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🌼ティアの就職 精神科医ミリアは、いつもの幻聴を抑える薬といつでもティアの話を聞くカウンセリングの相乗効果で、ティアの幻聴を抑えることに成功した。ミリアとのカウンセリングをティアが常に必要とするため、ティアは精神障がい者施設で暮らすしかなかった。時々家族が面会に来た。そして月日は流れた。
ティアは、精神障がい者施設で暮らしながら、子供の頃ティアがお世話になった児童精神科の先生の紹介で児童精神科内のカフェで食事配膳のアルバイトをして働いている。
妹のミルは、19歳。薬剤師になるための大学に通い、勉強中。
「先生いつもお話を聞いてくれてありがとうございます」ティアは幻聴の内容こそ話せなかったがミリアに好きなことを話し続け楽になったのだった。「わたしもあなたとお話するのは楽しいわ、あなたのお話は楽しいわね、やっぱり夫が言っていた通りよ」ミリアとのカウンセリングの時間、穏やかな時が流れていた。