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注意事項
〇本作品は、誰もが経験した事のあるであろう、日常のささやかな「あるある」を集めた作品です。
〇オリキャラ出ます。
〇カントリーヒューマンズ出ます。
〇本作品に登場するキャラクターは、皆様の日常に潜む「あるある」を表現してくれています。
〇思わず「分かる!」と声が出るような、クスッと笑えるような作品だと思って頂きたいです。
〇深夜の謎テンションで書いたので、文章が拙いです。ごめんなさい。
〇政治的・戦争賛美の意図はございません。
以上の事を御理解の上、少し面白可笑しく、共感できるような本作品を笑いながらお楽しみ下さい。
日帝は、パラオに、新品の勉強ノートを買い与えた。
始めの1ページをチラッと、日帝は覗き見た。
「ふむ。なかなかに綺麗に書いているな」
満足したように、日帝は微笑むと、パラオのノートをそっと閉じて、元の位置に戻した。
それからまた数日後、日帝はもう一度、パラオのノートを覗き見た。
「ん゙?」
驚きの余り、日帝からそんな声が漏れる。
パラオのノートは始めの1ページと比べると、色が減り、字も汚くなっている。
やはり、これは、あるあるなのだろうか。
今は、日頃の社畜生活に疲れている日本の、楽しい、楽しい、ディナータイム。
わざわざ夕食を作るのも面倒……。そう思って、日本は、スーパーて買ってきた刺身と、パックご飯を机の上に並べて、そっと手を合わせ、「いただきます」と言った。
醤油の入っている、【どちら側からでも切れます】の袋。その袋に日本はそっと手を伸ばした。
そう、いつも通り、その袋を切ろうとしただけなのだ。なのに……。
「き、切れないっ」
日本は力を込めて、場所を変えて、何度も袋を切ろうとする。
だが、この袋は丈夫らしい。一切、切れない。
日本は日頃の疲れも相まって、相当苛ついたのだろう。勢い良く机を叩いたかと思うと、もう一度、全力を込めて、醤油の袋を切ろうとした。
彼の頭には、ハサミで切るという考えは無かったのだろうか。いや、日頃の社畜生活で疲れている日本にそんな事を思考する余裕など無いのだろう。
「ハッ!」
日本のそんな掛け声と共に、醤油の袋は無事に切れた。
辺りに中身をぶちまけながら。
蘭華は、仕事帰りの夕飯の買い出し中だ。
「卵と牛乳と……。こんなもんか?」
独り言を呟きながらスーパーを徘徊して、ようやく、レジに向かっていく。
そんなレジへの通り道、蘭華の目に、マヨネーズが止まった。
「あ〜、残り少なかった気がする。買っとくか」
そんな事を言いながら、手に持っている買い物カゴに蘭華は何の疑いもなく、マヨネーズを入れた。
そのまま、蘭華は普通に会計を済まして、普通に家に着いた。
買ってきた物を冷蔵庫になおそうと、冷蔵庫のドアを開けて、卵やら、牛乳やらを入れてゆく。
最後にマヨネーズを手に取り、冷蔵庫にしまおうとしたのだ。だが、しまおうとしたその場所に、蘭華の手にあるマヨネーズと全く同じ、新品の物があった。
「……。やったな」
その場に突っ立ったまま、蘭華はその一言しか言えなかった。