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こんな話を作れるなんてぇ!凄すぎ!
漫画作れる。ぐらい好みなんです♪ 元からこうゆうお話好きなので嬉しい😊
早く見れた!もう本出版出来ると思う。
このストーリーはクロ月オンリーになります
過激なシーンあるかないかわかんないです!
お話長くなるかならないかぁわからなぁい!!
マジでバレーとなんの関係もない創作の世界観です!なんか知らんが黒尾さんの性格ヤバめ
多分長い
それじゃ、どうぞ!
ここは世界で最も有名な国
この国の王様は黒尾鉄朗、、、
僕の、、、
ご主人様である
ある日の明け方、僕は黒尾さんを起こしに行くことから始まる、なぜかわからないが黒尾さんは僕のことが嫌いらしくいつも僕につっかかる、生意気だの仕事が遅いだのこれでも僕は優秀な執事でこうして嫌われながらも黒尾さんの面倒を見るまでの地位までのぼりつめた
黒尾さんのいる部屋は城の1番奥、王様が住んでいるとは思えないこぢんまりした部屋でいつも過ごしている
僕は1番奥の部屋の扉を3回ほどノックし、ガチャ、と扉を開ける
そこにはいつも通り、ベットに仰向けで枕を二つ耳元に押し付けている
これであのトサカが出来上がっているってわけだ
「黒尾様、そろそろ起きてください」
一声かけるとモゾモゾと動くそこからギロリと鋭い目、本当に僕を妬んだいるんだと感じ取れる
「うるっせぇ、、、」
そう口にした瞬間僕の方に枕が投げられる、こんなのはもう慣れっこで枕をキャッチし、これでも国の王なので投げ返すことはせずそっとベットに戻す
するとベットからのそりと出てくる黒い頭にやっと起きたか、と思うとすぐさま
「顔を洗ってきてください、この後有名財閥様との面談があります」
手短に今日のすることを伝える、この覚ました態度が嫌いなのかよりいっそう僕のことを睨む
「んなことわかってんだよ、てかさ、俺起こす時はメイドにかお前以外の執事に頼まなかったか?」
怒りの密かにこもったその声色と嫌そうな態度、あまりここにばかりいてはもっと機嫌を損ねてしまうと思い、すぐさまこの場を立ち去ろうとする
部屋を立ち去ろうとした時、背後から冷たいものを感じた
パシャ
水がかかる音、後ろの首から流れてくるのは水、なんとなく想像がついた、水をかけられた
「ほーら、ちゃんと洗ったぞ、お前の生意気な態度もなw」
これがこの国の王かいや、本当はもっと優しい人なんだろう
「すみません、服が濡れてしまったので、財閥様の面談に少々遅れるかもしれないです」
「テメェなんかくんじゃねぇよ、財閥様に迷惑だ」
「、、、決まりですので、、、」
「チッ」
、、、僕が黒尾さんに嫌われているわけは、、、
黒尾さんの婚約者相手だった人が、新入りの執事になった僕に一目惚れした
それからの彼女の猛アタック、彼女は黒尾さんが見ていないうちに、僕に近寄り、口説こうとした
「ねぇ〜、あなた私と付き合う気はなぁい?」
のろけたような発音と声色は気に食わない、もっと普通に喋ってほしい、そもそもこんなことしてるってバレたらこの人も僕もまずいとおもい、一つ釘を刺そうと
「あなたが本当に愛しているのは黒尾様でしょう、こんな下僕に構ってはダメです」
本当のことを言い、僕の地位はたいそうなものではなく、あなたとは釣り合わないと言う遠目の否定
それを言い、僕はその場を去った
だが、彼女は納得いかず僕の寝室に潜り込んだ
「待っていましたわ!」
夜中だと言うのに威勢のいい声
内心僕はギョッとしたこの人ここまでするのか、と
すると僕の体を触りまくり、身分が上の方なので突き飛ばすこともできず、傷つけることもできない、、、
僕はそっけない態度をとった、いい反応を見せてくれるかと思ったら大間違い、と言うことを見せつけてやらなければならない、飽きるのを待とうかとジッとしていたら、意外と物分かりのいい子、だとかなんだとかで、そのまま上着を一枚、二枚、どんどん脱がされていった
僕はマネキンじゃないし、人形でもない、どんどん脱がされていく自分の姿を想像し、恥ずかしくゾッとした
そこから僕は拒否し続けた
それでも彼女はグイグイくる
そこに
黒尾さんが訪れた
部屋に彼女がいないことを確認し、探しにきたそうだ、そこに髪をほつれさせ、薄着の婚約者と、脱いだ上着を持った薄着の赤面している僕
どちらが悪いかは明白
彼女はそこから婚約破棄、今はどうしているかわからないが、彼女を奪われた、と言う憎しみから僕にこれだけ当たっている
お見合いの話もかなりきているが、前みたいなことがあったらたまったもんじゃない、そう言うので、もう婚約者は取らないようにしている
これがおそらく妬まれている原因
僕はすぐに着替え面談に参加した
そこには朝とは比べ物にならない、しっかりとした黒尾さんの姿
そして面談が始まった
ある程度の計画や決め事が終わり、雑談に入った、僕はかなり長くなる雑談だと覚悟し、紅茶と菓子を用意し、財閥様の前に差し出した
財閥様はとてもふくよかな方だった
「ほぉー、綺麗な執事だなぁ」
不倫や浮気で裏では結構有名な人でなんとなく聞いたことある名前と財閥名
「お褒めに預かり光栄です」
一応丁寧に返す、男にこんなこと言われたって嬉しくない、いや女に言われても嬉しくはないがこの人、なかなかにスキンシップが多い、、、
綺麗な手だのなんだの言って、僕は頭や太もも、肩、触られ放題である
気持ち悪い、そんなことを考えながらなんとか耐えているすると、
「でしょう、気に入りましたか?でしたらお宅に差し上げてもよろしいですよ」
人を物みたいに、、、!実際、僕は命令通りに動くからくり人形のような物だけれど、、、
愛想笑いしつつ、どうやってこの空気から抜け出すか、どう耐え抜くか考えていた
「そうそう、こいつ体も綺麗なんですよ」
あまりの意外な言葉に僕は目を丸くした、体、、、?黒尾さんの前で脱いだ覚えはない、、、
黒尾さんの方を見やると、彼女を魅了したあの体を見せてやれよ、と言わんばかりな顔をしていたつづけて
「蛍、脱いでみな」
心臓がドキッと高鳴った、僕がこの人たちにどうして、、、体を見せなければならないのか
上の者の命令は絶対、なにがなんであろうと、、、
僕はゆっくりボタンを外す、これから何をされるかわからない恐怖と、拒絶が重なり手が震えている
上半身半分だけを脱いで見せた
「い、いかがでしょうか、、、」
僕は背後だけしか見せていない、前は向けたくない、多分僕の顔は青ざめている、こんな顔を見せてはいけない
後ろから視線が痛いほど刺さる
お願い、早く終わって、、、
すると、財閥様の執事から時間だと言う話し声が聞こえてきた、僕は素早く元の姿に戻し、財閥様をお見送りした
そして今日のことをまとめるため一度黒尾さんと少々話す時間があるため雑談室に行き、今日のことを黒尾さんとまとめる、この時間が最高に苦痛
そして部屋に入った瞬間
「ヒョロっちぃ体だな」
脱げと言ったのはそっちで脱いだら脱いだで悪口を言われる、、、なんなのこれもう
そしてある程度、まとめ終わり、僕は外に出た
僕のある趣味、と言うか普段のストレス発散としてしていることがある
この国には治安の悪い場所がありそこにいる人たちはみんな酒癖と、女癖が悪い
そんな人たちを釣って騙す遊び
薄着で布面積の少ない女性のような衣装を着て男性を誘き寄せ建物と建物の間に隠れて女性と思わせてネタバラシ
僕はたまにこの遊びをする
昼間のはかなり恥ずかしいし、怖かったが、騙す、と言う感覚はとても楽しい、相手の怒った顔絶望した顔、殴りかかってくる奴もいるけど、僕は僕で執事やってるから大抵なんとかなる
今日は何人くらい釣れるかな、そう思いながらさっそく足音が聞こえた
ちらりと姿を見せ、建物の間に隠れる
案の定走ってくる音がした
そして表を向きネタバラシ、、、
僕はその時びっくりした、そこにいたのは、黒尾さんだった
どうしてこんなところに!?
「うわ、お前男だったのか、」
とりあえず、早く帰ってもらわなければ、、、
「ふふ、騙して申し訳ないです、王様、少々ここで遊びをしておりまして、、、」
少し声を変えつつ謝罪ともう帰られた方がよろしいのでは?という雰囲気をただよわせた
「綺麗だな!」
意外すぎた、、、
昼間あんなヒョロッちぃだの言ってた人が僕の体を見て綺麗だって、、、?
僕は常に顔がバレないように変装するマスクをつけている、と言っても口元をヒラヒラした布で隠しているのとメガネを外しているだけだが、、、
するとそこから婚約者と僕の話をし始め、男ならあいつも邪魔しないだろうと言うことで僕に嫁に来てほしい、などと言い始めた
何度も否定したが、身分の低い男でこんな遊びしているとなると黒尾さんの話がいい話としか捉えられず、否定し続けるのも怪しまれると思い、ついにOKしてしまった
そこから僕の黒尾さん騙し生活が始まった
そしてついに城に来てほしいとまで言い始めた
そこで僕はふと思った僕がもし初めからこんな出会いを果たしていれば、幸せだったのではないか?
僕は特に結婚願望とかもなかったし、そう思って僕は思い切って、黒尾さんに執事退職届けを出した
「、、、へー、お前退職すんの」
「はい、もうそろそろ潮時かと」
「ふーん、まぁいいんじゃね?、うるさいのがいなくなって嬉しいぜ!」
「さようですか、では」
「んー、、、」
そこから僕は3ヶ月ほど黒尾さんとお付き合いを続けていた
蛍が退職していった、もうそろそろ潮時、実際超うるさいかったし、いなくなってよかったって、思ってた、、、
「黒尾様、起きてくださいませ」
いつもの、、、蛍の起こし、、、うるせぇなぁ、、、
「うるせぇ、、、」
いつも通り枕を投げる、蛍なら取れるだろ
「きゃっ」
は、、、?女の声、、、?
俺は跳ね起きた、蛍じゃない、女の声
「く、黒尾様、、、?」
俺を見る目が、、、軽蔑の目、、、
蛍ならしない、こんな目、、、!こっちを見るなそんな目で!
「す、すまん、俺寝起き悪くて、、、」
言い訳が思いつかない、、、
メイドはそのまま出ていった、いつも通りの日常、、、
「あれ、あの資料は?」
いつもなら机の上にある資料がないことに気づいた、俺はとっさに隣らにいる執事に資料のことを聞いた、するとそれはまだ製作中とのこと、いつもならあるのに、、、
蛍の有能さに打ちのめされる、いつも用意されているお客様用の紅茶と菓子は出てこず、メイドと執事が隣に立っているだけ、、、
俺はなんと言う失態を、、、
久しぶり、、、いや、初めて蛍の部屋に入った
蛍の匂い、顔、姿、全て頭に浮かんだ、俺がどんな乱暴しても生意気な笑顔で許してくれる蛍はもういない、
そう、、、
いない、、、
俺はあの人と会った、男を騙していた男の人なんとなく、、、本当なんとなく、、、
「?、どうしましたか?黒尾さん」
頭を少し横に傾ける、愛おしい仕草、だが俺はこの人の名前も顔もよく知らない、だけど、初めて会った気がしない
すっと、俺はその人の顔を半分以上隠している布を取り、蛍の部屋に置き去りにしてあったメガネをその人にかけた
やっぱり瓜二つ
「蛍、、、!」
俺は蛍に抱きついた、懐かしく思えた、久しぶりにかぐ匂い、喋り方、全てが蘇り、、、
愛おしい
「く、黒尾さん!?」
今、絶対に蛍っていった、マスクはどこかいって、メガネも何故か黒尾さんが持っていて、常に持ち歩いていたのかと少し嬉しくなった
そして感じる熱、水の温もり、それは涙すぐにわかったあの時かけられた冷水じゃない
肩から伝わるじんわりと手の感覚強く、抱きしめられている
「蛍、今までありがとう、、、ごめん、、、」
「慣れっこですw」
泣いているとわかる、声が震えている僕はそっと黒尾さんの頭と背中に手を回した、
いつのまにか2人とも落ちていて、大切なものを失った黒尾さんは好きだと気づいた、僕は実のところ、出会った時からあの胡散臭い笑顔と、僕が彼女に襲われていた瞬間に見せた一瞬の赤面した顔、、、
実はもう落ちていた、、、