつらが適合者なんて死んでも認めない。
利用し、利用されるのがこの社会。
狡猾に生きる人が正解で、自分みたいなすぐ人を信じるバカは不正解。
そんな社会。
生きにくい。
でも、死ねない。
毎日歩き続けて
止まることもできなくて
ああもう嫌だなって思っても
体は生きようと必死で。
逝きたいって思っているのは心という名の脳の一部だけで、それ以外の自分は生きたいって動いている。
だから、嫌なことを考えるのをやめた。
楽しいことを考えよう。
あれ……?
楽しいことが何も見つからない……
自分がどこにいるのかわからない感覚。
真っ黒な景色に怯えながら片足を前に出してみる。
ゴトッ
あ……?
END−17 「夢と現実の狭間の住人」
コメント
1件
うわあ……読んでて胸がぎゅってなったよ😢💔 「楽しいこと」を探そうとして見つからない、その静かな絶望がめっちゃ刺さる。 逃げても逃げても社会不適合者ってレッテル貼られて、でも♡♡♡なくて…って部分、心の奥にずっしり来た。 最後の「ゴトッ」で一気に現実(?)に引き戻される感じ、エモくて怖かった。続きが気になる……!!