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最後まで

1 - 暖かく、冷たい

♥

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2022年02月20日

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私には友達がいる。


2年前からの友達。


とても、とても良い人だ。

この人以外に優しい人はいるのか、と思うほど。


そして、言う事が全て私に突き刺さる。

正しいことも、褒め言葉も、意見も、注意も。


言葉の選び方がとても上手い。


────────────────


今日もいつも通りにその子と一緒に帰った。


奥行きのない、ごく普通の会話をしながら。


その子は、よく分からない質問をしてきた。


「あのさ、もし自分が自分じゃなくなったらどう思う?」


何を急に。また、不安になるような質問を。


「何を急に。前も言ってたよね、それ」


「いやさ、もし、自分が他になっても友達でいてくれるかなって」


前も答えた。

「前も答えたよ、友達だって。裏切ったら話は別」


「……裏切りは流石にね」


今回はちょっと変だな、と私なりに思った。

いつもなら

「裏切りなんてするような人じゃない!!!!!」

とか言ってるはず。


……まさか、漫画でよく見るようなことにはならないだろう。


そんな世の中都合よくない。


「あ、家ついたや。今日は早く着いちゃったね」


今日は確かに早かった気がする。


「ホントだっ!!じゃあここでばいならかな」


今、家に親はどっちもいない。


「…入っていいよ」


驚く様子を見せる。


「…えっ!?いいのか!?んじゃお邪魔しますっ」

のしのしと遠慮気味ではあるが、踊るように足をつけた。


「はい、どうも〜」

と私も応える。


「うわぁ……すげえええ……模様替えしたのか」


「そうだよ、ソファーとか机とかも変えてみた」


関心しながらソファーに座り込む。

「流石、なんか〜っぽい感じするw」


「ぽい感じってなんだw」

またまた薄い話。なんだかんだ楽しい。


──────────────────

カタカタッ


「あ、まずい。親が帰ってきた。」


相手の表情が曇る。

「あ、それはまずいな。今でたらバレるよね。」

「うん確実にバレる。」


二人の間に緊張が走る。部屋の温度が下がっていく。


「今日、泊まりな」


驚きを隠せない様子。目が満月になってる。


「とりあえず隠れよう」


正気に戻り、再び隠れる場所を見つける。


とりあえずは自室に隠れこんだ。

だが、靴がある事をすっかりと忘れていた。


リュックは持ってけたものの、1番重要な靴が頭から飛んでっていた。


「大丈夫かな……靴」

「大丈夫だって!!心配ご無用!!!」


(なんって無責任な…)


とは思ったが、それはもうどうでも良くなった


玄関の扉が勢いよく開く音が家中にこだまする。


「ただいま〜」

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