🍀エピローグ🍀
講義(いや、魔導訓練?)が終わり、おにぎりを食べながら悠斗は資料を眺めていた。
「……マジで、”米”ってこんな深いテーマだったんだな」
「でしょ?食べるって、生きることだから。人間界でも、精霊界でも、ね」
「俺さ……ちょっと変わった気がする。今まで、何も知らずに、なんとなく過ごしてたけど」
「うん。変わるかどうかは自分次第。でも、ちゃんと**“考える”**って一歩を踏み出せたなら、それだけで前に進んでるよ」
私は空を見上げた。
遠く、風に乗って金色の稲が揺れるのが見えた気がした。
**(この夏は、私だけの夏じゃない。 誰かにとっての”はじまり”になるなら、それだけで意味がある)**
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次回↓
「悠斗、屋台の騒動と”米の精霊”ー―地元に眠る不思議な力」
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