自室に戻りながら、これからの未来のことを考えていた。
これまでの俺の人生は瞬間を繋ぎ止めるのに必死で、先の未来を想像することなんて今まで一度もなかったから、胸に湧き上がる感情がどういうものなのかよく分からなかった。
ただただ、温かい。
どんな未来を想像しても隣には笑顔を浮かべるエレノアがいる。
俺の過去を知っても、彼女は笑いかけてくれるだろうか。
不安はある。でも全てを話してくれた彼女に自分自身も向き合いたい。
そして今まで抑えていたこの感情を彼女に伝えたい。
“俺はエレノアのことを――”
「アッシュ様」
自室の扉の前、呼びかけた声の主はウィリアムだった。
「お帰りなさいませ。ご無事で何よりです」
「ああ」
「なにか情報は得られましたか?」
部屋の中へ入り、ウィリア********
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