テラーノベル
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俺は暗殺者だった
誇れもしない仕事をしていたが
俺は死んだ
腕が悪かったわけじゃない
自画自賛だがお得意先は多かった方だ
生きるのに困らない報酬で
自由奔放に生きてきた
ヘマをしたわけじゃない
あいつが撃たれそうになったから
俺らしくなくかばったと言うやつだ
あいつと言うのは自称弟子
勝手に俺についてまわってきて
はじめは邪険にしていたが
あいつの天性の暗殺者としての素質に
いつしかいなくてはならない
相棒的な存在になっていた
俺の死に際
あいつが俺を撃ったやつを
返り討ちにしたのを見届けて
俺の意識はなくなった
魂の抜けた俺の肉体は
あいつの手で葬られた
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