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──────いえもん視点──────

「───皆さん、行きますよ。」


そう、めめさんが俺達に呼びかける。ローブを羽織り、その目は決意に満ち溢れている。───少しだけ、瞳に濁りが見えたが。


「…わかった。」


ルカさんはどこか寂しげな、しかし、覚悟を決めた表情で頷く。───未だに、妹を殺した傷は癒えないようだった。


「大丈夫。終わったら私もそっちに行くから…。」


そう、ラテさんが目をギュッとつむりながら、両手を強く握り合わせる。犬耳が、少しだけ垂れていた。


「ん〜。まあ、行けるかぁ〜」


八幡さんはいつも通り、の態度だが、どこか目に鋭いものが宿っている。


「繋いでもらった命…しっかりと大切に使わせてもらいます。」


みぞれさんは祈るように手を合わせ、いつもの柔らかな表情から一変し、強い決意が見えた。


「メテヲは〜。ま、やれることはやるよ。」


メテヲさんの皮を被ったぜんさんが、メテヲさんらしきことを言うが、少しばかり違和感のある言い回しだった。が、その緩い発言とは裏腹にその表情はやや口角が上がり、不気味だった。


「…死ぬまで、戦い抜きます。」


俺も、やっと、化け物に肩を並べたのだ。自分の力じゃないかもしれないし、自信もない。ただ、使えるならば、なんでも使ってやる。俺は、めめ村のために命を落としたい。その決意で、今。この場に立っている。


「ここから先は『神界』。本来、天使、悪魔すらも入ることが許されない、神だけの世界。全ての世界の運命を握り、まるでサイコロを転がすかのように、簡単に世界を変えてしまうもの達の集まりです。」


めめさんは、俺達に訴えかけるように、また、忠告するようにその言葉を言い放つ。ただ、その言葉には優しさが滲み出ており、犠牲者を出したくない、というめめさんの心を良く反映した言葉でもあった。


「あなた達に迫られた選択は2つ。余生を楽しく過ごして、終焉を待つか。または、神を打倒するかです。」


めめさんは、唇を濡らしながら、言葉を続ける。


「あなた達にとって、どちらも正解であり、不正解の選択になります。───ただ、私と共に戦ってくれると言うのならば、…ついてきてください。」

「当たり前じゃないですか。」


俺は、すぐさま、言葉を返す。決まっていた答えを再確認されたので、俺は、再度、答える。


「俺は、最後までめめさんについて行きますよ。」

「『俺は』、じゃなくて『俺達は』、ですよ。いえもんさん。」


俺の発言をすぐさま修正してきたのはラテさんであった。不敵に笑うラテさんは俺の目には心強く映る。


「そーそー。メテヲ達を仲間外れにしないでー」

「ま、私は十分生きましたし、あとはめめ村に使いますよ。」

「せっかく生き返ったんですから、また、神に反逆してやりますよ!」

「今度は、本当にひなと兄妹に生まれ変わりたい。…世界でたった一人の妹を殺してしまった懺悔がしたい。」


俺たちの心構えを再度聞いためめさんは、笑って言う。


「ふふ、心強いですね。───なら、行きましょう。ファイナルステージです!」


そう言って、めめさんは、ローブの中に仕込んであっただろうブローチを取り出す。そして、それを───破壊する。そのブローチは欠片となり、周りに降り注ぎ───扉を作りだす。と、言っても形は不確かで、常に揺らめいでいた。それは、その形にとどめず、3次元にとどまらず、4次元、5次元、はたまた2次元───人間たる俺には理解できない形が続く。色さえ、俺の目には認識できなかった。


「なん、ですか…?これ、、?」


ルカさんが思わず声を漏らす。俺は、声すら出なかった。───しかし、俺たち2人以外の村民や、めめさんは、驚きもせず、それを見上げていた。いや、見下していた?…もう、よく分からなくなってしまった。


「さあ、行きますよ。」


めめさんがそう言って、先陣を切って、扉に勢いよく飛び込む。───触れた途端、瞬時にめめさんの姿が消える。呆気にとられていると、他の村民たちも躊躇いなく触れていく。俺も、慌ててその扉に触れる。───視界が点滅し、ぼやけたり、拡大して見えたと思ったら、魚眼のように見えたり──────

───不思議な視覚体験をした後、俺は、あるところに地に足をつける。俺が、2番手だったようで、後に入ったはずのラテさんが先にその場に立っていた。


「え?なんでラテさんが先に…?」


俺が、疑問を伝えると、ラテさんは小声で説明してくれる。


「あの扉の中の時間はバラバラなんだよ。だから、入った順番は関係ない。」


そう強い口調で言い切られる。しかし、強い口調にもなるだろう。───神が、近いところで何か、談笑をしているのだから。バレてしまったら、何が起きるかは分からない。ひとまず、めめさんが来るまでここで待機しよう───。そう話し、俺たちはしばらくの間、みんなが来るのを待つ。───そうすれば、続々とみんなが出現し、最後は1番最初に入ったはずのめめさんが現れた。


「あ、私が最後なんですね。」


めめさんがそう言いながら、その地に足をつける。地面はよく分からなかった。言語化するのが不可能なもので、神の異常さ、格の違いが、空間に現れているようにも感じられた。


「───侵入者発見!!」




























ここで切ります!最近不定期に休んですみません。あの、言い訳なんですけど本当に最近眠いです。なんか、最近授業中にノートがぶれて見えたり、なんか記憶が断片的になかったり…めっちゃ眠いです。で、一番まずいのが朝の目覚めがいいせいで寝る時間の感覚がよくわかんなくなってきました。厳しいって…。なので、これからも不定期に休むことが多くなるかもしれません。けど、失踪だけはしないので!!ご安心を!!最後まで見ていってください!

それでは!おつはる!

一明日を見るためにー

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