実際の歴史をもとにしたお話です。
特に「アンネ・フランク」、「アンネの日記」の的な作品です
差別的な表現、あっち系(露骨な表現はないです!)、な表現があるかもしれません。苦手な方は閲覧をしないでください。※間違った表現もあるかもです
1943年6月15日 月曜日
アムステルダム。
今日は学校最後の日だった。
でも、「卒業」じゃなくて「強制的に追い出された」って言い方が正しい…のかな、
先生は傷だらけだったからみんなは何も言えなかった、多分ドイツの兵にやられたんだと思う。
私たちユダヤ人の子供は学校に来ては行けないんだって。
友達のクララは「大丈夫、すぐに戻れるよ」って言ってくれたけど嘘だってわかってる。
パパとママは新聞を読むと顔が暗くなる。
小さい音でラジオをつけてニュースを聞くけどドイツ語が分からなくて何言ってるかわかんないけど
何かが近ずいて来るのは分かる。
1943年6月22日 月曜日
アムステルダム
憂鬱な雨で外に干している洗濯物がベチョベチョになってた。少し悲しい
ママはラジオをつけてたけど私が部屋に入ると直ぐに消しちゃった、相変わらずドイツ語だったから
内容は分からなかった。でも、ママの手が震えてることはわかった。
午後、クララがパンを持ってきてくれた、クララのお家はパン屋さん、ユダヤ人には売るのは禁止って
されてるに「余ったから…」って笑って持ってきてくれる、優しい。
夜遅くまでパパは机に向かって何かを書いていた。隣には黒い軍服に軍帽が置いてある。
パパのノートはきれいな字で埋まってる。
またパパとかくれんぼ、したいなぁ。
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