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tamaki
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勇斗side
俺は、気づいてしまった。
仁人が何をしていても可愛くて、愛おしいと思ってしまうこと。
朝起きてから学校にいるときも家に帰ってからも。
気づけば、いつも頭の中には仁人がいる。
……多分、これは恋なんだ。
この恋に名前をつけるなら――
“クレッシェンド”
仁人と一緒にいるたびに少しずつ、少しずつ大きくなっていくこの気持ちはまるでクレッシェンドみたいだ。
もっと仁人のことを知りたい。
もっと仁人の近くにいたい。
そして、いつかこの気持ちを仁人に伝えたい。
伝えたら仁人を抱きしめて離したくなくなるんだろうな。
……でも、まだその時じゃない。
今はこの気持ちを胸の奥に隠しておこう。
もっともっと大きくなってもう隠せないくらいになったそのときにちゃんと伝えたい。
勇斗「仁人!次、移動教室行こうぜ!」
仁人「うん!」
いつもと変わらない顔で仁人のもとへ駆け寄る。
なんでもないふりをして隣を歩きながら俺は何度も仁人の横顔を目で追った。
……今日も、可愛いな。
コメント
1件
あおいです🌷 勇斗が自分の気持ちに「クレッシェンド」って名前をつけた瞬間、すごく刺さりました。まだ隠している段階だからこその、胸の中であたたかく育っていく感じが繊細で…。なんでもないふりして隣歩きながら横顔を追う、その切なさと甘やかさがたまらなかったです。次が気になります。