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-—-参 最終選別—–
【前回のあらすじ】
山から滑り落ちていた所を竈門炭治郎君に助けられ、
そのまま鱗滝さんのところで修行することになった私!
そして、約2ヶ月間の修行を終えた私は
今、 炭治郎君と共に最終選別へ向かっている!
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炭治郎 「それにしても、○○は岩を切るのが早くてビックリしたよ!」
○○ 「ありがとう。結構簡単だったかな!」
何故あんな岩を切れたのか?それは…
「漫画の展開を一言一句逃さずに全部思い出してそれを実行したから!」
我ながら良い記憶力だと思う。 ここでオタクが役に立った…
炭治郎 「すごいなぁ。才能があるんじゃないか?」
違います。漫画読んでたからです。
○○ 「いやいや、それを言うなら 炭治郎君の方が才能あるよ。」
実際、鱗滝さんの弟子の中でも一番大きな岩を切っていた訳だし…
炭治郎 「あははっ、ありがとう!」
そんな他愛もない話をしながら歩いていると、 藤の花が見えてきた。
○○ 「…あそこだね。」
炭治郎君が頷く。私達はここから真剣モードに入った。
~ 最終選別 ~
○○ 「水の呼吸…壱の型。水面切り!」
ズイィィィッ!!
○○ (よし。倒した!)
私は習った水の呼吸で鬼達を狩っていく。
技は知っていたからイメージはなんとなく付いていたが、
実際使ってみるとかなり難しい。
○○ (気を抜いちゃいけない。まだ鬼はいるはず!)
そうしている内に、ついに”あの鬼”に出会った。
最終選別といえばのあのデカイ鬼。手鬼だ。
○○ 「来たぁぁぁ!!手鬼ー!」
手鬼 「クックック、その羽織…鱗滝の弟子かぁ。」
奴は漫画と同じようなセリフを私に言ってくる。
○○ 「あんたがすることは分かってるのよ!手鬼さん!!」
手鬼 「あぁ?どういうことだ?」
そうこうしていると、炭治郎君がやってきた。
炭治郎 「○○!大丈夫かっ?」
炭治郎君優しい…普通に好き。
○○ 「うん。全然平気!」
炭治郎 「○○、他の人達を避難させてくれるか?」
○○ 「分かった。気を付けて!」
私はそう言って、気を失っている人達を手鬼から遠ざけた。
しばらくして…
○○ 「炭治郎君!倒した?」
炭治郎 「…うん。」
炭治郎君は地面に座り込み、少し悲しげな目をしていた。
私は察しが良いのですぐに気づく。 (これはあのシーンだな)、と!
○○ 「炭治郎君。絶対最終選別、突破しようね。」
炭治郎 「もちろんだ。」
○○ (…終わった。生きた、私生きたよ…!!やったぁぁ!! )
私は無事に最終選別を突破した。
途中で何度か死にかけたけど、推しのことを考えたら死ねなかった!!
○○ (私剣士向いてるかも。天才じゃん。)
そう思いながら私は、これからの案内を聞いていた…