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2年生の教室を後にした私たち。
『じゃあね〜』
エイタ「おう」
帰りの廊下にて。
瀬見美樹…あのバレー部の牛島さんや天童さんたちとあんなに仲良いの!?
天童さんなんか肩組んでたし!!
瀬見さん、お兄ちゃんなのは分かるけど…
『お兄ちゃん、やっぱり覚くんたちにからかわれてたね』
りっこ「やっぱり遅かったみたいだねw」
しかも名前呼び!?
私以外がチヤホヤされるなんて許さない…
ユイナ「美樹ちゃんって、2年生の牛島さん達ともすっごい仲良いんだね!!」
話しかけると瀬見美樹は、えっ とびっくりした顔をして
『あぁ!私の事みんな小学生の頃から知られてるしほんとみんなお兄ちゃんみたいな感じだよ』
とヘラヘラ笑って言う。
ユイナ「そうなんだ〜すごいねっ」
『そうかなぁー?私からすれば普通なんだけどね笑』
はあ!?
普通じゃないんだけど!!
まじありえないんだけど。
白鳥沢バレー部は、みんなファンが多いし
みんなの白鳥沢バレー部なんだから!!
こんなに近づくことなんてできないし。
こんなに親しく話すなんかできない。
試合を見に行った時、白布くんの名前を
たくさん呼んで応援したり
お疲れ様って声をかけに行った時も
たくさんいてちゃんと聞いてくれたかどうかなんかわかんなかったし。
こいつだけ。それに桜井律子。
まじありえない。
なんでこんな奴らが私よりチヤホヤされて
しかもバレー部と仲良いの?
というかなんで早くこいつと仲良くしてあげなかったんだろ。
こいつと仲良くなったらバレー部のメンバー全員と仲良くなれるじゃん。
ラッキー。
そうすれば自然と白布くんとも仲良くなれるじゃん。
一石二鳥じゃん!!
瀬見美樹!ありがとう〜
ユイナ「みんなおもしろいね〜」
『でしょ〜』
りっこ「だねー」
だから利用させてね?
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