「人間失格」
この能力を私は好きになった事が無い
それもそのはず
だって、私の異能力は
異能力の反対、反異能力だから
だが
乱歩さん、貴方に異能力を褒められたら
私はこの能力を愛す事でしょう
、、でもそれが実現すれば良いのに
と、思うのが現実
「ですよね乱歩さん」
『ですよね、じゃない』
『何故、僕を監禁する』
「私だけの乱歩さんであって欲しいからです」
「厭なのですか?」
『嗚呼、最早、屈辱と云っても過言では無いね』
「えー、酷いですね」
「そんな躰には躾しないと」
!!、
電撃の様に、太宰の言葉が胸に重く響いていくのが判る
これから、我が身に何が起こるのか
それは、太宰にしか知らない事実である
「フフ、その顔も美しいです」
乱歩さんの顔は、既に恐怖に染められていた
私の人生は貴方を堕とす為にある、、、
そう思っている
「さぁて、これから楽しくなりそうだ」
そう云うと、太宰の顔は見る見る笑顔になっていった
、、逃げ道は無い
そう悟ったのは次の瞬間だった
次の瞬間、太宰はコートを脱ぎ捨てた
その時の太宰はもう既に狂気に、いや、興奮に支配されているのが能力を使わなくても判る
否、判ってしまう
「…黙らないで下さい」
「沈黙は少し苦手です」
『もう、覚悟は出来てるよ』
「その返答を待ち望んでました」
太宰が朗らかに笑う
「さ、楽しい事しましょ?」
『嗚呼…』
この後の話は云うまでも無い
実に汚くて、卑猥で、淫乱な行為をしたまで
確かに、最初こそは痛かった
でも段々とヤっていくうちに気持ち良くなっていく
『ぅあ゛っ、』
「可愛いですよ~?」
それぐらいの会話しか覚えていない
後、覚えているのと云えば、、、
「『人間失格』ですね♡」
、、ぐらいだ
もう思い出したくも無い記憶だと思う
最後何か無理がある
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