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???「君たちは人魚の買主に命を狙われる可能性がある」???「まぁ……そうなりますわな」

???「仕方ないですね」

???「あらそう」

???「まぁ何とかなるんじゃないか?」

???「そうっすね」


ここは、理事長室。「雨花」、「橙」、「桃時」、「兎白」、「瑠璃人」は「雫」に例の人魚の買主が雨花たちを狙っていると伝えている。


雫「人魚がした話を前理事長に伝えたところ、すぐにオークションの閉鎖と買主について調べてくれるとの事で、それが分かるまで大体一週間かかると言われている。それまでどうにかして君たちには……」

雨花「敵から欺いて欲しいと……」

橙「あの……私は別に構わないのですが……少し心配なことが……」


橙は桃時の方に顔を向ける。


桃時「あぁアタシの心配ね。大丈夫よ。」

橙「でもあなた、最近護身術習ってませんよね?」

桃時「でも大丈夫なのよ。心配いらないわ」

兎白「俺の家に来るか?それなら俺が守ってやれるし……」

桃時「だから大丈夫なの!アタシは平気!」

瑠璃人「だとよ?雨花」

雨花「多分桃時ちゃん大丈夫だと想うよ?」

橙・兎白「え!?」

桃時「分かってるじゃない。」

兎白「じゃあせめてお父さんの近くにいろよ?」

桃時「でもうちの父親。仕事で出張に行ってるのよ。だから家では一人ね」

兎白「何だって!!やっぱり俺の家に来い」

桃時「どんだけアタシは弱い奴だと思われてんのよ!大丈夫なの!アタシもう帰るから!じゃあね!」


桃時は怒りながら理事長室から退出した。


兎白「怒らせてしまった……」

橙「別に悪いことしてる訳じゃないので自分のこと責めなくて良いと想いますよ。でも桃時さん、守ってもらうことをあそこまで拒否するのも珍しいですよね」

瑠璃人「何であんなに自信満々なんだ?」

雨花「………」


多分桃時ちゃんは……


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桃時「んーん……はぁ……今日も疲れた」


桃時は家に帰り、シャワーを浴びて部屋に戻ってきたところ。


桃時「美容ドリンク飲もう。………ぷはぁ!美味しい!」


シーン


そして……





バンッバンッ


銃声が響いた。しかし、桃時は……


桃時「…………」


桃時は、撃たれる瞬間、床に伏せて、机を持ち上げ盾にしたのだ。


「驚いた。気づいたのか。俺の銃に」

桃時「…………」


ドアの開く軋む音と共に現れたのは、黒づくめの男だった。


「お前は一番弱いはずだ。あの生徒会メンバーの中で。だから俺は単独で来たんだからな」

桃時「そうね。確かにあの生徒会メンバーの中ではアタシは一番弱いわ。貧弱も良いところよ。でも……」


「「他からしてみればどうかしらね?」」


「ふん。はっはっはっ!威勢だけは良いようだな。だが、俺のことはお前ももう知ってるだろうが、あの人魚の買主に雇われた部下。戦闘訓練も受けている。お前は俺には勝てない」

桃時「……それで?要件はアタシを倒すことだけ?」

「いや違う。単刀直入に言うぞ。あの人魚を引き渡せ」

桃時「ちなみに理由は?」

「俺の買主は、やられたらやり返す主義の持ち主で、あの人魚にはそれ相応の報いを渡すらしい。だからあの人魚を回収しに来たんだ」

桃時「じゃあ尚更、渡す訳にはいかないわね」

「じゃあ今からお前を……」

桃時「随分と舐めてくれてるじゃない」

「……は?」


桃時は男を真っ直ぐみる。


桃時「こんな近距離で、撃って大丈夫?ここまで近づかないと撃てないの?アタシはさっきからずっと長々と話を伸ばしてるけど、気づかない?この家はアタシの家。どこに何があってどうしたら効力を発揮するのか。全て把握済み。だからあなたにハンデをあげてるの。考えさせるハンデを」

「…………」

桃時「…………」


しばらく沈黙が続いた。そして……


バンッバンッ


銃が発砲された


「……ぐは!」

桃時「……はっ!」


桃時は、低い体勢で男に近づき、銃弾を避けつつ、銃を持つ手を思いっきり蹴りあげると、男の銃を取り上げ、男に向けた。


「銃を奪ったくらいで、どうにかできるとでも?」

桃時「……そうね。アタシは銃を使うつもりはないわ。だから……」


桃時は、銃を天井に放り上げた。男は銃を見上げる。その隙をついて、男の側頭部に蹴りを入れると、男は気絶した。


桃時「はぁ……イライラしたぁ〜〜!!アタシのナイトルーティーンを邪魔した罪は重いわよ?」


桃時は男をため息しながらみつめるのだった。


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瑠璃人「……マジでお前男倒したの?」

兎白「桃時怪我とかしてないか?」

橙「桃時さんすごいじゃないですか!!」


理事長室で、桃時は昨日の夜、雫に連絡して回収された男の話をしていた。


桃時「だから言ったでしょ?大丈夫だって。それから怪我なんてないわよ」

雨花「桃時ちゃん、頑張ってたもんね?護身術」

橙「え!?お一人で特訓を?」

桃時「そうよ。いっつもあんたたちに付き合ってもらうのはダメだと想うし」

雨花「そんなこと気にしなくて良いのに〜」

桃時「ていうか、何であんたはアタシが護身術してたこと知ってんのよ」

雨花「腕に湿布がしてあったからもしかしたらな〜って」

桃時「……はぁ……あんたには嘘は吐くことはできないわね」

雫「しかし、良くやってくれた。桃時。桃時が倒した男から話を聴き出すことができて、通常より早く買主も捕まり、オークションも完全閉鎖することが出来た。本当にありがとう」

雨花「桃時ちゃんの頑張った証だね!おめでとう!でも無理は禁物だよ?」

橙「おめでとうございます!そしてありがとうございます!」

兎白「でも、なるべく俺を頼ってくれ」

瑠璃人「すげぇじゃん。おめでとう」

桃時「ど、どうも////」


こうして、買主も捕まり、オークションも閉鎖できた桃時は沢山褒めちぎられ照れくさく笑ったのだった。

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