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『何なんだよあいつw』
『期待を全部裏切るとか、マジありえん』
『引退しろよwww』
『【お知らせ】当チーム所属のKagura選手に対する誹謗中傷について』
「………はぁ。」
俺、神楽誠はスマホの画面を見ていた。
昨日行われたE-sportsの世界大会、「Loft of Park worlds championship」の決勝。
俺の所属する「Infinity rise gaming」は4度目の優勝を狙う「This Rural burst」と対戦したのだが。
自分のプレイがあまりにも酷すぎた。
………準決勝比では。
準決勝の「Lay foot Keys」戦では俺は一人で敵全員をキルする「リバースエース」を獲得するなどでチームを3-0勝利へと導いたのだが。
決勝のTRB戦。第一回から参加しているレジェンド・Trail選手に全て破壊された。
LFK戦と同じようにキャリーすることを期待されていた俺は「アップブレイク」という技を決めたりもしたが、為すすべなく3-0で敗退。日本勢初優勝を逃した。
準優勝とはいえ日本最高記録だったのだが、準決であんな風に勝ってしまったおかげで期待値はとんでもなかったようで。
大炎上したのがこの惨状だ。
チームの運営元からは「このままだとこっちの会社の方にまで影響出るからクビね」とか現場のことを全く考えてないことを言われ、コーチのGeminiさんも止めてくれたのだが………。
「気づいたら公園のベンチ………って、笑えないだろ」
とりあえずこのまま公園に居ても何も変わらない。
ベンチから立ち上がってどこかへ行こうと…………
したその時だった。
バキっと音を立ててベンチが砕けた。
「はっ？」
そして。
バランスを崩したまま転んだ。
「痛って……」
派手に地面に体を打ちつけた。
砕けたベンチの破片が地面に刺さっている。
刺さっている………。
「………んあ？」
刺さっているベンチの破片が地面にどんどん埋まっていく。
気づけば俺の体も沈み始めていた。
「えっ…ちょ…まてって」
“誰かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！”
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