まさかこんなにも早く遭遇するとは思ってもいなかった。
驚きの表情で見合うアランとデリックを、セシリアは交互に見つめる。
会話のきっかけを掴もうとして口を開くも、にこりと笑ったデリックに先を越されてしまった。
「お久しぶりです、お兄様。今日がお戻りになる日でしたね」
そう言って、おどおどするアランを温かい眼差しで見守っている。
(なるほど。これが侍女たちを虜にする笑顔か)
ひとり納得するセシリア。しかし、何かが引っ掛かる。
続けてデリックはセシリアにも丁寧な挨拶を見せてくれたのだが、妙な違和感は膨らむばかり。
(なんだろう。完璧すぎるのかしら)
次期皇帝と期待されているデリックなら所作をマスターしていてもおかしくはない。けれど、それだけではない気がする。
見え隠れする何かをうまく表現できずにモヤモヤ*******************
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