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皆さんは、「最強」にどのような「理想」を浮かべるだろうか。
筋骨隆々、?容姿端麗、?才色兼備、?
しかし、我らの「最強」は違う。
中性的な顔立ち、もやしの様に細い身体、荒い言葉遣い。鋭い目つき、
その最強は……………………現在、「色気」そのものに成っていた。
「ひゥ…ッ?!く、そがァあッ……」
皆さん前回を読んでいれば分かると思うが、一方通行は現在、束縛&媚薬によって色々と大変なことになっている。
誰がやったのかとかそういうのは置いておいて、()
一方通行でさえも今の状況にはかなりの危機感を感じていた。
「(なンとかァ、…電話ッ、だけでも……)」
必死に腰を揺らすことによって、なんとかポケットのスマホを取り出す事を試みたようだ。
…文章では表しにくいが、何度も言うように彼の今の状況は色々と大変なのだ。
…数分揺らしていると、何とかスマホは落ちたようだ。
「(よし……誰に電話を掛けるかだがァ……)」
選択肢は幾つかある。
1,大人しく黄泉川に掛ける。
2,番外個体に降参する。
3,上条当麻に助けてもらう。
「(……チッ、2は絶対にダメだ…)」
幾らなんでも番外個体にこんな風にされて降参するなんてのは第一位として、いや、人間として色々不味いだろう。
そして、黄泉川に掛けるのも色々とマズい。
何故か?彼女は保護者であり、こんな状態を見せれば番外個体と一緒に怒られるだろう。
怒られない可能性などない、彼女の説教は意外と怖いのだ。
………ならば、我らがヒーロー、上条当麻に助けてもらうしかない。
ガシャッバタンッ!!
「貴方は一方通行のお友達だってミサカはミサカは(ry」
「打ち止め!!一方通行の部屋を教えてくれ!!」
10分ほどで直ぐにそんな声が聞こえてきた。
会話の状況から察するに、恐らく番外個体は出かけているのだろう。その方が都合が良い。
「一方通行!!!」
勢いよくドアが開かれ、どんよりしていた部屋の空気が入れ替わる。一方通行自身の気分もいくらかマシになった、が……
「三、下ッ……ッ、はァ……」
「……え、あ、一方通行…?」
見ての通り、一方通行はある意味とんでもない状況である。何度でも言う。
上条だって健全な男子高校生なのだ。どれだけ主人公でも。
とりあえず家に避難させようとしても、何処を触っても一方通行が艶めかしい上ずった声を出すせいで、上条も混乱し、いったい何をすればいいのか分からない状況になっているのだ。
…………一応、避難は済んだ。
………結論から言うと、一方通行は助かっていなかった。
いや、正確に言えば「助かったが助かっていない」と言った方が正確であろう。
こんな矛盾を孕んだ説明の何処に正確さなんてものがあるのかと思うかもしれないが、現にそう説明するしかないのだ。
そもそも、一方通行は一般的に男性と捉えられることが多いが、中性的な顔立ちや、筋肉がほとんどついていないので、女性と間違われてもおかしくはない。特に、今の状況であればそっち方面に都合よく解釈する輩もいるだろう。
しかし、現在重要なのはそこではない。この場において勘違いは一切関係ない。
どれだけ一方通行が強くても、最強でも、勝てない時、状況はある。
それは「一方通行自身がそれを望み、受け入れた場合」だ。守らなければ、攻めなければ、あくまで一方通行はただの「細っこい少年」に過ぎない。
仮に、一方通行がその快楽を甘んじて受け入れたら?自分の考えも身体も誰かに委ねたら?
もちろん、普段の一方通行ならそんなのは妄想だと笑って一蹴するだろうし、その様な事は一方通行の性格上ほぼあり得ないと言っても過言では無いだろう。
つまり、一方通行が受け身に回り、快楽を欲することなどほぼ100%無いのである。これは事実だ。
…しかし、今の彼は一方通行だが、「媚薬を服用させられた」要素が入っている一方通行なのだ。
媚薬は時に服用者の性的興奮を高め、同じ姓行為そのものに強力な快楽をもたらす、一種の麻薬の様なものだ。
それを一方通行が服用したとしたならば、これまで積み上げてきた「一方通行は受け身にならない」理屈に破綻が生じる。
一方通行は、変わった。
この部分、長々と意味のない文章を書き連ね、無駄にまだるっこく、長ったらしく書いた。
簡潔に言うと、彼は上条当麻に襲われた。