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みこめっと4周年の日超えたけど書いちゃった☆どうぞ楽しんで↓






貴方になれたなら良かったのに。

かっこいいし、可愛いし、優しいし、仕事できるし、コミュ力高いし、歌上手いし、ゲーム上手いし…

ああ、”貴方になりたい”




けど、みこは振られた。みこめっと4周年の日、配信終わったので一緒にすいちゃんとご飯へ行ったんだ。

「今日こそは告白するんだ!」って、自分に何回も何回も言い聞かせていた。

それがやっと言えたが、貴方から返ってきた言葉は「ぁあ〜、、いや。ビジネスで良くね?」

そう言われた。今までの緊張感はなんだったのか。確かに付き合った後、どうみんなに報告するのかしないのか。

ちゃんと考えていなかった。考える前の話ですいちゃんは、みこのこと好きじゃなかったのかも知れない…

どうせ神様は見てくれない。こんな一言いわれるだけで全身が崩れたような感じがした。

その時みこはどのような顔をしていたのだろうか?みこはその後の記憶は無くなっており、気付いたら家の中に入っていた。

シャワーで冷水を浴びていた。身体が寒さを感じない。感じたのは胸の痛みと、ほっぺに伝った涙の生温かさだけだった……





















貴方になれたなら良かったのに。

可愛いし、声も可愛いし、努力家だし、優しい、みんなに愛されるし、配信者向いてるし、周りのことをよく知ってるし…

ああ”貴方になりたい”







両方いいところあるし、両方尊敬してる。

貴方になりたいのではなく、”貴方の隣にいたい”のかも知れない…

みこめっと4周年あっという間だった。みこちと五目並べして負けた時はびっくりしたw

けど私も、最後でヨット出したもん。ちゃんと配信者だってみんなに伝わっだろう…

最初の頃はあまり配信で関わりがなかったが、仕事ではよく会っていた。本当のビジネスみたいだったなぁw

昔の自分を見ているとみこちに「ちゅっちゅ〜♡」みたいなこと言っていた、、、まあ、今もしたいかも知れない。

昔は距離が近いようで遠かった。だからこそ、ああいうことができたのかも知れない、、、


「……なんか、ノリでもそう言うこと言えなくなったな…」


今は距離も近い。もう遠くない存在なのに手を握れないだけ…

とるのが怖かったんだ…自分でいいのかって。みこちに告白されたんだ。

自分がなんて言ったかなんて覚えていない。

覚えているのはみこちの苦し紛れの笑顔と、みこちが泣いてる心の中だった……

ああ、自分は断ったんだなって。最低なことをしたんだなって。今後悔してももう遅い。

私はその手を握れなかったヘタレだ。自分も付き合いたいなんて思ってたのに、何故その場になると固まってしまうのか。

勇気出して言ってくれたんだろうなぁ…


「あぁ…恋なんてしょーもないなぁ。」


私はそう思ってしまった。けど間に合うかも知れない。みこちは待っているのかも知れない。

断られてもいい。自分の言葉で伝えたいんだ。スマホから充電器を抜き、みこちに電話した。


「みこち!今すぐ近くの公園に来て!」

『んぇ?公園なんd』

「いいからすぐ来てね!待ってるから!」

「いやm」ブツッ


早く行かなければ。早く私のものにしなければ、他のやつのものになってしまうかも知れない。


「はあ…はあ…みこち!!!」


そこにはまだみこちの姿は見当たらない。私は走ってきたからそりゃそうか…

ベンチに腰掛けて待つことにした。しばらくすると、夜なのに一瞬見ただけで分かるピンク頭が見えた。


「みこちー!!」

「…何の用なの?」

「冷たいなぁ…」

「そりゃそうでしょ…」


気まづそうな顔をしているみこちの顔に手を添える。


「ンブッ!?何すんだオッ!」

「ふふ、いつものみこちだ」


私はみこちを抱きしめて、勇気を出す。


「ごめんねみこち…告白してくれてありがとう。あの時すいちゃんはひよっちゃった、、、

帰ってよく考えたら自分酷いことしたなって…」

「……」

「自分があんなことされたら、グスッもう立ち直れないし、ングッ関わりも、しないがもじれない…ポタポタ」

「…うん」

「こ、んな…私で、も付き合っでぐれまずか?グスッ」

「……確かに傷ついたよ。でもすいちゃんはヘタレだもんね。いいよ…付き合おう?付き合っていろんなとこ行って、遊んで、喋 って、時には喧嘩もするだろうけど。みこでいいなら、ずっとこの先も一緒にいてくれる?」

「う゛んッ!ウグゥ」

「もう、泣きすぎだってw」

「だっでぇ…」

「ほら手握ってあげるから一緒に帰ろう?」


貴方に手を握ってもらった。結局は自分から握れなかったなぁ…

みこちは優しいんだね。お返しにずっとずっと、この手を離さないからね。

ああ、「(貴方の隣に立てて、恋できるのって。)」


「嬉しいなぁ…」

「何言ってるのすいちゃん?w」

「ん〜、こっちの話w」


私たちの恋はずっとずっと続く。空を見ると夏の大三角形が見えたんだ。

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