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※サイドストーリー的なやつです
佐野side
俺は職員室で1人、パソコンをいじっていた
もうすぐでテストだしな
もう出来て今からプリントだ
「すみません、佐野先生っていますか」
と、ノックもせずに明晴が入ってきた
「ノックしろ」
「あ、ごめん」
と、すぐいつもの口調に戻した
今は2人だけだしな
「で、何の用だ」
「特にはないけど、今佐野くん何してんのかなって」
「めんどくさい彼女か」
「いやそういう訳では無いよ!?」
と焦っていた
「今はテスト作り終えてプリントするところ」
「へぇ、って見ちゃダメだよねごめん」
「いやお前が見た瞬間たかはしのところ連れてって記憶消してもらうだけだから」
「怖っ!?」
と少し脅しをかけ、晴明はビビっていた
そうすると、ドアの方からノックが聞こえ
そこには青黒い髪をして、晴明と容姿の似た生徒がたっていた
「失礼します、これってどこに置けばいいですか?」
「あ、雨!」
「晴!?」
と、お互い驚いていた
……ん?
ちょっと待て?
「まさか、お前も記憶あるのか……?」
「なんや、なんか悪いんか?」
「うっっっわ……」
俺はさすがに引いた
「弟追いかけて転生するとか、どんだけブラコンなんだよ……」
「いや、別に追いかけた訳やない!」
「うん、なんかたまたま一緒だっただけだから」
「本当か?」
「ほんまやわ!」
とキレられた
いや俺なんも悪くねぇんだけど
「というか、なんで晴が疫病神のクラスやねん!」
「仕方ねぇだろ、誰もやりたがらねぇんだよ」
「まだ猫又の方が良かったわ!」
「知らねぇし、しかもお前の担任じゃねぇかよ」
「2人とも落ち着いて!」
と、喧嘩になりそうなところに入りとめた
雨明は少しムスッとしていたが、手を引いた
「というか、お前も今回来たんだな」
「流石に晴1人で行かせられん」
「あれ、晴のクラスの生徒たちがどうなってるのか見たいって……」
その瞬間、雨明は晴明の後ろへ回り口を塞いだ
「晴!それは言ったらあかんって言うたやろ!」
「モゴゴ…… 」
「へぇー……」
多分、この時の俺はすごく悪い顔をしていたと思う
「そうかいそうかい」
「何やその顔やめろ!」
「佐野くん、やめてあげて」
雨が恥ずか死んじゃうから、と言われた
いやお前が言わなかったらこんなことにならなかったんだよ
「と、とにかく今回はそういう理由や」
「お前妖怪苦手なんじゃねぇの?」
「まだ怖い時もあるけど、基本は大丈夫になったんよ」
「頑張ったもんね!」
「何を?」
その瞬間、雨明は黙った
おい晴明何をした
「そ、そろそろ俺はおいとまするわ」
と、職員室を出ていこうとしたが
後ろを振り返り
「というか、学校ではドッペルって呼ぶんやないぞ」
そう言い、次こそ職員室を出ていった
「なんだアイツ」
「わかんない 」
まぁ、今言われたことは本当に気をつけなきゃな
「じゃあ、そろそろ僕も帰ろうかな」
「廊下歩いてて爆発とかするなよ?」
「ここに来てからそれは無いから大丈夫だよ……」
と、晴明が立った時
近くの資料の山に体が当たり、その資料が倒れたあと
下にあったコーヒーがパソコンの上にかかった
「「……あ」」