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大日本帝国、通称日帝。他の国からしたら悪役。でも、僕からしたら…。
一章
カントリーヒューマンズ。いわゆる国人間。国の象徴であり、政治を動かす存在でもある。カンヒュとカンヒュで戦うことも多い。そんな僕らは、今日も色々なところではたらいている。僕も、いまこの国の政治を動かしているよね。まあ、僕たちは国民がいないとなんにもできないけどね。ああ、そうだったっけ。今日は、君がわざわざ聴きに来てくれたんだもん、日帝…ナイチについて話さなくちゃね。
ナイチは、僕の命の恩人でさぁ、スッゴいカッコいいの。それで、カタナを使って、それで…。え?なんで会わないかって?ああ、知らないんだ。いいよ。僕とナイチに何があったのか、教えるね。
二章
「ナーーーーーーイーーーーーーチッ!いらっしゃぁい!」
僕は、大好きなナイチがこっちに来たことを喜んでいた。無邪気に遊んで、寝て、食べて。すごい楽しかったなぁ。ナイチのご飯は、すごくおいしいんだよ。ワショク、だっけなぁ。ナイチみたいになりたくて、毎日ナイチに鍛えてもらったんだよ。
「僕つおい!ナイチ守るんね!だから安心してね!」
こう言ったパラオに、ナイチはありがとうって言ってくれたんだ。
でも、やっぱりパラオは強くなかったんだよね。…どうしてかって?まあ、次の機会に話すよ。ほら、早く帰りなよ。親が心配してるでしょ。バイバーイ。
ナイチ、かぁ…。懐かしいなぁ。最後に会ったのって、いつだっけ。うーんと、確か…。あ、思い出した。
三章
「行ってくるよ。」
ナイチ、今日もお出掛けかぁ。つまんないなぁ。早く帰って来ないかな。
その日の夜更け。
帰ってきた!そう思って迎えにいこうとしたとき。
「ナイ…チ…?どうした…の…?」
玄関に、ボロボロになったナイチがいた。血まみれ、傷だらけ。手当て用の箱をとりだしたとき。
ナイチは黙って外に出た。僕はビックリして後を追った。その時、ナイチの前に誰かいることがわかった。
仲間かな、と思った次の瞬間。
パァァン!
ビックリして、目を閉じてしまった。銃声…?が鳴った方をチラッとみると、ナイチが倒れていた。
「!ナイチ…ナイチッ!」
僕は叫んで、ナイチのもとへ走った。すぐに手当てを始める僕に、話しかける人がいた。さっきナイチを撃ったひと。
「Hey ,boy.Stay away from dnger.And you should surrender quickly,Empire of Japan .」
…?どういうこと?ナイチを助けなきゃいけないのに、五月蝿いな。
「離れていなさい。手当てはいいから。Shut up Amerika.If you harm this child,I will kill you.」
二人は知らない言葉を話している。なんか怖いな…。
「英語はわからないか。少年。早く離れなさい。ここは危ないから。おい大日本帝国。おまえの敗けだ。降伏しろ。」
ああ、ナイチ、そういうことだったの。この国と戦争してたんだね。それで、敗けたんだ。
四章
幸い、ナイチは生かされた。息子の日本とやらに政権を渡して、インキョ?するんだって。僕は独立した。ナイチを傷つけたアメリカの協力で。別れ際、ナイチに会いに行った。
「すまなかった。もうこれから会えることは少なくなると思う。でも、息子とは…って、どうしたんだ?」
僕は泣いていた。離れるのが寂しかった。ワショク、つくってあげたかった。もっと、遊びたかった。もっと…。もっと、一緒にいれば良かった。別れたくないよ、ナイチ。
「私はまだ生きているぞ。そんな今生の別れみたいな顔するな。」
ナイチは僕の顔を拭ってくれた。そして続けた。
「おまえは強いんだろ?私の弟子だからな。だから…いや、違うな。」
そこまで言うと、ナイチも目に涙を浮かべた。そして小さい声で、
ありがとう、って言った。
僕ももっと、頑張らなくちゃ。
そう呟いた僕の耳に、懐かしい声が聞こえた。
安心してね、ナイチ。
「だってナイチを守れるぐらい、パラオは強いんだから!」
懐かしいさくらの香りが、した気がした。