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きのぴょん
ソビエト受け部屋のはずなのに普通に
日ロシです ごめんなさい
日→露 で執着する話です
でもカプ要素最後の最後にしかありません
読んでて「は?」ってなります
登場人物
イタリア 係長 米露の上司
アメリカ ロシア 同期で2人とも主任
日本 ロシアの部下
昼休み、喫煙所に行くと先客がいた
「お、ロシアじゃん。また酒飲みすぎて肝臓でひっかかるぞ」
「うるせぇな。お前は脳みそまでハンバーガーだろ」
いつものように軽口を叩き合っていると
「こんにちはー」
「おー」
「…日本かよ」
入ってきた日本にアメリカは少し嫌そうな顔をした
「先輩はもうお昼食べました?」
「さっき弁当買って食べた」
「そればっかじゃ体壊しますよー」
「じゃあお前が作ってくれんのかよ」
「うふふ、嫌でーす」
日本とロシアが楽しそうに話している間、アメリカは不機嫌そうにスマホを見ていた
「アメリカさんは…」
「…もう食った」
「へぇ、何食べたんですか?」
「マック」
「不健康極まれりですね。早死にしますよ」
喫煙所内の空気は一気に最悪な事になったが
この2人がこんなにも険悪なのにはしっかりと訳があった
その日のアメリカは、一日中上機嫌だった
「え、何ニヤニヤしてんの?気持ち悪いよ」
「やっぱりなんか変ですよね、アイツ」
上司のイタリアや同僚のロシアにもわかるほどだった
「いやー、わかっちゃいます?」
「まああからさますぎてね…」
「実は、隣の部署の〇〇ちゃんにコレを渡したいって言われて…」
そう言ってアメリカが困った表情を作りながら取り出したのは、ハートが描かれている、一目でラブレターとわかる封筒だった
「マジか…」
「そんな珍しい事あるんだね」
2人はまだ信じられないと言う顔をしていた
「今まで話したこともなかったから、一目惚れってやつかも」
「あの子、この前好きな人がいるって言ってたしなぁ」
「あ、ロシアはその子を知ってんの?」
「何度かプロジェクトを一緒に…」
「あー、そうだったのか〜。もっと早く気付いてあげられなくて申し訳なかったなぁ。
にしてもロシアじゃなくて俺を選ぶなんて、見る目あんじゃん」
ロシアの証言により話に現実味が出てきたが…
ここでこの話のオチに気付く者が現れた
「へぇ、ラブレターですか。いいなー」
「お、日本も興味あるか?」
おもむろに口を挟んできた日本は、アメリカが手にしているラブレターに目をやった
「それ、中身はもう読んだんですか?」
「ん?いや、家に帰ってゆっくりと…」
「今読んじゃいましょうよ。」
「いや、人に向けた手紙を大勢の前で読むのは…」
日本の突然の言動に驚き困惑する
「皆んなの前で読むのは良くないけど、どうしたの」
「いや〜その手紙、アメリカさん宛のものじゃないような気がして。」
「日本が嫉妬するなんて珍しいなぁ〜?」
アメリカは日本が嫉妬の為にアメリカを揶揄ったのだと思っていた
「日本が何を言いたいのかまだ理解できてないんだが」
「僕もちょっと理解できてない」
「うふふ。実は僕、知ってるんですよ。その手紙がアメリカさんではなくロシアさんに宛てられたものだって。」
「え、俺ぇ?」
ロシアはすっとんきょんな声を出して驚いている
アメリカはまだ日本の放った言葉を飲み込めていないようだ
「う、嘘だ…」
アメリカは貰ったラブレターを神に祈りながら慎重に開封した
そこに書かれてあったのは
____ずっと好きでした。お付き合いして欲しいです。
ロシアさんへ 〇〇より
「…」
「…」
「…」
「ほら、言った通りでしょう?」
そのままアメリカはぴくりとも動かなくなった
イタリアは場の雰囲気に耐えきれなくなりどこかに逃げたようだ
ロシアは自分に宛てられていたことを何度も繰り返し確認していた
「アメリカさん。その手紙を渡された時、その女性に何か言われませんでしたか?
たとえば、同期のロシアさんに渡してほしい…とか」
「…」
「直接渡したかったけど、勇気が出なかった…とか」
「……」
今思い出すと確かに言われていたかもしれないと思ったが、渡された時は浮かれすぎて全く聞いていなかったのだ
「言われてた…気がする…」
「ぷっ、こんな面白い勘違いしちゃうなんて…
アメリカさんってほんとに浮かれポンチですよね!」
しばらくは皆んながアメリカを慰めるのに必死だった
このときに日本が煽り過ぎたのが原因で、アメリカは日本に苦手意識を持っているらしい
だが日本までもアメリカに敵対心を抱いているのだが、それは一体何故なのだろうか?
例の手紙事件が起きた翌日、ロシアはずっと気になっていたことを日本に聞いた
「なんであの子が俺のことを好きだと知っていたんだ?」
「そりゃあ先輩の周りの人間関係は全て把握してますから」
「…?」
「あなたが毎日何歩歩いて、何回トイレに行ったか。何時に寝て、何時に起きたか。誰と仲が良くて、誰と仲が悪いか。何が好きで、何が嫌いか。家族はどんな人達なのか。」
「…は、えっ?」
「全部、知ってますよ」
日本は息も切らさずに言い終えた
ロシアは視界の端がチカチカするのを必死に堪えた
「…嘘だ「まあ嘘なんですけどね!」
「全部嘘です。そんなこと不可能です」
「だよなぁ……」
「それに、その人のSNSとかを見れば恋愛事情なんて意外とわかるもんなんですよ」
「そうなのか…」
「まぁアメリカさんはかわいそうでしたけどね」
「そうだな、お前も少し言い過ぎだ。ちゃんと謝っておけよ」
「はい!」
「あの女の人には悪いけど、絶対にうまくいかないよ。あの人の隣は僕の席だから。その為にはアメリカさんも潰さないと…
あ、また先輩夜更かししてる。」
コメント
1件
うわっ、ラブレターの宛名間違い、アメリカさんかわいそうすぎる(笑) でも日本の「周りの人間関係は全部把握してます」発言、あれ絶対嘘じゃないでしょ…ラストの「アメリカさんも潰さないと」で背筋が冷えた。 第2話でこれだけキャラの関係性と不穏な執着が滲むの、めちゃくちゃ好きです。続きが気になる!