テラーノベル
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⦅カァーカァー⦆
カラスが五月蝿く鳴き村の人達を目覚めさせる
「朝か..おはようマイケルさん」
「あぁ..おはよう鈴蘭さん」
「マイケルさん..これから俺のことはさん付けしなくていいですよ」
「僕もマイケルだけで呼んでくれていいよ」
お互い和やかな会話が始まり,今日も1日が始まる
「昨日言ってた通りちゃ洞窟に行こうか」
「洞窟で何の鉱石を採掘するの?」
「鈴蘭には”パルデニウム”っていう鉱石をとってきて欲しいんだ」
「パルデニウム鉱石は対アンデットにぴったりな素材だからね」
俺はそんな話を聞き,つい感心してしまった
「それじゃあ,早く集めてきますか!」
「楽しみにしてるよ」
「はぁ..なかなか見つからないな..」
「後もう少し見つけたら充分に集まるのに…」
洞窟に潜り数時間後..もう少しで鉱石が集まりそうになった頃..マグマ貯まりを見つけた
「アッツ!..あれ,もしかして…」
ゆっくりとマグマの近くを歩くとそこには充分の”パルデニウム”鉱石があった
見つけたことの余りの嬉しさにより,高くジャンプをする
「やった!これで村に帰ってマイケルに報告しよう..」
鉱石を取り,洞窟の入り口付近に着いた頃..入り口から誰かが入ってきた
暗くて顔がわからないが,独特の服装をしている
紫と黄色の衣を身に纏い杖の様なものを持っている..腕は細く背が高い…
俺が近づくとその正体は明らかになった..体は骸骨になり,宙に浮いて居るスケルトンだった
だが,ただのスケルトンじゃないのは直ぐ分かった..そもそも,宙に浮かないからだ
【愚かな人間よ..神が救いに参りました…】
不気味な声を発しながら意味不明な言葉を発するスケルトン…
俺は咄嗟に感じてしまう..コイツはアンデット勢力の者だと..そう思った時,俺はスケルトンを睨み沈黙が始まった
…
…
…
スケルトンはゾンビの集団を召喚してきた
ゾンビは唸り声を上げながら俺を目標に襲ってくる
「し,召喚した!」
「マジかよ..武器も何も持ってきてないって」
俺はこの窮地を如何するべきが必死に考える
頭をフル回転して,考える..どんな行動が最適か..
…
…
俺は此処で行動に移る
「オラァ!」
足元にあった砂を手に持ちゾンビ達に投げつける
予想通りゾンビ達は行動が鈍くなり,俺を追いかけることはなくなった
その間に俺は洞窟から脱出して,村に走って帰るのだった
太陽は落ちかけ,段々暗くなっていくことは気づきふと感じた
“夜はアンデットが活性化しやすい”と…
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