「ふぅ〜!!やっと終わったにぇ!」
溜まっていた仕事が終わった。今日は金曜日だ!遅くまで起きて遅くに起きるという最高なことができる。
会社から出る瞬間、同僚に挨拶をして出る。
「ふんふふ〜ん♪」
「にゃ〜」
「ぎゃあああああ!!」
びっくりした。人がいないから鼻歌歌ってたら、ダンボールの中にすっぽり入っている猫がいた。
見た目は水色の猫だった。珍しいなと思いながら、その場を立ち去ろうとした。みこは猫を飼える自信がないからなぁ…
「みゃ〜ぅ」
「ん゛ん゛でも可愛い」
結局その後、猫を飼うことにした。名前は『すいちゃん』とつけた。しっかりご飯を食べさせ、水も飲まして、体が汚れていたため少し暖かい水で流した。嬉しかったのか寝る際みこにキスしてきた。こんなに可愛い子捨てるなんて頭がイカれている。みこはゆっくりと眠りについた…
「んぅ〜、朝ぁ…あれ8時だ。いつもより早いな、ってあれ!?」
そばにいた猫がいない。もしかしてリビングの方に一応タオルで寝る場所を作ったからそこにいるのかも。
リビングに向かって覗くと、、、
「え?」
「あっ、おはよう」
そこに立っていたのは美少女だった。髪の毛は水色でつり目、細い体に、猫耳?尻尾?頭が追いつかない。
「すいちゃん?」
「そうだよ〜すいちゃんだよ〜」
「いやいやいや…すいちゃんは猫だったはず、、、」
けど猫耳と尻尾がついているから、、、猫なのか?人間なのか?
「すいちゃんね。みこちの事好きになっちゃった。」
「にぇ!?なんでみこの名を!」
「スマホ覗いたら友達?からそう呼ばれてたから。」
スマホを勝手に覗いただと…パスワードをなぜ。って、あぁそういえば昨日スマホ取った瞬間肩の上に乗ってきたな。
パックしてたから顔認証されなくてパスワード入れたんだった。運のいいやつめ。
「人間なの?」
「ん〜、、、そうとも言えるし。そうとも言えないかな。」
「…後で色々聞くから朝ご飯食べよう。何食べれんのすいちゃんって。昨日はコンビニで買ったササミあげたけど。」
「明太子!明太子食べたい!」
明太子かぁ〜、、、ねぇな。今やってるかな近くのスーパー。
「じゃあ買ってくるからお留守番できる?」
「うん!」
元気に返事をしたすいちゃん。ちょっくら行ってきますか。
いつもより早足で歩く。昨日少ししかあげられなかったからお腹空いているはず。
スーパーに入ってすぐ明太子が売ってある場所に行った。小さいスーパーだから味は微妙かもしれないけど、喜んでくれるといいなぁ。ついでに昼ごはんのもの夜ご飯のものも買って帰った。…重いなぁ
足の速さが少しずつゆっくりなっていった。
「ただいま〜!」
「みこち〜!待ってたよ!ご飯ご飯!」
「はいはい。待ってて」
急いで朝ごはんを作った。自分もまだ食べてなかったからお腹ぺこぺこだ…
「「いっただっきま〜す!!」」
すいちゃんはもりもり食べた。可愛い顔でこちらを見てくるから少しドキッとしてしまった。
その後ご飯をたくさん食べたからなのか、眠りについた。…可愛い。写真撮っとこ。
寝てる間にみこも仕事が早く終わるように来週の分のやっときますか!
仕事して疲れて仕事して疲れてを今まで繰り返していたが休憩の時、すいちゃんの寝顔を見ると自然と元気が湧いてくる。
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夜になった。ん〜!疲れた…ご飯食べたけど、すいちゃんお風呂一人で入れるかな?
「すいちゃん」
「にゃーに?」
「お風呂一人で入れる?」
「やだ!みこちと入る!」
んー…。困るなぁ、、、みこよりも少し高い身長だし、成人っぽい見た目だし成人女性二人で入れるスペースあったかな。
まぁ入ってみるか…
「ねぇ…」
「どうしたのすいちゃん?」
「なんで服着たまんまなの?」
「だって後でみこは入るし。すいちゃんを洗うためにいるから」
「なんで〜一緒に入ろうよ〜」
「えぇ…裸になるの恥ずかしいもん、、、」
結局すいちゃんには我慢してもらった。お風呂から出たらすいちゃんがベットの上にいた。
「すいちゃ〜ん寝よっか」
「ねぇみこち」
「ん〜?」
「私さ、送り狼こと送り猫なんだよね。」
「へ?」
「猫だと小さくて可愛かったでしょ?気を向かせるためにしたんだよね。」
「……猫の時じゃなくても、今も可愛いよ?」
「っ…!そんなこと言うなんて、、、襲うよ?」
「いいよ…すいちゃんなら。」
「はは、そっか。じゃあいただきます」
すいちゃんはそう言い、みこの体に手を添えた。
コメント
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リクエスト答えてくれてありがとう!! 🌸と☄️猫可愛い、笑