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緑 × 黄
黄 主人公
死ねた ( ? )
今日は恋人の緑くんとお泊まり会する日 。
はやく緑くんに会いたい 。
なんて思いながら 、 急ぎ足で緑くんの家に向かう 。
『 … あれ ? 壊れてるんかな … 』
緑くんの家のインターホンを押してみたが 、 壊れているのか反応しない 。
『 … あいてる … 』
ドアに手を掛けると 、 鍵は掛かっていないようだった 。
不用心だなぁ 、 と思いながらも 、 今回に関しては好都合なので
『 緑くん 、 入るで ? 』
と声を掛けてから家に入る 。
『 緑くん ー … ? 』
そう呼び掛けてみるものの 、 反応がない 。
不審に思いながらリビングへ向かうと 、 緑くんが床に座り込んで居るのが見えた 。
『 緑くん … ? … なぁ … 』
何度呼掛けても緑くんは返事してくれない 。
…体調が優れへんのかな 。
だとしても 、 返事くらいしてくれてもええのに 。
『 なにしてんの 、 緑くん ? 』
そう言って緑くんの前に回り込んでみると 、
緑くんは ____
____ 泣いていた 。
胸に俺の写真を抱いて 、 俺の名前を呼びながら 。
「 … 黄 、 ちゃ … っ 」
「 なん 、 で っ … 」
… …
… 緑くん 、 なんで泣いてるん ?
緑くん 、 なんで俺の写真抱き締めてるん ?
ここに居るんやから 、 写真やなくて俺のこと抱き締めてや 。 なぁ 。