テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
小柳side〜
緋八マナと俺は付き合っているのだが西と東でお互い活動していて中々時間が取れず会える回数は普通のカップルより少ない。
だから毎日少しの時間でいいから通話をして、寂しさを埋めている。
緋八「あ、せやロウ?」
小柳「おーどした?」
いつも通りの配信合間の通話中だった
緋八「明日Oriensのメンバーで呑みに行ってええ??」
小柳「もちろん、楽しんでこいよ」
緋八「へへへ、ありがとぉー。遅くなるかもやから、その日は通話は無理かもしれん!もちろん、帰ったら連絡はいれるで!!」
小柳「ふっ笑、別にそんな俺に気いつかわなくていいって。Oriensは信頼してるし。」
それにマナは人間性がしっかりしていて、心配する事が正直ない
緋八「たしかに笑 じゃあ行かせてもらうな! 」
小柳「おーー。」
次の日。
LINEでの会話
緋八(いってくるわ!)
小柳(おん、あんま飲みすぎんなよ)
緋八(もっちのろん!)
ーーーーーーーーーーーー
小柳「ふーーーーっ。おわったぁ」
マナが飲みに行った後、おれはいつも通り配信をしていた。
チラッ
小柳「……まだ連絡はねぇな。」
配信も終わり、もう日付を回ってるのだがマナからの連絡はない。
小柳(ま、酒飲んでるし連絡忘れてんのかもな)
なんて不安を片付けて少し作業を進めていると
〜🎶〜🎶〜🎶(着信音)
小柳「?はい?」
赤城「お、しもしも?ロウきゅん〜?」
小柳「ロウきゅんやめろ。……どした?お前が電話かけてくんの珍しいじゃん」
少しマナかと思って期待してしまった
赤城「んー、皆で飲んでたんだけどテツとマナが酔っちゃってさぁ、テツは宇佐美が家送ってくれてんだけど、マナがちょっと」
マナとの関係は隠しては無いが特に言っても無いから誰も知ってる事はない
なのに何で俺に???
少し疑問があるがマナが気になるのでツッコまないでおく。
赤城「僕がマナの家まで送るって一応言ったんだけど、マナがロウきゅんじゃないと動かないって!」
小柳「……は?」
思ってもない言葉で戸惑う。
赤城「だーかーら!ロウきゅんに家送ってほしいんだって! ロウきゅんにいっぱいよしよしして欲しいとか叫んでたよ?」
小柳「っな///」
赤城「んー、マナ最近疲れてたし、甘えたかったんじゃない?我慢してたけどお酒で全部溢れちゃったみたい。だから早く迎えに来てよね!」
ぶちっ。ツーツー。
小柳「…いくか」
緋八side〜
赤城「んっ、ロウきゅん来るって!」
緋八「んぇ?無理やって、あいつ忙しいし…、距離も遠いしぃ」
赤城「えー?そうかなぁ、必死な顔してこっち向かってると思うなぁ〜?笑」
本当にそうだったらええのに、なんて回らない頭で思う。
恋人に甘えるキャラじゃないし、普段はそんな事思わへんのに想像より酔ってしもうて全部外に出てもうてる。
赤城「…マナ。こんな時こそ甘えちゃうチャンスじゃない??」
緋八「…?」
赤城「いつもOriensだとまとめてくれて助かってるけど、恋人には素直に甘えちゃっていいんじゃない?」
緋八「…そう、やな。たしかに」
もう少しだけ素直に甘えてもええかな。
小柳「わりぃ、ッ遅くなった」
!?
緋八「え、、ロウ!?ほんまに来たん?」
小柳「はぁ?お前が俺じゃないとダメって言ったんだろ」
緋八「それ、はそうやけど」
そんな息切らして来てくれるなんて思わへんて
赤城「よしっ、じゃ、僕まだ飲み足りないからお先にバイバイ〜」
小柳「ありがとな、帰り気をつけて」
赤城「はーい🎶」
小柳「……俺らも帰るか」
緋八「うんっ」
二人で並んで歩く。
酔いと、甘え方を考えてたら足元がおぼつかなくなる。
小柳「っおい、大丈夫か?珍しいな、そこまで酔うなんて。」
緋八「……おんぶ」
小柳「ん?」
緋八「しんどいからおんぶして!」
はっっっず!
顔めっちゃ熱いんやけど!!
小柳「ふっ、顔真っ赤になってるけど。笑
ん、ほら来いよ」
緋八「ん、、ありがとっ///」
ロウにおんぶしてもらったらいつもはよく見えないうなじが目の前にある。
なんか、食べたい
パクっ
小柳「っ!?///お前、そんなとこ噛むなっ」
緋八「へへっ、反応かわええなぁ」
小柳「へーー、いいんだな?お前のせいだから」
緋八「…へ?」
バンッー
今まで普通に歩いてたのに、急に屋根の上に登った。
小柳「ちゃんと捕まってろよ」
緋八「え、待ってロッッ」
ビュンーーー)
あ、これあかん、何か変なスイッチ入れてもうたーーーー!!!!!!
続く
コメント
1件