テラーノベル
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1週間以上連載サボっててごめんなさい〜😭😭
サボってる間にもフォロワーさんが30人以上増えてて泣きそうです😿ありがとうございます🫶🏻🫰🏻
私、春から高1になるのでものすごく忙しくなってしまうのですが、これからもがんばります🥹🥹
この話は、M!LKの高校生パロ?です‼️♡
佐野と吉田→高3
塩﨑→高2
山中と曽野→高1
って感じです!!
ただただ佐野さんが柔太朗に嫉妬してるだけかもです!
エッチめなシーンとかないです!
ハグもキスもないです!
期待しないでください!
地雷さんは逃げてください~‼️
ではどーぞ!!
初夏の瑞々しい陽射しが、校庭の木々を鮮やかに照らしている。 三時間目の休み時間から、一年の教室にいる山中柔太朗は、どこか落ち着かない気持ちでいた。手元のノートをめくる指が、少しだけ落ち着きなく動く。
四時間目の終了を告げるチャイムが、校内中に鳴り響いた。 クラスメイトたちが「飯行こうぜ!」と騒ぎ出し、教室が熱気に包まれる中、柔太朗は一人、窓際の席でそっと息をつく。
「……また、来るよね。絶対」
その予感は、一分もしないうちに現実となった。 一年の教室の前の廊下が、にわかに騒がしくなる。女子生徒たちの「えっ、佐野先輩!?」「かっこいい……」「誰か迎えに来たのかな」という浮足立った声が聞こえてきたかと思うと、教室の引き戸が勢いよく開け放たれた。
「柔太朗、迎えに来たよ。……遅くなってごめんね」
そこに立っていたのは、三年の佐野勇斗だった。 白シャツの第一ボタンを外し、少し着崩した制服姿。長身で、遠目からでも一際目を引く端正なルックス。彼は周囲の好奇の視線など一蹴し、一直線に柔太朗の元へ歩み寄る。
「……勇ちゃん。わざわざ、一年の棟まで来なくていいって言ったのに」
柔太朗は顔を赤くし、周囲の視線を避けるように俯いた。
「何言ってるの。俺が迎えに来ないと、柔太朗は他のやつに連れていかれちゃうでしょ。ほら、準備して。今日は屋上で食べるから」
勇斗は当然のように、柔太朗の机の上に置かれた弁当箱を手に取ると、柔太朗の細い手首をガシッと掴んだ。
「ちょ、待って……っ。自分で持てるし、歩けるから!」
「ダメ。俺がこうしてないと、誰かに隙を見せるかもしれないし」
勇斗は強引に柔太朗を立たせると、そのまま廊下へと連れ出した。 廊下では、すでに「いつメン」の三人が待ち構えていた。
「おー、今日も拉致成功やな」
塩﨑大智が、購買で買ったパンの袋を指でくるくると回しながら、ニヤニヤと笑う。
「柔太朗、今日も勇斗くんに愛されてんなぁ! 廊下まで声聞こえてたで!」
柔太朗と同じクラスの曽野舜太が、親しげに柔太朗の肩に手を置こうとした。
その瞬間。 勇斗が柔太朗を自分の背後に引き寄せ、舜太の手を鋭い視線で制した。
「……舜太。あんまり柔太朗にベタベタ触らないでくれる? クラスが一緒だからって、許されるわけじゃないから」
「ええーっ!? クラスメイトやのに厳しいわぁ! 嫉妬心エグすぎやろ!」
舜太が両手を上げておどけると、大智も「ほんまやで、勇斗の独占欲はもはや病気やわ」と関西弁で追い打ちをかける。
「うるさいな。俺のなんだから、俺がどう扱おうと勝手だろ。……ほら、行くよ」
勇斗は五人の先頭に立ち、柔太朗の手を離さないまま、普段は立ち入り禁止の屋上へと続く階段を駆け上がった。屋上の重い鉄扉を開けると、そこには初夏の風と、抜けるような青空が広がっていた。
「……ふぅ、やっと五人になれた」
大智がフェンスの影の涼しい場所に腰を下ろす。仁人と舜太もその隣に陣取り、各々弁当やパンを広げ始めた。 勇斗は、柔太朗を自分の隣、それも密着するような距離に座らせた。
「ほら、柔太朗。今日のおかず、これ美味しいから食べて」
勇斗が箸で摘まんだのは、出汁の染みた、ふわふわの厚焼き玉子。
「……勇ちゃん、自分で食べられるって。仁人くんたちが見てるし……」
「いいから。あーん」
柔太朗は周囲の三人の視線に耐えきれず、顔を赤くして肩を縮める。 「佐野さん、本当にお熱いことで。俺ら、背景の壁か何かだと思ってます?」 仁人がサラダを突きながら冷たく言うが、勇斗はどこ吹く風だ。
「いいじゃん、仁人。柔太朗が可愛いのが悪いんだから。ほら、柔太朗、あーん」
結局、柔太朗は観念して小さく口を開けた。
「……ん。……おいしい」
「よし、いい子だね。……じゃあ次はこれ、からあげ」
そんな時だった。屋上の扉が再び開き、柔太朗と同じクラスの女子生徒が息を切らして入ってきた。
「あ、山中くん! やっと見つけた……!」
柔太朗が「えっ、あ、どうしたの?」と声を上げた瞬間、勇斗の表情がサッと冷え切った。
「山中くん、これ文化祭の実行委員の資料なんだけど……。ちょっと今すぐ確認してほしいところがあって。あっちで二人で話せるかな?」
女子生徒が柔太朗に近づこうとした、その時。
「……無理。今、俺と飯食ってるから」
勇斗が柔太朗の肩を抱き寄せ、女子生徒を真っ向から射抜いた。その目は、先ほど柔太朗に向けていた甘いものとは正反対の、氷のような冷徹さを湛えている。
「え、でも、急ぎで……」
「急ぎなら、ここで俺がいる前で言えばいい。それとも何? 柔太朗と二人きりにならないと言えないようなことなの?」
勇斗の放つ威圧感は凄まじく、女子生徒は「……っ」と言葉を詰まらせて一歩後ずさった。
「佐野先輩、でも、これは委員会の……」
「聞こえなかった? 柔太朗は今、俺と一緒にいるの。邪魔しないで。……それとも、もっと分かりやすく断ってあげようか?」
勇斗が目を細めて一歩踏み出そうとしたところで、仁人が「おい、佐野。やりすぎだ」と割って入った。
「あー、ごめんね。コイツ今、情緒不安定だから。資料、俺が預かって後で柔太朗に見せとくから、今は戻ってな」
仁人のフォローで、女子生徒は逃げるように屋上を去っていった。 扉が閉まった瞬間、柔太朗が勇斗の腕を叩いた。
「勇ちゃん! あんなに睨まなくてもいいじゃん! ああいうの、クラスで困るの俺なんだよ?」
「……柔太朗が悪い。あんな風に、他のやつに頼られるような隙を見せるから。あの子、絶対柔太朗のこと狙ってたよ。資料なんて口実に決まってる」
「そんなわけないでしょ! ただの委員会だってば!」
勇斗は柔太朗をぐいと引き寄せ、その首筋に顔を埋めた。
「……嫌だ。柔太朗の時間は一分一秒、全部俺のものなの。他の誰かに一瞬でも奪われるなんて、耐えられない」
「……勇ちゃん、重い……っ」
「知ってる。重くても、離してあげないから」
柔太朗は、勇斗の強引な抱擁に文句を言いながらも、彼の手を振り払うことはしなかった。
「……もう。お詫びに、明日の昼休みも勇ちゃんと一緒にいてあげるから。だから、もう怒らないで」
「……当たり前でしょ。明日も、明後日も、ずっと迎えに行くんだから」
勇斗の執着は、留まることを知らない。 いつメンの三人が「また始まったわ」「ごちそうさまです」と呆れ返る中、屋上の青空の下で、二人の濃密な空気だけがいつまでも続いていた。
コメント
2件
一気に読んじゃいました!最高です💓🫶🏻