テラーノベル
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⚠️attention⚠️
・独伊
・死ネタ
・失恋
以上の要素が含まれます
・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
辛かった。逃げ出したかった。
だから言ったの。
「ねぇ、ドイツ……別れない?」
僕、知ってるんだよ。
君が僕に飽きてるの。
僕、知ってたんだよ。
君に好きな人が出来たの。
でも君は優しいからさ、
僕のこと突き放せないでしょ?
もう、解放してあげるからさ
……なんでそんな、辛そうな顔するの
「……イタリアがそう言うなら、別れようか」
あくまで僕が切り出したから、自分は仕方なくこの関係を手放しただけ。そんな感じのニュアンスだった。
あーやっぱりダメなんだ。僕が重すぎたのかな
ここから今すぐにでも離れたくて走った。この恋に負けた時点で自分が生きられなくなることはわかっていた。
別れたくないって言って欲しかったな、未練引きずって欲しかったな。
こんなこと思うの、気持ち悪いかな。
でももういいよ。
やっぱりこんな世界、
「生きてる意味なんてなかったんだから。」
走って走って、行き着いた先は海岸。波打つ音だけが鼕々と響く。
自身が発したさっきの言葉と共に、海に飛び込んだ。
なんだか妙にあったかくて、しょっぱくて、僕の涙集めたらこのくらいの海になるかもな、なんて
意外と酸素が無くなると苦しいらしい。でも、ここからもう一度上がって、空気を吸って、なんてする気力も意味もここにはなかった。
あぁ、さようなら、愛しい人
あなたのキヲクに、僕が一生残りますように。
コメント
6件
なんか…諦めてる感じなのに未練がましいのめっちゃ好き…!最後のやつが特に好きだぁぁぁあ!!
たんぺんしゅで出していいやつじゃなぁぁい、!!!!!!!😭😭 でもめっちゃスッキリしないこの終わり方たんぺんしゅらしくて好き!!!!!ありがとう!!(?)
切ない、、、切ないよぉ(訳:尊い)