シオン
金スマ ※右左表現(受け攻め)なし
全てkn視点
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二人が幼稚園児の頃の話。
…
彼との出会いは、
俺が話しかけたから始まった。
昔の頃なので詳しくは覚えていないけど、彼は絵本がとても好きだったのは鮮明に覚えている。
俺とは正反対だった。
俺は絵本より外で遊ぶ方が好きだったから
彼を疑問に思って話しかけた。
kn「ねえ、えほんっておもしろい?」
sm「…うん」
kn「そっか」
冷たく返されたのも覚えている。
そこから彼とはよく話すようになった。
というか、俺が一方的によく話しかけた。
彼を無理やり外に招いて、一緒に遊具で遊んだり、
降園後、近所の公園で遊んだり。
その頃の会話はつまらないものだったけど、
俺らの今後の人生に強く関わっていた。
…
元はといえば、俺から誘ったのに
話すことがなくて気まずかったからだった。
kn「…◯◯くんって、◯◯ちゃんのことがすきらしいよ」
sm「そうなんだ」
kn「あのふたりはおたがいすきって」
sm「どのふたり?」
kn「いつもいっしょにいるじゃん」
sm「…ああ、あのふたり……」
…
sm「きんときはすきなひといるの?」
kn「…すまいる!」
sm「…ぼくもだよ、ぼくもきんときのことすき」
kn「そうなの! うれしい!」
sm「しょうらいけっこんしようね」
kn「ぼくもいおうとおもった!」
sm「えへ、やくそくだよ」
kn「うん、ぜったいね」
あまり心を開かない彼が自分のことを好きって言ってくれて、とても嬉しかった。
初恋の人。
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コメント
2件
2人ともめっちゃピュアピュアで可愛くて好きです🥰🥰🥰😘😘😭🙂🥰