テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
続き
BL 下手 注意
またまた激長注意
.୨୧____________୨୧.
5日後。
桃「おーはよっ」
青「うわぁっ!?」
後ろから急に先輩にハグされた。
だんだん顔が赤くなっていくのが分かる。
桃「…w」
「青顔真っ赤だよ?」
青「…っ//」
「離してくださいっ!//」
どうして先輩が居るんだろう、と考えた時__
思い出した。
桃「俺と登校すんの忘れてたでしょ、」
そうだ、先輩と行くんだった。
青「ごめんなさい、忘れてましたーっ」
桃「やっぱり…w」
「ま、行こ」
後ろから押されるように歩き出す。
少し道に生徒が増えてきた途中。
女子『桃先輩って顔よくない?』
『それな?ガチイケメン』
『隣の子誰?』
「青髪の子羨ましいー」
なんて言う、先輩のファンみたいな人達の声が聞こえてくる。僕は邪魔かもしれない。
青「…あの」
桃「…ん?」
青「…先輩、僕と登校しない方がいいですよ、」
先輩は黙り込む。なんだか少し、僕の肩に置いている先輩の手に入る力が強くなった。
桃「…なんで」
青「だって、…先輩モテるじゃないですか」
「僕周りに嫉妬されてます、女子と行ったらいいんじゃないですか…?」
暫く沈黙が続く。そして、先輩は立ち止まった。
桃「青は俺と行きたくない?」
青「そんなことは…っ、!」
桃「じゃあ一緒に行こ、俺は青とがいい」
早口ですらすらと言って歩き出す先輩。
僕は放心状態、口をポカンと開けて引っ張られる。
桃「…しっかりーw」
青「…あ、ごめんなさいっ//」
桃「周りの目なんて気にしないで?一緒にいよ」
青「…っ、//はい!」
先輩はかっこいいセリフを言って微笑む。
そんな先輩に、また惚れていく。胸がキュンとする。こんな僕、異常だな、なんて思いながら歩く。
でも、先輩は女の子が好きなはず。
僕はただの後輩なんだろう。そう考えると、心がズキズキする。
___いつになったら、この心のズキズキから解放されるんだろう。
*****************
部活
顧問「じゃあ、新しく入る1年生紹介するぞー」
顧問の大きい掛け声で部員が集合する。
顧問「自己紹介端からしてってくれー」
端から…僕からだ。
青「1年3部の水野青です…!」
「えーと…?」
顧問「そうだな、趣味とか…あ、話せる先輩がいたら名前と、サッカー経験者かどうか教えてくれ。指導に役立つんだ」
話せる先輩…。先輩の方を見ると目が合った。
にやっと口の端を上げる先輩。
@ ___ 🎸
篝火

青「趣味は…歌を歌うこと?で、話せる先輩は…
も、百瀬先輩…ですかね」
「サッカーは、…やったことありません」
顧問「ほう、桃と話せるのか」
「じゃあ教えるのは桃が担当だな」
僕の担当は先輩になったらしい。ちょっと嬉しいと思っている。ほんのり顔が暑くなった。
その他の1年生の自己紹介が終わったあと。
全員1人ずつに担当の先輩がついた。
もちろん僕は桃先輩。その先輩と仲良くなる時間があり、二人で話す機会ができた。
桃「…よっ、」
青「…いろんな所で会いますね」
桃「こればっかりは奇跡だな」
「まぁ、サッカーやったこと無いんだろ?」
「教えてやる、ボール持ってこい」
青「あ、はい!」
僕はボールを持って、先輩のところに戻った。
すると、先輩は僕の手からボールを取り、地面に置いた。
桃「これ、あそこのゴール目掛けて蹴ってみて」
青「はい…」
どうやって蹴るのかも分からないまま、とりあえず適当に蹴ってみた。が、…
ゴールの斜めにまっしぐら。
思ったよりも外れて恥ずかしい。
青「あ…っ、//」
桃「…w」
「大丈夫、最初だもんね?」
僕は恥ずかしさのあまり、涙が出てきた。
目尻に水滴を溜める僕を見て、先輩は笑わず、優しく頭をわしゃわしゃ撫でてくれた。
桃「大丈夫だってぇ…出来なくて不安かもしんないけど、これから俺と覚えていこ?」
声が震えている為、こくりと頷く。
桃「担当俺でよかったよ、笑うやつもいるからな」
「俺なら青に付きっきりで教えてあげられるし、」
本当に、桃先輩でよかったと、心から思った。
___別の意味も含めて。
桃「もっかいやってみよ?」
「俺ボールもう1個持ってくるから、俺のお手本
見てやってみて?」
青「わか…っ、たっ…ん、…ぐすっ」
もう一度頭をぽん、と撫で、先輩はボールを取りに行った。
自分の頬を叩き、涙をごしごし拭く。
先輩に迷惑をかけっぱなしだ。しっかりしなきゃ。
桃「持ってきたぞー」
「よいしょ、じゃあ俺の真似してね?」
青「ん…っはい…」
先輩はボールを足の横で蹴った。
桃「ここ、どう?分かった?」
青「やって…..、ぐす…っ、みるっ」
桃「ん、よしやってみよ」
先輩のやっていたみたいに、足の横で蹴ってみた。
少し不格好だが、さっきよりは真っ直ぐにボールは転がった。
桃「お、いいじゃん、さっきよりも」
「で、今は手が~でー~…」
先輩がたくさん褒めて、たくさん優しくアドバイスをしてくれる。初めてのサッカー部は楽しかった。
*****************
帰り
桃「青、一緒に帰ろ」
微笑みながら近づいてくる先輩。
青「はいっ」
いつも帰る時は手を僕の肩にまわして、抱き寄せているような感じで帰る。もう慣れた。
桃「…」
珍しく、先輩が静かだ。
そのまま、沈黙が何分か続いた。
どれくらい経ったのか分からないが、突然先輩が口を開いた。
桃「…青は…さ、」
またそれだけ言って黙り込む。
青「…はい」
桃「好きな、人….いるの?」
何を言い出すかと思えば、好きな人…。
僕は少し考えた。
青「んー…」
これは先輩の事を好きと言うのだろうか。
先輩と話していると、胸が苦しく、ドキドキする。
顔も赤くなる、笑顔がかっこいいとも思う。
まぁ、この人は全てかっこいいが。
こんなこと思っているのなら、答えは一択だろう。
青「…居ますよ」
桃「え”、誰」
貴方だよ。…ここで先輩って言ったらどんな反応するのだろうか。
青「言うわけないじゃないですか」
桃「ヒント!だけね?」
青「….まぁ、それなら…」
先輩の特徴…。
青「…かっこいい」
桃「…ん、女だよね?」
青「ううん、男」
心做しか、先輩は少し嬉しそうな表情をした。
桃「…かっこいいんだ?」
青「はい」
「あとー僕にすっごい優しくしてくれます」
桃「青と仲良いんだ」
「先輩?」
青「はい、先輩です」
「あとはーイケメンで背高い!」
桃「完璧じゃんその人」
それ、自分のこと完璧って言ってますよ、なんて考えていた。
青「そうですよ、完璧すぎて…僕のこと、いつも照れさせてくるんです」
桃「いいなぁ、その人」
_______ん?
いいなぁ?
青「…えっ//」
僕の好きな人に羨ましがっている。
桃「…あ、待って」
「い、今の忘れて…っ//」
初めて先輩が僕の前で照れた。顔を赤くし、ふいっと顔を逸らす先輩が少し可愛く見えた。
青「僕の好きな人のこと、羨ましがってるんですか…?」
桃「…別にっ」
いつもより余裕の無さそうな声で、間を開けて言った。
桃「で、誰なの?」
青「だから言いませんって…」
先輩は少し考える仕草をした。
桃「んー…」
「橙、…とか?」
橙先輩、といえば
桃先輩と同じくらい女子に大人気のバスケ部キャプテンだ。いつも有名で人集りができているからわかる。
青「違いますよ、喋ったことありませんし」
桃「そっか、仲良いのか」
「部活は?」
青「サッカー部です」
桃「1番選択肢が多い…」
そう、サッカー部は1番部員が多いスポーツ部だ。
全体でいうと吹奏楽部が一番多い。
先輩はどうしてそんなに僕の好きな人を聞いてくるのか。僕も桃先輩の好きな人が知りたい。
青「そういう先輩は?」
「好きな人いないんですか?」
桃「俺?そうだな…」
「いる」
青「誰ですか」
桃「俺も言わない」
まぁ当たり前だ。恥ずかしいし広められそうだし言いたくない。
青「ヒントぉ!」
桃「可愛い、身長小さい、俺と仲良くしてくれる」
青「年は?」
桃「後輩」
僕と同じ学年で身長が小さい女の子…。
僕の学年には、小さい女の子はほぼ一人しかいないのだ。僕の幼なじみの、桜。
青「…桜?」
桃「違う、可愛いって有名な子でしょ、知ってるけど」
「あと、俺も男ね」
青「そうなんですか!?」
やった、先輩もなんだ。
気づかないうちに、僕の口角はにやにやと上がっていた。
桃「なーににやにやしてんのっw」
ボーッと考えている僕の額に、バチン、とデコピンしてきた。
青「い”た”っ!?」
桃「で、誰だと思う?」
青「もうわかんないです…」
僕と同じ学年の男子で、背がちっちゃい…。
学年で一番低い男子は僕だ。でも、その可能性はないと思う。脈ナシだと思う。
桃「…鈍感め」
先輩がボソッと呟いた。
どういう意味なのか分からない。
青「んぇ、なんですか」
桃「…なんも」
ぽつん
頭が急に冷たくなった。
桃「…雨だ、」
青「…ぇ、雨!?」
僕は傘を持っていない。先輩がもし持っていたら…。勝手な妄想が広がる。
桃「青、傘持ってる?」
青「持ってないです…」
桃「俺あるよ、入って?」
青「え”、いやいや、悪いですよっ」
やった。
心の中でガッツポーズをする。
桃「ほら、早く」
「濡れてる」
青「…あ、」
肩を掴み、ギュッと自分の方に抱き寄せ、傘の中に入れる先輩。距離が一気に縮まる。
青「せん…ぱっ、//」
桃「まぁまぁ、誰も居ないしいいじゃん?」
青「そういう問題じゃ…っ」
雨はどんどん強くなり、寒くなっていく。
桃「青の家、遠くない?」
青「まぁ…そうですね」
先輩の家はあともう少しで着くため、僕は途中から1人になる。傘は無くなってしまうが、走って帰るしか無いのだろうか。
桃「…ねぇ、青」
「俺ん家、今日泊まっていかない…?」
.୨୧____________୨୧.
またまた長くなってしまってすみません!
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎⇝♡1500
コメント
6件
なんでこんなに最高なんだろう???!!!いつもすごい!!I LOVE♡
あ、あの〜…初コメいいですか?一つ一つのストーリーが長くて次はどんな物語になるんだろ〜ってニヤニヤしながら見させていただきました!とっても大好きです!ついでにフォロー失礼します!