注意事項
・1話参照
なんでも許せる方だけお進みください
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ci「ぁ゙ー…やっと終わった…」
開始から約8時間も経っているらしい。
ci「ねっ…む…」
ふわぁ、と大きいあくびをする。
コンコンコン
ci「ぁ…?」
こんな時間に誰や?
またrpか…?
rb「入ってもええか?」
ci「ぇ」
聞こえてきたのは声はrpではなくrbだった。
rb「…入るな」
ci「え、ちょ、まっ」
ガチャ
扉が開いてしまった。
rb「はぁ…?」
rp「ぇ…」
rbの後ろにはrpもいた。
rb「チーノお前、その腕と書類、どうしたんや 」
ci「……」
やばい、
そうciは今上裸で、机に大量の書類が置かれている状態たのだ。
rp「腕…血大丈夫ですか」
上裸なので腕も丸見えだ。
包帯が見られてしまった。
ci「大丈夫…」
rbが机に置いてある書類を1枚取る。
rb「この書類お前のちゃうやろ。なんで持っとんねん」
ci「…僕のですよ。」
rb「ちゃう。内容が一般兵用のや。」
ci「量が多そうだったから少しもらっただけです」
rb「…じゃあこの間に挟まっとるこの紙はなんや?」
rbの右手には”“死”“と書かれた紙。
ci「それは…」
rb「これ誰に渡されたん?名前言ってみ?」
rbはニッコリと笑うが、目はまったく笑っていなかった。
こっわ……
ci「………」
rb「言わへんのならええわ。後で調べたる」
rbなんかに調べられたら終わるぞ。
調べんのはやめてくれねぇかな…
rp「…チーノさん、その腕はどうしたんですか」
ci「ぇ?…あぁ」
rb「それも誰かにやられたんか?」
ci「…違います」
rb「じゃあどこでどうやって怪我したん?」
ci「書類で切れただけです」
rp「書類だけでそんなに血出ないと思います。それに最低でも10cmくらい切んなきゃそんなに包帯巻く必要ないですよね。」
コイツ口動くん早いなぁ!!
このまま行けば一般兵のこともリスカのこともバレてまうやんか!!!!
ci「…これは僕が自分でしてしまった怪我なので気にしないでください」
rb「…ちょっと机調べさせてもらうで 」
ci「は、やめてください、!」
rbが俺のことを掴み、身動きが取れなくなった。
rb「レパロウ今のうちに探せ」
rp「、はい」
✱
rp「ぁ…」
rb「なんか見つかったか?」
ci「離してくださいっ、!」
順番に引き出しを開けていると、そこにはカッターナイフが入っていた。
rb「カッターか…」
rp「ロボロさん。…これ、刃に血付いてます……」
刃を見ると、ciさんのものではあろう血が付いていた。
rb「お前まさか、カッターで切ったんか。それ」
ci「…」
rb「答えへんってことは肯定と同じやからな。改めて聞く、自分でやったんか?」
ci「…」
ciさんは無言のまま。
自分でやったということだろう。
rb「そーか…」
rbさんはciさんをベットに座らせた。
rp「それ、消毒しました?」
ci「してへん、」
rp「チーノさん消毒持ってないぽいんで部屋から取ってきますね」
rb「俺はここでチーノと一緒に待っとるな」
rp「できるだけ早めに戻ってきます」
俺は消毒を取りに自室へ向かった。
✱
どうやらciは俺の知らないところで散々な目に合っていたらしい。
ci「失望したやろ…”俺”がこんなんで…笑」
ciは普段と違い、敬語が抜け、一人称が”僕”ではなく”俺”になっている。
…これが本当のciなのだろうか
rb「してへんよ」
ci「でも俺、」
rb「でもとかちゃうの。どんなチーノでも俺の大切な仲間なんやから笑」
ci「っ、ほんまに…?」
rb「ほんま」
ci「俺が、どんなに無能でもっ、たいせつっ…?きらいやない、ッ?」
ciは今にも泣き出しそうな顔でそう言った。
俺は…今初めて後輩にこんな思いをさせていたのだと知った。
rb「もちろん。嫌いなんかにならへんよ。絶対に」
もっと俺が見ていればciはこんな思いをせずに済んだのだろうか。
あぁ、俺は最低だ__
ci「ぅ、ぁ゙ぁっ、ろぼろぉ、…」
ciはポロポロと涙を零す。
こんなことを思える雰囲気じゃないが、
ciの流すその透明な雫は何よりも綺麗に見えた。
rb「ん、よしよし。よく頑張った」
ci「ぅ゙、ぁっ、ひぐっ、」
rb「ええ子ええ子」
ciの頭をぽんぽん、と優しく撫でる。
ciの髪はふわふわしていてとてもやわらかい。少し青がかった、淡い水色の髪。
rb「たくさん泣き。今まで頑張っとったんから」
ci「ぁぁ゙ッ、ぅ゙~、っ」
rb「…笑」
しばらく頭を撫でていると、rpが帰ってきた。
rp「消毒液持ってきました。…? 」
rb「あぁ、ありがとな。チーノ大丈夫か?」
ci「ぉん…ぐすっ…」
rp「ハンカチ要ります?」
ci「ぃる、」
rp「はい、どーぞ笑」
ci「ありがと、」
ciはもらったハンカチでゴシゴシと目元を拭く。
rb「そんなに強く拭いちゃだめやで」
ciの手からハンカチを取り、優しく目元を拭いた。
rb「大丈夫?」
ci「だいじょぶ、…です」
また敬語に戻っている。俺はタメがいいのに。
rb「敬語やなくてええよ」
ci「ほんまに、?」
rb「ほんまに。そっちの方が嬉しい」
rp「俺もタメの方が嬉しいです、!」
ci「、わかった」
✱
rp「消毒しますね~」
ci「っ…」
ciさんがビクビク震えている。
消毒が苦手なのだろうか?
rb「深呼吸、深呼吸」
ci「すぅ、はぁ、」
rp「拭きますね」
消毒液を染み込ませたコットンを、ciの左腕に当てる。
ci「ぃ゙っ…」
rp「すぐ終わりますからね。頑張ってください」
ci「ぅ゙~ッ…」
✱
rb「ん、頑張った頑張った」
ci「ん゙~ッ…」
消毒とか終わってる、!がちで!
てか結局2人にバレたし…
でもまぁいっか、2人は信用できるから。
この2人といると安心する。
rp「チーノさん、」
ci「、?なに」
rpが真剣な眼差しでこちらを見ている。
rp「お願いです。もう二度と今回のようなことはしないでください。」
ci「リスカ…?」
rp「そうです。書類も渡されたら俺らに教えてください」
ci「…」
ちゃっかり書類のことまで言ってるし…これはもう隠せんかぁ…
ci「わかったよ。極力しないよう頑張る」
rp「っ、ありがとうございます」
流石に一切やるなは無理だ。
俺の、唯一の救いだったのだから。
rb「辛いときは俺らを呼んでな」
ci「…すぐ来んと怒るから」
rb「怒られへんよう頑張るわ笑」
ci「なぁ、」
rb.rp「ん?/はい?」
ci「このことは誰にも言わんでくれる…?」
rp「チーノさんが望むなら」
rb「言ってほしくないなら言わんよ」
ci「、ありがと」
rb「俺めっちゃ口固いで~?笑」
rp「俺も固いから安心しでください笑」
ci「くふっ、笑そりゃ安心やわ笑」
ciこの笑いは、 本当の、心の底から笑いだった。
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今回は3000文字書いてみました、!
1000文字だと短いと思う方もいたので
3000文字だったらどのくらいか教えて欲しいです!
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