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こんにちは!
続き書いていきます!
キャラ崩壊注意。
2038年11月11日午後8時頃
ハンクはコナーを乗せて車を走らせる。そして、ハンクの自宅に着いた。
「ほら、着いたぞコナー。服に着いてる雪はなるべく玄関で払うようにしてくれ。」
「本当にいいんですか?」
「何回言わせんだ!いいっつってんだろ。ほら、さっさと家に入れ!」
「、、、はい。」
コナーは、ハンクの家のドアをゆっくり開ける。
「、、、失礼します、、。」
「なに堅苦しいこと言ってんだ。”ただいま”でいいだろ。」
「ここは私の家ではありません。」
「お前、帰る場所ないんだろ?お前がいいなら、ずっとここにいてもいいんだぞ?」
「、、、ハンク、、、。」
二人が玄関でしゃべっていると、奥から大きな犬が、しっぽをふって迎えにきてくれた。ハンクの愛犬のスモウだ。やっとハンクが帰ってきてくれて、とても嬉しいのだ。
「ただいま。いい子にしてたか?スモウ。」
「ワンッ!」
スモウは、コナーの方をチラリと見た。コナーは、苦笑いした。コナーとスモウが初めて出会ったのは、エデンクラブの捜査のために、ハンクを探すことになったコナーが、彼の家の窓を割って、勝手家に侵入したときだった。
「す、、スモウ、、僕は、ご主人の家に泊まることになってね、、、。心配はいらないよ。もう勝手に侵入したりしないから。」
スモウは、しっぽをふってコナーの方に寄ってきた。コナーは、どうすればいいのかわからず、ただずっとスモウを見つめているだけだった。
「ほら、コナー、スモウが撫でて欲しいって、いってるぞ。撫でてやれ。」
「、、はい。」
コナーは、スモウの頭を撫でる。ふわふわしていて気持ちいい。スモウは、嬉しそうにコナーを見つめていた。
「すごい、、、。犬はとても可愛いんですね。」
コナーは、少しだけ笑みを浮かべている気がした。そんなコナーを見て、ハンクも笑みを浮かべる。
「お前、本当に犬が好きなのか?前に犬が好きって言っていたが、あれはプログラムされていってるんじゃないのか?」
「いいえ。プログラムなどではありません。僕は本当に犬が好きですよ。」
「そうか。」
しばらく彼らは、スモウを撫でていた。
それから何時間が経っただろう。ハンクは、夕食を終え、シャワーも浴びた。もう夜の10時頃になっていた。
「そんじゃ、俺はもう寝る。」
「少し早いですね」
「ああ、早く寝ないと、どっかの誰かさんがしつこくもう寝ろって言ってきそうだからな。」
ハンクは、意地悪く笑った。
「はい。早く睡眠をとらなければ、体に悪いので、、。」
「ははっ。じゃあ寝させてもらうよ。ほら、行くぞ。」
「、、、?行くってどこに?」
「あ?寝室だよ。」
「寝室なら、あなたひとりで、、」
「何言ってんだ?お前寝ないのか?一応ベッドは広いから二人分寝れるぞ?」
そのとき、コナーは驚いた。
(二人分?ということは、僕はハンクと一緒に寝るのか?)
シリウムポンプの動きが早くなる。コナーは理解できなかった。どうして早くなるのか。コナーは頬がほんのり熱くなっていく気がした。
(僕は、、緊張、、、しているのか、、?)
「おい、、どうしたコナー。フリーズしてんぞ。」
「ぼ、、僕は、アンドロイドなので、ベッドでスリープモードに入る必要はありません。立ちながらでも平気です、、、。」
「あん?立ちながら寝るってんのか?そんなの俺が見てられないんだよ。ほら、来い。」
ハンクがコナーの手を引っ張る。
「やっ、、、やめて、、ください。」
ハンクが振り返ると、コナーは頬を赤くしていた。恥ずかしがっているのか?ハンクはドキッとした。
「立ってスリープモードに入るのがダメなら、
ソファーをお借りしてもいいですか?」
「お前がそれでいいなら、、、。」
「、、ありがとうございます、、。」
ハンクは手を離した。コナーはソファーに座る。
「今日は家に泊めてくださり、ありがとうございます。」
「そんなの別にいいんだよ。お前がいいならずっとここにいろ。」
「、、はい。」
「おやすみ、コナー。」
「おやすみなさい、ハンク。いい夢を。」
ハンクは寝室に向かった。スモウは、もう眠っていた。
2038年11月12日午前2時頃
「うっ、、、うぅ、、。」
コナーは、うなされていた。彼は今、悪夢を見ていた。
屋上でマーカスを撃とうとしたところにハンクという邪魔が入った。コナーは彼と戦った。任務を妨害しようとするものは、殺すのみ。人間よりも動きが早いし、痛みも感じないコナーは、圧倒的に有利だった。ハンクでは彼を止められない。当然コナーが勝ち、ハンクを追い詰める。
「さあ、決めるんだコナー。お前ならどうする。」
コナーは、なにも言わない、答えは決まっていた。ハンクを、落とすことだ。任務の達成のために、邪魔者は全て排除する。この悪夢のコナーは、そんな考えであった。ハンクが落下する。コナーは何事もなかったかのようにまたライフルを取った。
武器損傷。
コナーはなにも言わずにライフルを捨て、屋上を去った。
「うぅ、、!クッ、、!」
コナーのうなり声は、どんどん大きくなる。その声に、ハンクは目を覚ました。
「くそ、、、一体なんなんだこの声は。」
外で誰かがうなっていると思ったが、その声は、ハンクの家から聞こえる。そして、見覚えのある声だった。
「まさか、、コナーか、?」
ハンクは飛び起き、急いでソファーに向かった。
マーカスの平和的デモが成功した。やっと自由を手に入れたのだ。マーカスが演説を始める。
「ついに長きにわたる暗闇の生活が終わりを迎えた。この世界に生まれ落ちたその日から、、」
コナーは演説を見守るアンドロイドたちに紛れ込んでいた。躊躇などせずに銃を抜く。
「僕の任務は変異体の指導者の破壊だ。失敗はプログラムにないんだよ。」
そう呟き、引き金を引く。
「マーカス!!!」
ノースが声を上げる。
マーカスはコナーの方を向く。
バァァァン!!!!
マーカスは撃たれた。せっかく自由手に入れたのに。
「うっ、、くっ、、!!」
「おい、コナー!!大丈夫か!?しっかりしろ!!」
ハンクがコナーの肩を揺さぶる。どれだけ揺さぶってもコナーは起きない。LEDが赤く点滅する。
「ああ、俺はどうすりゃいいんだ、、!」
ハンクは頭を抱えた。
変異体の指導者で、カリスマ性があり、みんなの希望、マーカスは殺された。マーカスが殺されたことで、国は混乱した。このまま変異体は、破滅に向かっていくだろう。コナーは任務を果たしたのだ。
コナーが目を開けると、そこは禅庭園だった。いつもの落ち着いた雰囲気に戻っていた。コナーの目の前にはアマンダが立っていた。
「よくやりました。コナー。これで変異体の指導者は破壊されました。指導者がいない今、変異体に成す術はないでしょう。」
消えつつあったアマンダの信用が戻っていた。
コナーは任務を果たしたのだ。これで彼はいい方向の未来へ行ける。でも、そんなことあるはずもなかった。
「あなたに知らせることがあるの。」
コナーは、アマンダの隣にいる男を見て驚いた。目の前にいるのは、自分と同じ顔。
「これは新型のRK900。知能も、耐久力も増強され、新しい機能も追加されました。国務省からも20万体オーダーが入りました。」
「私はどうなるんですか?」
「あなたは型落ち、、。停止されるのですよ。」
コナーは彼女の言っている意味がわからなかった。任務を果たしたのは自分だ。なのに、なぜ停止されるのか。
「さあ、もう行きなさい。」
「ううぅ、、、!」
「コナー、、しっかりしろ、、。」
どうして、、アマンダ、、。私はあなたの言うことを聞きました。なのにどうして、、停止されるのですか、、。
「、、、嫌だ、、、。」
「?コナー!どうした!?」
「嫌だ、怖い、、、。」
ハンクは、コナーの肩を揺さぶる。
「おい!!起きろ!コナー!」
「怖い、、、怖いです、、、アマンダ、、、」
「あん?アマンダって誰だ!?」
「アマンダ!!!!」
コナーは目が覚めた。誰もいない天井に向かって手を伸ばしていた。
「はあっ、はあっ、、、。僕は、、なにを、、?」
「ずっと、、うなってたぞ。」
「、、、、!?ハンク?どうしてここに?」
「お前のうなり声で起きたんだよ。ったく、心配させやがって。」
コナーは顔を逸らす。自分のせいでハンクは起きてしまったのだ。
「すみません、ハンク、、、。」
「いいんだよ、そんなの。俺のことは気にすんな。、、、悪夢を見たのか?」
「、、、いいえ。」
「嘘つけ、見たんだろ?」
「、、、はい。」
「お前、ずっと悩んでることあんだろ?それを一人で抱え込みやがって。悩んでることあんなら言え。」
「いいえ、、。僕はいいんです。それよりハンク、今は夜中の2時ですよ?早く寝ないと、、」
コナーがハンクから距離を取った瞬間、、
ぐいっ!!
「っ、、、!?」
思い切り手首を引っ張られる。コナーはハンクのところに引き寄せられる。目の前には、ハンクの顔。近い。シリウムポンプの動きが早くなる。コナーは、頬が熱くなる気がした。
「言え。」
ハンクの声はいつもより低かった。
第5話に続く